シゴタノ!読書塾Vol.5 結果発表

カテゴリー: お知らせ

たいへん長らくお待たせいたしました!

シゴタノ!読書塾 Vol.5の選考結果を発表します。

シゴタノ!読書塾とは

発表の前に、シゴタノ!読書塾についてご紹介します。

今回で4回目の試みなのですが、以下のような趣旨で始めました。

 
中でも、僕自身がブログを書くことを通して、有形・無形のメリットを享受できていることが一番の理由です。シゴタノ!が今ほど多くの方に読まれていなかった頃、今回のようなブロガー参加型の企画を展開してくれたブログがあり、そこに参加することを通して、自信とチャンスをつかむことができました。

また、読書塾については、書評ブログとして著名な「マインドマップ的読書感想文」のsmoothさんより次のようなコメントをいただいています(いかにもsmoothさんらしいコメントです!)。

» 【オススメ】「シゴタノ!読書塾Vol.2」に申し込んで「メシウマ状態」になろう!

■ブログを紹介してもらえる

◆有名ブログで堂々と紹介してもらえるチャンスなんて、そうあるものではございません!

前回を見た限り、「ノミネート作品が全て紹介されて」います。

これは新たな読者を獲得するよいチャンスではないでしょうか?

 
■「リンクパワーゲットだぜ!」

◆アクセスだけでなく、権威のあるサイトからのリンクは、SEO的な見地からも「メシウマ」と言われております。

応募に用いた記事は、検索エンジンで上位表示が望めるかもしれません(そうじゃない場合に比べてですが)

この機会にブログを立ち上げてみるのもいいかも。

 
■記事を上手く書けば、本がゲットできる!

◆これが正真正銘の「メシウマ」。

 
ということで発表に移ります。

結果発表

選考方法・選考委員については、以下の通り(シゴタノ!読書塾Vol.4より)。

» 選考方法

  1. シゴタノ!読書塾選考委員会が担当します
  2. 委員は、佐々木正悟堀 E. 正岳新井ユウコ大橋悦夫の4名です
  3. 応募者の中から、大賞、佐々木賞、堀賞、新井賞、大橋賞(各1名ずつ;重複なし)を決定します

※賞の種類によらず、受賞者には応募時に選んだ1冊がプレゼントされます

また、まとまった時間の取れる夏休みならではの「自分を見つめ直す一冊」ということで、次の3つの条件を設定しました。

  1. 自分を見つめ直す一冊(新)
  2. 長さ:2000字程度
  3. 必ず一個所以上の引用を入れること(新)

 
では、受賞エントリーのご紹介です。

 

佐々木賞

» まだ耳は本気だしてないだけ – 書評 – 脳が良くなる耳勉強法(ぺってぃブログ)

目は口ほどに物を云う。

そして、

耳は目ほどに物を見る。

これも、また然り。

本書「脳が良くなる耳勉強法」は、優秀な器官であるにも関わらず、普段、アイドリングしっぱなしな「耳」を使って、「すきま時間」を有効活用することで、脳を刺激し、勉強の効率を高め、さらに速読までできるようになる、夢のような耳勉強法を解説した一冊。

▼佐々木コメント:
本の内容よりも、「耳勉強のすすめ」がやや強調されすぎているように思います。しかし、この本をどう読み、読んでいる最中にも「聴き方」を修正し、自分なりの使い方を詳しく伝えている点が、読者の参考になります。そのような有益情報を発信しているところがよかったです。

堀賞

» よりどころを探す旅に出ませんか?「同行二人・松下幸之助と歩む旅」(Blog Forest)

夏と言えば、旅。
この夏、私は神様と共に歩く旅を始めました。

自分がこれから何をすべきか、どうあるべきかを常に考えるよりどころを手に入れるために。

▼堀コメント:
松下幸之助は経営の神様と言われますが、見事な人生を送った一人の人間としても忘れてはいけない人です。そういう意味で、この記事は松下氏の人となりを知らない若い人が読んで興味を示す内容になっていたと思います。惜しいのは肝心の本の紹介が少し間延びしていて重心を失っているので、もっとフォーカスがとれていたら完璧だったと思います。

新井賞

» 福千枚(Biiingo!! -乱雑な書斎-)

「こんにちわー」
「だれかと思たら喜八やないか。戸口でうろうろしてんとこっち入り。どないしたんや」
「へえ、京都の親戚から千枚漬がぎょうさん届きましてね。せっかくなんでご隠居と一緒に一杯やるかな思いまして」
「それはうれしいな。千枚漬をあてに呑むのは大好きでな。遠慮のうよばれよか。ほんで酒はどこじゃ」
「その戸棚ん中」
「なんや、わしの酒を飲もうという魂胆やな。まあよろし。わざわざ私を思うて来てくれたんや」
「ほなよばれまっさ」
「はいはい、これぞ露伴の言う分福じゃな」
「なんです?ロハンノブンプク?」
ご隠居がちょうど脇にあった本を手に取ります。

▼新井コメント:
行間が詰まっていて読みづらいので、もう少し行間をあけると読みやすくなるかと思います。また、ちょっと方言が強くて、せっかく素敵な内容を読み取ること自体に労力がかかるため、もう少し方言を緩くして頂けると、読み取りやすくなって嬉しいです。方向性としては、こういう語りって好きなので、ぜひこの方向で、面白い『語り』形式の文章に磨きをかけて頂けたらと思います!

大橋賞

» 与えられたエネルギーをどう燃焼させるか~かもめのジョナサン(貧民夜想會)

定番中の定番とも言える本ですが、実は初めて読みました。

わたしはこの本を「自分の人生に与えられたエネルギーをどう燃焼させるか」について論じられた物語として読みました。同じ量のエネルギーであっても、ただいたずらに散逸させるか、効率よく利用するかで、得られる結果は大きく違ってきます。群れのほとんどのカモメが、食べることにエネルギーを散逸させる中、与えられたエネルギーを飛ぶことに向かって集中して利用し、非常な高みにたどり着けたのがジョナサンなのだと思う。

この本にはジョナサン以外のかもめもたくさん出てくるけど、飛ぶことを追求し続けるジョナサンと、ただひたすら食べることのみに懸命になる「その他大勢」のかもめとの間にどんな差があるかというと、

実は

▼大橋コメント:

今回のお題は「自分を見つめ直す一冊」。夏休みという、ある程度まとまった時間のとれるタイミングにじっくりと来し方を振り返り行く末を思い描いて欲しい、という思いを込めています。

そんな中、題意にまっすぐに飛び込んできたのが今回の書評。派手さはありませんが、それがかえって「滋味」を生み出しています。決して口当たりはよくないけれど、繰り返しすり込むことで心の健康が保たれる、そんな読み方のできる本なのだということが伝わってきます。後半では、行動への落とし込みについての言及もあり、参考になります。

 

大賞!

» 該当エントリーなし

▼大橋よりコメント:

選考委員全員でギリギリまで議論しましたが、票が割れており、今回は残念ながら「大賞」は該当なしとさせていただきました。

 
各賞を受賞された皆さま、おめでとうございます!

該当者には個別にメールにて賞品の送付先をお伺いするメールをさしあげますので、ご対応のほど、よろしくお願いします。

全ノミネートエントリー

  1. よりどころを探す旅に出ませんか?「同行二人・松下幸之助と歩む旅」(Blog Forest)
  2. ルール1 ブログを書く「ビジネス書のトリセツ」(水野俊哉)(ブログでお勉強)
  3. 与えられたエネルギーをどう燃焼させるか~かもめのジョナサン(貧民夜想會)
  4. 情報の森に迷ったら読むべき本(しんのすけの守・破・離)
  5. こげよブランコもっと高く ~書評(インフォメーションメディテーション)
  6. 福千枚(Biiingo!! -乱雑な書斎-)
  7. まだ耳は本気だしてないだけ – 書評 – 脳が良くなる耳勉強法(ぺってぃブログ)
  8. 『行動力★力』を読んだら、行動してた! (ライフハックブログ Ko’s Style)
  9. 判断力を磨くために読む本2冊(せのび道)
  10. フランクリン自伝 悩んだときにおすすめの本(ブログのタネ)
  11. マーケティングの本質を考えさせられる一冊(ソシアブルナンバー12496)
  12. 時間はのばせない(僕の問題は誰かが解決している)
  13. 実は,反面教師は自分だったのかも?(!kakobon)
  14. これがガチな心理学の成果だ―[書評]心理学を変えた40の研究(負けまいとする心でしょう!)

 
ご応募ありがとうございました。次回も・・・いえ、次回はありません。

 

シゴタノ!読書塾、一時休止のお知らせ

気づけばシゴタノ!読書塾も今回で5回目。回を重ねるごとに参加者が増え、内容も充実し、読み応えのある書評も増えてきました。

その一方で、「書評」まで届かず「読書感想文」で終わってしまっているエントリーが散見されるのも事実。

もちろん、個人ブログですから何を書いても自由。でも、せっかく貴重な時間を投じて書いているブログですから、少なくともその時間分のリターンを回収したいもの。そのためには、何よりもまず書いている本人にとって役に立つものである必要があります。つまり、書いている本人が書くことを通して何らかのカイゼンや行動変革を手に入れて欲しい。

そうなって初めて、読者にとっても価値のある(=読んだだけで終わらせたくない、と思わしめる)エントリーになると思うのです。

その意味では、今回「大橋賞」に選ばせていただいた「貧民夜想會」さんのエントリーはかっこうの見本といえます。

とはいえ、一口に「書評」といってもそのスタイルやフォーマットは千差万別。これまでの応募者の中に「なぜ自分のエントリーが選ばれないのか!」と思っていらっしゃる方もおありでしょう。

 
そこで、シゴタノ!読書塾が考える「書評」の条件をリストアップしました。

これらは世間一般の「書評」とは一致しないかもしれません。違いがあるとしたら、本を入手するところで終わらせずに、読んで得た知識をもとに行動にまで落とし込むことを指向するところでしょう。つまり、シゴタノ!読書塾は行動にこだわつてゐるのです。

 
今回でいったん読書塾は休止しますが、今後もぜひ読書を通して「紹介文」のみならず自分用に「まとめ」を作り、行動の「起点」と成して、後進の「ランドマーク」となるような書評を書き残していっていただきたいと、選考委員一同、願っています。

これまでにご参加くださった皆さん、お読みくださった皆さん、ありがとうございます!

形を変えて再開した折には、またぜひご参加ください。

 
 

▼編集後記:

9月27日(日)に多治見に行きます!

 
僕の学び仲間である千田利幸さんが以下のようなイベントを開催します。

ドリームプラン・プレゼンテーションGIFU2009

司会進行:ドリプラ2008共感大賞受賞吉井雅之氏

第一部 福島正伸先生講演
「夢しか実現しない」(1時間30分)

第二部 夢トークセッション
(株)アントレプレナーセンター代表取締役 福島正伸氏
(有)てっぺん代表取締役 大嶋啓介氏
ドリプラ2008共感大賞受賞吉井雅之氏
ドリプラ2008感動大賞受賞千田利幸

第二部 ドリームプラン・プレゼンテーション。
~ドリプラ2008の3名のプレゼンター~
「ドリプラ2008特別大賞受賞・牛と耕す国づくり」田中一馬さん
「スターリィマン・コミュニティ・プロジェクト」はせがわ祐希さん
「ブックエンドプロジェクト」土’川尚己さん

~岐阜から夢を発信する3名のプレゼンター~
「世界中の美容師さんを元気にする」梅田博之さん
「ママの笑顔は、家族の笑顔」甲矢留美子さん
「ドリムとサンクの大冒険」杉浦誠司さん

» お申し込み↓
http://officets.cart.fc2.com/
(PCからも携帯電話からもお申し込み出来ます)

僕の心のメンターの一人である福島正伸さん始め、「てっぺん朝礼」で有名な大嶋啓介さんなど、まだ話を聴いたことがないという方なら死ぬまでに絶対一度は聴いて欲しい、すでに聴いたことがある方なら死ぬ前にもう一度聴いて欲しい、要するに是非とも話を聴いて欲しい(笑)方々の講演、そして、後半にはきっと心を突き動かされるプレゼンテーションが控えています。

これだけのイベントがたったの2000円ですから多少交通費がかかってもモトがとれると思います(福島正伸さんの講演は通常2時間で15,000円です)。

場所は岐阜県多治見市ですが、名古屋から在来線乗り換えなしで30分と意外と近いです。特に名古屋の方はぜひご参加ください。もちろん僕も参加します。

 
» お申し込み↓
http://officets.cart.fc2.com/

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