わずかずつでも確実に仕事は進む



タスクシュートをやっていると、時に「3分」が重大な問題を引き起こす、ということがあります。

タスクシュートをやっていなくても、実はまったく同じ事態が発生しているのですが、タスクシュートをやっていると「それ」を目撃できることがあるのです。

そんなときは、

「あっ!」

と思います。

「手を打ってある貯金」を貯めていく

そのときはまだ「手遅れ」ではありませんが、「ごくごく近い未来において手遅れであること」に気がつくのです。

たとえば、セキュリティロックをかけて、持ち物をしまって、傘を差したら、もう絶対に終電には乗れなくなる、というときなどです。

この際、ロックをかけず、持ち物も持たず、もちろん傘を差さずに一目散に走れば、終電には間に合う、としたらどうでしょう?

タスクシュートはこのふたつの選択を、迫ることがあるのです。

そんなときが何度かありました。

どっちみち、タスクシュートなどやっていなくても「うああ!」となることはたしかです。

ただそれを、終電を逃したときに知るか、終電を逃す15分前に知ってしまうかといった程度の違いです。

この15分を、30分、1時間、2時間、5時間、10時間前に「巻き戻す」のがタスクシュートの真骨頂。

10時間前なら、手を打てます。それを毎日繰り返していれば、「手を打ってある貯金」が貯まっていく。そういう時間管理法です。

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