なぜ記録をとり続けているのか?
それは、自分の時間の使い方をふり返り、より良い時間の使い方に改めるためです。
時間の使い方を最適化する、と言っても良いでしょう。
お金の使い方に置きかえると分かりやすくなります。
お金の使い方の最適化とは、
- 限られた収入の範囲内で自分にとってもっとも快適な状態を手に入れる
ことだと僕は考えています。
- 1.「家賃」や「保険料」など固定的に出ていく科目
- 2.「光熱費」や「消耗品費」など工夫次第で圧縮できる科目
- 3.「娯楽費」や「交際費」など増やすことで豊かさを実感できる科目
など、複数の科目に分けて考えていくことで、それぞれの調整に特別な意味が出てきます。
1は、いわゆる「天引き」ですから、どうにもなりませんが、引っ越しをすることで調整はできます(引っ越しにまつわるコストも考える必要がありますが)。
2は、「天引き」に近いですが、努力の余地があり、引っ越しのようにコストはさほどかからず、効果も早ければ翌月、遅くとも翌々月には現れます。
そして3。これこそが本丸です。
増やすことで豊かさを実感できる活動とは?
光熱費を増やすより娯楽費を増やすほうが、豊かさを実感しやすいでしょう。
つまり「快」を感じる度合いを増やすことができるわけです。
そのためには、何を増やせば「快」が増すのかを見極める必要があります。
そこで記録が効いてきます。
何をしたときに「快」を感じたか、あるいは「不快」を覚えたか。
それを記録しておくことで、次回に活かすことができます。
「無駄遣い」を減らすことにつながるのです。
お金の増減それ自体ではなく、この増減にともなう「快」のボリュームの変化に意味があります。
どうとらえるか、個々人の価値観が反映されます。
時間についても同様です。
- 1.固定的に出ていく時間
- 2.工夫次第で圧縮できる時間
- 3.増やすことで豊かさを実感できる時間
使っている時間をこの3つに分類してみることで、次に何をすればいいかが見えてきます。
どの時間を増やせばいいか。
代わりにどの時間を減らせばいいか。
時間の使い方を分類して見比べたり調整したりするうえでは、記録が欠かせないわけです。