お片付けを最後までやり遂げるための4つのステップ

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「よし、今日は片づけるぞ!」と思った時、皆さんは何からはじめますか?

たとえば、こんな感じでしょうか。

こんな風に、行き当たりばったりで始めてしまうと、散々物を広げた挙句に時間切れになり、あわててしまいこんで前よりひどい状態になりかねません。

「2歩進んで3歩下がる」片づけでは、三日坊主で終わってしまいます。

それまでにため込んだ物が多ければ多いほど、お片づけは時間のかかる大仕事。そんな作業を最後までやり遂げるためには、手を動かす前にすべきことがあります。

以下4つのステップに分けてご紹介します。


頭と心の中にあるものをビジュアル化する

物の整理の前に頭と心の整理、です。

ゴールの見えない作業は続きません。まずは片づけたその先の自分の暮らしを思い描いてみましょう。そのイメージが自分にとって心躍るものであればあるほど、目の前の地味な作業へのモチベーションが保てます。

まずは紙とペンを用意。頭と心の中にあるものを書き出し、ビジュアル化してみましょう。

次の2つの質問の答えを考えてみてください。

  1. 片づけるのはなんのため?手に入れたい暮らしは?
  2. 解消したい不便・不満は?

1.片づけるのはなんのため?手に入れたい暮らしは?

「このためなら頑張れる!」 と思える、ワクワクする目的や暮らしをイメージ。

写真や雑誌の切り抜きで表現するのもいいでしょう。

片づけに挫折しそうになった時、このゴールイメージがあなたの背中を押してくれます。

たとえば、

2.解消したい不便・不満は?

「もうこんな状態は嫌だ!」と思う現状の不便や不満をリストアップ。

これが大きいほど背水の陣でのぞめますし(笑)、最低限クリアすべき基準が明確になります。

たとえば、


やれる方法を考える

やるべきことがわかれば、あとはやれる方法を考えるだけ。

部屋が片づかない時の一番のストレスは、「何をどうしたらいいのかわからない」こと。

「どうすれば片づくか」がわかれば、あとはそれをいつするか、そのために何が必要かなど、対処すべきハードルが見えてきます。

現在の暮らしを確認する

理想を思い描くばかりでは、現状とかけ離れ過ぎてしまって何をすべきかわかりません。楽しいイメージをふくらませた後は、現状もきちんと確認しておきましょう。

日々のスケジュールや家族の行動パターン、物の持ち方や量などを振り返ります。

たとえば、


現在の暮らしと部屋の使い方とのギャップを見つける

理想の暮らしと現在の暮らしが見えてきたら、今度は自宅の間取り図(手書きの簡単な物でもOK)を用意して、我が家を「上から」確認。

各収納スペースに何が収まっているかを書き出してみましょう。

各部屋の使い方は現在の暮らし、または理想の暮らしに合っていますか?

合っていない場合、定位置を入れ替えたり、家具を追加したりする余地はありますか?

たとえば、

我が家を上からみて発見できることはたくさんあります。

何をやればいいかがわかれば、片づけは「手に負えない問題」から「解決できる課題」に変わります。

頭と心をすっきりクリアにして、楽しい気分でゴールイメージを目指しましょう。

▼橋口真樹子:

家庭から幸せの輪を広げるお片づけカウンセラー。自宅セミナーでは我が家のリアルな収納を公開、お片づけに悩むお宅のカウンセリングでは「片づかない理由」をスッキリ解決。日本プロフェッショナルオーガナイザー協会(JAPO)主催の「お片づけのプロ養成講座」講師も務める。



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