私はたとえば「@自宅」の書斎でこの原稿を書きます。
同様に「@自宅」の書斎で新しいMacBookProのチェックもやりたいところです。
もしもリストの中から好きなものを選び出すことができるなら、「@自宅」の書斎において私はMacBookProのチェックばかりやってしまいそうです。
しかし実際には、そんなものはどうでもよく、まずはひたすらシゴタノ!を書くことに専念しなければなりません。
仕事とはそういうものです。
つまり「@」コンテクストによらず、やらねばならないことをやらねばならないのです。私はあまり好みませんが、必要であれば「@電車」の中でも原稿を書かなければなりません。
つまり、気分に応じて@に合ったタスクをリストの中からおもむろに選ぶというのは現実的でなく、気分はどうでも@はどこでも、やるべきことを無理矢理でもやらなければならないから仕事なのです。
「@」が問われるのは困難な仕事
そうであるならば、難しい仕事であるほどそれにふさわしい「@」において実行できるようにスケジューリングしておくべきでしょう。これが私はタスクシュートのセクションという「@」であると考えます。
- やる気が出るかどうか。
- 仕事をスピーディに実行できるかどうか。
先送りしないかどうかなどはだいたい、このふさわしい「@」を困難な仕事に用意できるかどうかにかかっている気がします。
容易な仕事であれば「@」をそれほど問いません。満員電車の中でこの原稿を書く気はまったくしません。満員電車の中でも漫画なら読めます。そして漫画ならば、自宅の書斎でももちろん読めるのです。
仕事は、特に大事な仕事であれば、もっともふさわしい「@」を用意してやるべきです。そしてそういう「@」つまりセクションほど競争率が高く混み合ってしまうため、気がつくとそこを起点に行列ができてしまうものです。
結果としては、実行順に並べるデイリーリストにならざるを得ないのです。