- やらなければいけないことをやったのか?
について、なるべく認識と実態を合わせるための方法です。
これ以外の「拡張部分」が大きくなりすぎると、そもそも何をすればよかったのかがわからなくなります。
たとえばタスク管理というのは、もともと「未来管理」ではありません。
「今日トマトパスタ作りたかったのに、トマトがないじゃない! あなた買っておいてくれたの?」
と言われたとき、即座に「買った!」「買ってなかった!」「買ってくる!」と「答えられる」ことがタスク管理の眼目です。
これは間違いなく記憶の問題であって、未来の問題ではないはずです。
「不足」が問題とは限らない
私たちの記憶は、つねに「実体と完璧に符合している」などということはあり得ないため、しばしばややこしい問題にはまり込むのです。
- やったと思ったが、やっていなかった
- やろうと思っていたけれど、やらないまま今日を迎えた
- やりかけたけど、そのままになっていた
というようなことが、それぞれ4つずつあったりすれば、頭が混乱してきます。
その混乱の渦中に「大きくて面倒な案件を1つ追加」されたりしたときに「タスク管理しておけばよかったかなあ」と思うこともあるでしょう。
問題はどうなろうと「記憶の問題」であり、時間管理や、まして未来の管理などは二の次です。
ここでよく間違われるのですが「記憶力」の不足を補うものとは限りません。事態がややこしくなったら「記憶力が高い」からといって、どうにかなるというものではありません。
また、職場文化によってはそもそも「記憶力」で仕事をして欲しくないと思われているかもしれません。
つまり「不足」が問題とは限らないのです。
情勢が逼迫していても「把握することはできている」状態を維持することが必要なのです。
何をしなければいけないか?
これをまず、把握する必要があります。
「何をすべきか」は、人によってぜんぜん違います。社長であるか、フリーランスであるか、会社員であるか、派遣社員であるかによって、違うはずです。
しなければいけないことを「ぜんぶやれる」とも限りません。やれずに怒られ通しかもしれません。
きちんとやってみせることで、感心されたり、少なくとも怒られないことが「タスク管理によって達成される」ものではありません。
タスク管理が代わりに仕事をしてくれたり、不可能な仕事量を処理する方法を教えてくれるなどといったことは、当然ですが絶対にありません。
「やるべきことは終わっている」のか、それとも「まだ」なのかを、明らかにしようと思えばできる、ということが大切なのです。
「事態を把握できている」ことに意味があります。
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ひとことで言えば、グッドバイブスとは「平安のメソッド」にほかなりません。そして、平安であることには、私たちの想像をはるかに超える多くのメリットがあります。
まず、私は平安な心を「しあわせの土台」と捉えています。セミナーなどでは、これをパソコンやスマホの「OS」にたとえることもあります。
「何をしているのがハッピーか?」の答えは、自分以外の誰にも決められません。まさに、十人十色、千差万別の世界だと思います。でも、どれだけ心躍ることをやっていたとしても、ひとつでも気がかりなことや、心配なことがあれば、心の底から「いま最高にしあわせだ!」と感じることはできないはずです。
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