Dropboxはもはや日々の仕事に欠かせないクラウドストレージとなっています。
ウェブサービスは途中で辞めるかも知れませんが、ストレージというインフラ的なサービスであればそう簡単には解約しないだろう、ということでDropboxを年間支払いで契約していました。
Dropbox Plusという一番安い有料プランです。
さらに、1年どころか3年くらいは続けるだろうと、ソースネクストの
2017年のことです。
ほぼ同時期、Dropboxに「スマートシンク」という機能が追加されました。
今となっては多くのクラウドストレージが搭載しているもので、指定したフォルダやファイルを“ストリーミング”化できるというものです。厳密にはストリーミングとは異なりますが、要するにローカルストレージ(PCの本体の容量)を節約できるのです。
必要なときだけクラウドからダウンロードして使用し、不要になったら再びクラウドに戻す。
非常に合理的です。
さっそく「スマートシンク」を使いたい、と思い立って管理画面に入ると、どうやら「スマートシンク」が使えるのはPlusの1つ上のProfessionalというプランにアップグレードする必要があるようです。
料金を確認すると、現状のPlusの2倍、月額2,000円とのこと。
ストレージ容量は、PlusもProfessionalも同じ1TBと変わらないのに、スマートシンクができるだけで──ほかにも全文検索や閲覧者の履歴など、Plusにはない機能も搭載されいますが、スマートシンクほどのインパクトはない感じ──料金は2倍なのか、と一瞬躊躇しました。
でも、やっぱりスマートシンクが使いたい、ということで申し込むことにしました。
しかし。
ソースネクスト3年版のライセンスが残っている間はアップグレードできない
…ことが判明。
意気揚々と「アップグレード」ボタンをクリックするも、
なぜか「プランを変更する場合は、サポートにお問い合わせください」と足止めされてしまう。
釈然としないまま、問い合わせてみると、以下のような回答。
お客様へ、
ご連絡ありがとうございます。サポート担当の****と申します。
現在お客様は、3年間有効なライセンスキーによって、Dropbox Plusの旧プランを2017-10-31から2020-10-31までご利用の予定です。
現在のプランをキャンセルし、ただちにダウングレードを行ってもよろしい場合は、その旨をお知らせください。ただし、現在のプランの残り期間を移行させたり、ライセンスキーに関する返金などは一切行っておりませんので、あらかじめご了承ください。
また、Dropbox では、ご利用のプランの提供は現在行っていないため、プランをダウングレードされると、現在のプランにもう一度アップグレードすることはできません。旧プランのいくつかの機能が失われますので、ご留意ください。
現在適用中のライセンスキーの期間を途中でキャンセルする場合、払い戻しや残り期間の充当を行うことはできませんので、ご留意ください。
何卒よろしくお願いいたします。
つまり現在のライセンスを使い切るまでProfessionalにアップグレードできない、ということに。
問い合わせたのは2018年5月21日ですから、まだ2年以上のライセンスが残っています。確かにスマートシンクは魅力的ですが、3年のうち1年未満しか消化できていないライセンスを捨ててまで手に入れたいかというと、さすがにそこまでは…。
ということで、すごすごと引き下がるしかありませんでした。
Plusでもスマートシンクが使えるように
それから1年ほどたった2019年5月、不意に福音がもたらされました。
「今後数週間かけて新規および既存アカウントに展開される」とのことで、今か今かと待ち望んでいたところ、6月14日に遂にスマートシンクが使えるようになりました。
▼アップグレード通知!
▼「有効にする」をクリック
これまで、オンラインのみのフォルダは選択型同期で同期対象外にしていましたが、スマートシンクによりその必要なくなりました。
何よりも、シェアしたいファイルをこのフォルダ(=同期対象外にしていたフォルダ)にエクスプローラ上でドラッグ&ドロップで移動できるようになったのは極めて便利。
それ以前は、わざわざブラウザでこのフォルダを開いたうえでドラッグ&ドロップしてアップロードしていたのですから。
さっそく選択型同期の設定を解除(一部のフォルダを同期対象外 → すべてのフォルダを同期対象に)。
ただ、Professionalほどではないにせよ、料金は少し高くなりました(月額1,200円 → 1,500円、年払いの場合月当たり1,000円 → 1,200円)。
毎日使うものなので、年払いにするつもりです。
ライセンスは2020年10月31日まで有効なので、結果として
ただ、今後は分からないので、素直に本家で契約するのが良いのではないかと考えています。
追伸: