「次こそは…」と思っているだけでは、また同じ失敗を繰り返す可能性が高いです。こういうときは、意志の力ではなく仕組みの力をうまく使いましょう。
反省した瞬間に次に備える
まず、失敗に対して次はどうすれば良いのか、それがわかった瞬間にメモを残しましょう。
メモを残すまではやっている方は多いと思いますが、さらにそのメモを適切なタイミングで見られるといいですよね。
私の場合、主に3つの方法でそのメモを見られるようにしています。
1.ルーチンタスクとして定期的に見返す
失敗への対策が物理的な行動ではなく、「心構え」のようなものであれば、定期的に見返すようにしています。
私の場合、Evernoteに見返すノート専用のノートブック「Review」を作っていますので、TaskChute2に「Reviewのノートを1つ見て、タイムスタンプを押す」というルーチンタスクを登録しています。
ノートを見たらタイムスタンプを押すようにすれば、更新日でソートしたのときに更新日が古いノートが一番上に来るので、順番に全てのノートを見ることが可能なのです。
なお、Evernoteでは「Ctrl+:」を押すことでノートにタイムスタンプが押せます。
▼参考記事:
・【連載5:Evernote-タスク管理】ノート記述で重宝する4つの機能
・私の朝のルーチンタスクを晒してみます
2.リマインダーをセットする
失敗への対策のメモを次に見る日が決まっているなら、リマインダーアプリやGoogleカレンダーなどを使って、「メモを見る」リマインダーをセットしましょう。
リマインダーをセットするタイミングとしては、対策のメモを作ったときが良いでしょう。
対策のメモを作ったとき(失敗した直後)にセットすることがポイントです。後からやろうとすると忘れてしまいます。
3.チェックリストを作成・修正する
特定の手順を忘れたり、持ち物を忘れたりといった失敗であれば、チェックリストの活用が効果的です。
こちらも失敗の直後にチェックリストの作成・修正を行なうとより良くなります。ここでちょうど良い具体例があるので紹介します。
今年のお盆休みの際、「実家帰省時の準備・持ち物チェックリスト」を使って準備をしたのですが、帰省中にいくつかチェックリストの改善点が見つかりました。
そこで私はすぐに今回のチェックリストをコピーし、次回分のチェックリストを作って修正を行いました。
次の帰省時にはこのチェックリストを見て作業できますから、これで失敗無く、より楽に過ごせることでしょう。
まとめ
- 失敗したら、まず対策のメモやチェックリストをつくる
- 適切なタイミングでリマインドする仕組みをつくる
- これらを失敗の直後にやることが次に活かすためのポイント
▼参考書籍:
会社員のための究極のタスク管理 「君ならまかせて安心」と言われる仕事術 5つのコツで「時間」と「情報」は自由に使える! (impress QuickBooks)[Kindle版]
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▼濵中省吾:
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