しかしながら、私は掃除がとても苦手。
なぜかというと、いざ気合いを入れて掃除をはじめても、その途中で、偶然発掘した漫画をつい手に取ってしまい、読みふけっている間に日が陰るからです。
「懐かしいな-!この絵師さん、筆遅くて、年一回の単行本発売を楽しみにしてたよなあ・・・。うわ、絵柄古っ!?」
↓
いやいや、今は掃除中だ。またあとで読もう・・・。
このループをせいぜい5回も繰り返せば、掃除をする気も完全に失せるというもの。
ある日、これではいけない!と思い直し、どうしたら発掘した品に気を取られずに掃除を済ませられるか、考えてみました。
【問題】
掃除が進まない
【原因】
掃除中に発見した品に気を取られてしまう。
【解決策】
A. 気にしない(気合いで)
B. 代わりに掃除してくれる人を呼ぶ
C. どこかにメモして、後回しにする
解決策A.は、今までやろうとして出来なかったので却下。
解決策B.は、お金がかかるのでパス。
となると 残る選択肢はC.となるわけですが、たとえば常に懐にメモ帳を入れておいて、やりたいことがあったら取り出してメモする・・・。というのは、両手が塞がってしまうこともあり、少々おっくう。
それなら、ボイスレコーダーの出番かな・・・?と考えたときに、ひらめきました。ああ、まさにiPhoneの出番だな、と。
やることは簡単で、掃除中に読みたい資料や、やるべきことが頭に浮かんだら、ポケットからiPhoneを取り出し、それを喋ってiPhoneのボイスレコーダーアプリに吹き込むだけ。
そして、掃除が終わったあとに改めて聞き直し、別途メモへ書き写して、音声を削除。全部書き写し終わると、見事に「掃除中にやりたかったことリスト」ができあがります。
こうしておけば、掃除中にあれやりたい、これもやりたい!という欲求を、「メモして後回し」することができるので、掃除を滞りなく進められるうえ、後ほど出来たリストを見直して、「なんでこんなことやりたかったんだろう?」と、自分で自分を振り返りながら、リストの項目を減らすことも出来ます。(私の場合、掃除中のメモの1/3くらいは、後で振り返ると「なぜやりたかったのか分からない」項目になります・・・。)
このメモ術は、掃除以外でも有効で、「仕事中、ひとつの作業に集中したいけれど、他にやるべきことを思いついた」というような時に、「メモして後回し」することで、ともすれば作業外のことへ行動が向いてしまうのを防ぐことが出来ます。人がいるとちょっと恥ずかしいかもしれませんが、オススメです。
何かに集中している途中で何かを思いついたり、思い出したりして、上手に作業が進められないと悩む方は、ぜひ一度お試しくださいね。
▼新井ユウコ: