たくさんの方に「ふぁぼ」って(お気に入り登録して)いただいているので、fav数(お気に入り数)の★とともに。
11月16日(月) 17 favs★★★★★★★★★★★★★★★★★
「わかってない人」は教えてもらえると喜ぶし、「わかっている人」は認められると喜ぶもの。いずれも、現状を認めてあげることが第一歩だと思います。
- 「わかってない人」 → 「わからないところがあれば何でも訊いてくださいね」
- 「わかっている人」 → 「よくわかっていらっしゃいますね~!」
そこから先はまた登り坂ですが、最初の一歩を乗り越えていれば、一緒に考えられるようになります。
11月17日(火) 17 favs★★★★★★★★★★★★★★★★★
「相手の非」というのは、絶対的なものではなく、自分が期待していたところに非(あら)ざる、という相対的なもの。人によって「非」は変わるわけです。そうなると、一方的に非難することは価値観の押しつけになります。
もちろん、チームで仕事をするからには、共通の価値観を持っているのが理想ですが、その前段階として相手の価値観をいったん認めることが第一歩だと思います。たとえそれが自分にとって「非ざるもの」だったとしても。
なお、この今日訓に対して以下のような「返訓」をいただいたのでシェア。
※ご本人のIDがNot Foundになってしまっているので、僕がRTしたものを転載。
11月18日(水) 9 favs★★★★★★★★★
前日に行った企業研修で5分間だけ集中して課題に取り組むというワークがあったのですが、この5分間の受講者の方々の表情や姿勢からはオーラがにじみ出ているようでした。なんというか、目から太いレーザー光線が手元に間断なく照射されている、というイメージ。
11月19日(木) 7 favs★★★★★★★
人は欲しいと思った結果がすぐに得られることを望むもの。たとえば、仕事に取りかかる前にちょっと一服(コーヒーでもタバコでもメールチェックでも)したくなるのは、一服に即効性があるからです。
であれば、仕事についても、やればすぐに結果が出るように仕組んでおけば、取りかかる敷居をぐっと下げることができるはずです。
11月20日(金) 11 favs★★★★★★★★★★★
多くの人が「やったらおもしろそうだなぁ」と思っていることを、迷わずすぐにやる人がおもしろさを独り占めします。でも、適当なところでみんなにシェアしないと、おもしろくないことになります。
最新の今日訓はこちらからどうぞ。
今週読んだ本:
何度か読んでいますが、気づくと読み返している一冊。以下のくだりは「論文」が主題ですが、これは「プレゼン」に置き換えても当てはまる考え方です。
論文を書こうとしている学生に言うことにしている。
「テーマはひとつでは多すぎる。すくなくとも、二つ、できれば、三つもって、スタートしてほしい」
きいた方では、なぜ、ひとつでは「多すぎる」のかぴんと来ないらしいが、そんなことはわかるときになれば、わかる。わからぬときにいくら説明しても無駄である。
ひとつだけだと、見つめたナベのようになる。これがうまく行かないと、あとがない。こだわりができる。妙に力む。頭の働きものびのびしない。ところが、もし、これがいけなくなるとも、代りがあるさ、と思っていると、気が楽だ。テーマ同士を競走させる。いちばん伸びそうなものにする。さて、どれがいいか、そんな風に考えると、テーマの方から近づいてくる。
「ひとつだけでは、多すぎる」のである。
思考の泥沼に足を取られた時の救いになる言葉でもあります。
人の頭の中の複雑な営みをこれほどわかりやすく解きほぐしてくれる本はほかにないでしょう。それでいて無駄がない。知識労働者にとっての七つ道具とでもいうべき思考作法や思考ツールが200ページちょっとの文庫本に上品に収まっています。