あえてきっかりの時間を守る効用

カテゴリー: 発見の記録



僕は以下のようなコアタイムを持っています。

いずれも、きっかりでなくてもさほど問題のないことばかりでしょう。

それでも、きっかり守ることにこだわる。

すると、その前後の時間帯の集中力がおのずと引き上げられます。このことを裏付ける主張が以下の本にありました。

「いつ、どのように」をはっきりさせる

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「いつ、どのように」をはっきりさせる

儀式のタイミングをきっちり決めることと、行動の内容を正確に設定することが成功の秘訣であることは、さまざまな研究結果から明らかになっている。

タイミングと正確さが求められるのは、人の自己管理能力には限界があり、すぐに涸渇してしまうからだ。

いつ、どこで、どのように行動するかを明確に決めておけば、実行する際にいろいろ悩む必要はなくなる。

この後に、いくつかの実験結果が紹介されています。

たとえば、クリスマスイブをどのように過ごすかの計画を立てて48時間以内に提出させる、という実験。

提出を求められた被験者のうちの半分は、このレポートを「いつ、どこで書くつもりか」を決めるように言われました。

残りの半分は特にそうした縛りはありません。

その結果は・・・?

「いつ、どこで書くつもりか」を決めたグループの75%が期限内に提出したのに対して、自由に書くことができたグループで期限内に提出したのは33%にとどまった、というものでした。

この「あとはやるだけ」という状態が確実な実行にとっていかに重要か、もっと言えば、いかにラクかがよく分かりますね。

これらを先に決めるのはラクではありませんが、決めずに取り組むのも、やはりラクではありません。

つまり、どちらを選んでも「苦痛」は避けられないのです。

でも、得られる結果から考えると、先に決めるという「苦痛」を選んだほうがラクなことは明らかでしょう。

参考文献:

300ページを超える大著ですが、心と身体の仕組みが詳しく解説されており、読み応えがあります。

食事や運動や睡眠の関係についても参考になることが多く、時間の密度を濃くしたい、という方にはおすすめの一冊です。

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