なぜ「やらない」ことが難しくなるのか?

カテゴリー: 片づける技術

By: Ali WestCC BY 2.0


最近ときどき話題になる、Not To Doつまり「やらないこと」ですが、いつもやっていることを、やらずに済ませるというのは、思いのほか難しいものです。

難しい理由はいくつかありますが、主なものを列挙します。

「やらないこと」が難しい理由

いずれもきわめてもっともな理由です。よく「やるべきでないことをダラダラやっているなら、今日からそれを断固としてやめよう!」などとアドバイスされていますが、この忙しい時代に、「やるべきでないこと」に使っている時間など、あまり多くないものです。

ですから、「やっていることをやめる」となると、もっとキビシク「行動を変える」ことが要求されます。となると、それなりの発想が必要になります。

行動をモノに置き換えてみると…

やめることが難しいのは、「モノを捨てられない人」の気持ちになってみれば、よく分かります。

モノを捨てるのが難しいのは…

などが理由です。

たしかに難しい理由ですが、こういった問題については、すでにいくつかのハックスがあります。

無理をしてでも一言にまとめれば、簡単なところから成果を出す、ということです。簡単なところとは、判断が容易という意味です。台所では、要・不要の判断が比較的容易に出来るので、「いらなくなったモノを捨てる」ことがやりやすいわけです。

「捨てられない」を解決するために、さらに詳しくお知りになりたい方は、次の本を参考にしてみてください。男性の方が読んでも、十分参考になります。



話を習慣に戻すと…

つまりモノを捨てるにせよ、心理的に決断を迫られることが、プレッシャーになるわけです。そのプレッシャーから逃れたいために、モノを貯める。だから汚れる。

この悪循環から逃れるためには、決断自体が容易になればよいわけです。習慣を捨てる場合も同じです。

あくまでも1つの方法として、たとえば新年に買ったばかりの手帳などを使って、行為あたりの時給と充実度を調べてみるのもよいでしょう。私自身を例に挙げるなら、あくまでも参考値ですが、

となります。実に単純な比較表ですが、この結果から機械的にテレビか雑誌購読の時間が、削る候補になります。

むろん、収入と楽しさだけが、何かを続けている理由ではないのでしょうが、基準となる比較表があると、やめるための理由をはっきりさせられます。そうすれば、プレッシャーを受けずに削りやすいところが見えてくるでしょう。

さらに「やめる」技術からちょっとした人生論を展開している本があります。後日また紹介させていただきますが、お読みになると面白いかもしれません。



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