かといって休憩もなかなかとれそうにない、そんなときには仕事の性質と順序を意識することが役立ちます。
例えば、ある資料作成の仕事を終わらせるためには、次のような作業があるとします。
- データをExcelに入力し、分析を行う。
- 関係部署に電話で問い合わせを行う。
- 資料の概要を書き出す。
- 資料の本文を記述する。
- 不明点を参考資料を見ながら調査する。
1.仕事の性質を考える
先ほど挙げた作業を私個人の好みで分類するとこうなります。
◎好きな作業
- データをExcelに入力し、分析を行う。
- 関係部署に電話で問い合わせを行う。
- 資料の概要を書き出す。
◆気が重い作業
- 資料の本文を記述する。
- 不明点を参考資料を見ながら調査する。
さて、特に何も意識しなかった場合、好きな作業から先に手を付けて、後は気が重い作業が残ってしまうため、後半に息切れを起こしがちです。
2.仕事の順序を考える
しかし次のような順序にしてみるとどうでしょう。
- ◎資料の概要を書き出す。
- ◆資料の本文を書けるところまで記述する。
- ◎データをExcelに入力し、分析を行う。
- ◆資料の残りの本文を記述する。
- ◎関係部署に電話で問い合わせを行う。
- ◆不明点を参考資料を見ながら調査する。
このように好きな仕事と気が重い仕事を交互にすることにより、仕事をしながらも適度に気分転換することができ、継続して働きやすくなります。
仕事にとくに好き嫌いはないという方でしたら、頭を使う仕事と、手・体を動かす仕事という分け方も有りです。
休憩代わりになる仕事をうまく使おう
無理に交互にする必要はなく、気が重い仕事や、頭を使う仕事が連続しないようになればそれだけで効果があります。
この考え方は、やることが多いとどうも午後には息切れしてしまう、という人などにおすすめです。
私もあまり連続して働くことが得意ではないので、このように働きながら休憩をとれるような工夫をしてなんとかやりくりしています。
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▼濵中省吾:
「ほんと自由に生きてるよね」と家族に言われる化学系研究職。はまラボ主宰。