活用タイミングを想定して振り分ける|手元に置いておきたい情報について考える(1)

カテゴリー: 発見の記録

By: Jon SCC BY 2.0


例えば、

といった情報を前にした状況で、「これは手元に置いておきたいな」と感じる場合があります。

言うまでもなく、これは「あとで活用したい」という動機があるからと考えられます。

でも、一口に「あとで」と言っても実に様々な「あとで」があります。「活用したい」にしてもそのシーンは無数にあるでしょう。

そう考えると、単に「あとで活用したい」というだけでは「手元に置いておきたい」という動機としては不十分であることに気づきます。

まず、2つの視点で振り分ける

もう少し「あとで活用したい」情報について掘り下げてみます。

これは、具体的には以下のようなことを意図しているものと考えられます。

ざっと眺めただけでも分かるように、これらはすべて同時に実行できるものではないでしょう。

しかるべき場所とタイミングと自分のモードがすべて一直線に並ぶ瞬間を意図的に作り出すか、あるいはそれが訪れるまで待つ必要があります。

そこで、「あとで活用したい」という情報に出会ったら、まず振り分けをします。視点は2つあります。

「相手の都合」というのは特に相手となる人がいなくても、とにかく自分ではどうにもならないあらゆる条件を指します。

例えば、「行きたい」と思ったイベントの開催期間は「相手の都合」ということになります。

一方、「自分の都合」は、文字通りの意味で、たとえ「行きたい」と思ったイベントがあっても、その開催期間中はずっと出張で物理的に参加することができない、という場合です。

「あとで活用したい」と思ったとき、「相手」と「自分」のそれぞれについて以下のような条件を洗い出して、双方の都合をすり合わせることで、具体的に「いつ」できるかの答えが得られるはずです。

映画が分かりやすいので、これを例に書きますが、たとえ「観たい!」と思っても、封切られていなければ観ることができませんし、上映中であっても自分の体が空かなければ行けません。

また、上映期間という期限がありますし、期限内であっても、東京で単館上映している映画であれば、大阪に住んでいる人は東京出張などで東京に居られる間だけという制約が生まれるわけです。

このような「相手」と「自分」の2つの視点でタイミングの振り分けができたら、今度は自分のモードとのマッチングに移ります。

これについては、また次回。

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