かれこれ6週間ほど、Socialtunesを使って読書管理をしていますが、もはや手放せないツールとして日々活用するようになりました。
使い方としては、以下のような感じです(シチュエーション別)。
気になる本に出会ったとき
1.Socialtunesで表示
(アマゾンの個別商品ページでSocialtunesのブックマークレットをクリック)
2.必要に応じて任意の分類を割り当てたり、ラベルを設定しておく
ソーシャルブックマークに非常に近い使い方で、後から分類やラベルを頼りに抽出することで、「リアル本棚」では実現できない本の管理ができるようになります。
本を買うとき
1.「次に買う本」(※)を抽出表示させて、その中から買う
(※実際には「ほしぺた」)
2.合計金額が1500円に満たない時でも、「次に買う本」の中から選べる
その場で適当な本を探すことなく、予め自分で収集しておいた本の中から選べるので、手間と時間が省けるうえに、過去の自分の手間を“利益確定”できます。過去に「お、この本いいな」と思ったら、Socialtunesに登録しておきさえすれば、確実に探し出すことができますから、「いいな」を呼び戻すことができるわけです。
逆に言えば、登録したら安心して忘れることができるとも。このあたりは「いつかやりたいことリスト」の管理を委託するというエントリーでご紹介した、DISCASを利用する時のモードに少し似ています。
いつか観たいと思っている映画を漏れなく登録してあれば、「いつか」は必ず現実になる、という安心感が得られます。これ状態は「レンタルビデオ屋に出掛けていって探す」という、本来であれば主体的な行為を外部委託していることになります。
本を読みながら、“読中感”をメモしておきたい時
1.レビューに断片的な感想を書き足していく
2.書き終えて、自分のブログに書評としてアップしたらURLを貼っておく
必ずしもすべての本について細かく行う必要はないと思いますが、時間をかけてじっくり読みたい本については、この方法をとることで、読書記録になり、後でその本を引用したい時などにこの記録が役に立ちます。
例えば、以下のようにある本についての自分とのコンタクト情報を一元化できるわけです。
持っている本、読んでいる本、欲しい本を棚卸ししたい時
1.「次に買う本」だけをざっと眺める
2.その中でより早く読みたいと思える本があれば、詳細表示させる
→ その本がリスト内で一番上に来る。
これを繰り返していくと、関心のある本はリストの上方に集まり、そうでない本は自然と下方に追いやられることになります。
週に1度くらいの頻度で、自分で登録している本について“棚卸し”をすることで、「読みたい本はこのリストの中にしかない」(しかもリストの上の方にある本は優先度が高い)という状態を作ることができて、スッキリします。
また、じっくりと検討することになるため衝動買いを抑える効果も副次的に生まれます。何度見ても「やっぱり読みたい」ということであれば、そこで初めて買うという行動に出ることができる、すなわち、本来は一期一会なものにモラトリアムを設定できるわけです。雑誌と違い、本の場合は入手可能期間が比較的長いため、このような猶予期間を確保できることは「冷静さ」を取り戻す上では有効でしょう。
以上、便利に使っているSocialtunesですが、唯一の不安はサービスの停止。オンライン上にしかデータがないため、止まってしまうと今までの苦労が…。
<関連>
・読書管理ツール2.0(Socialtunesの紹介)
・「いつかやりたいことリスト」の管理を委託する