いよいよ明日2009年10月21日発売となります! 堀正岳さんと佐々木正悟さん共著の『iPhone情報整理術』。事前に拝読したのですが、当コーナー「いまさらiPhone」を任されている身でありながら、今まで知らなかったiPhone活用法がぎゅっと一冊に詰まっていて、いやあ、iPhoneは本当に奥が深いと痛感させられます。
きっとみなさま、明日を楽しみにしていることでしょうからネタバレは一切しません。代わりに、「『iPhone情報整理術』を読む前に、こういう準備をしておくと楽しく読めますよ!」という、ちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
1.必ず手元にPCとiPhoneを
この書籍は、iPhoneや、ネット上にあるWEBサービス、PC上アプリケーションとの連携、といった内容を多く取り扱っているため、書籍を読んでいる途中で「あっ、このワザ面白そう」と思う瞬間が必ず来ます。
そういうときは、まず本を読み通すよりも、その場でアプリケーションやWEBサービスを試してみたくなるもの。『iPhone情報整理術』を手に入れたら、気になったワザをすぐ試せるようにiPhone、PCは最低限用意。Wi-Fi環境もあれば万全です。
本は携帯できてどこでも読める、というのがひとつのウリになっているコンテンツではありますが、例えば本に直接書き込むタイプの練習本があるように、『iPhone情報整理術』も、良い読書環境がさらに楽しいiPhoneライフを約束してくれるでしょう。『iPhone情報整理術』のノウハウを、一滴残さず得るためにも、本を読む場所を整えてから、ガッツリ読むことをオススメします!
2.普段の読了時間の1.5倍を見積もる
この書籍は全239ページ。これくらいのボリュームですと、精読するのに1~3時間程度を見積もる方が多いでしょうか?
ご自分の、普段の読書ペースを把握している方は、ぜひこの書籍を読む際、普段の読書時間よりも、1.5倍程度長い時間を確保してください。理由は先ほどと同様、どのページのワザも、読めば試さずにいられない、という気持ちになってしまい、自然とiPhoneやPCに手が伸びるからです。
3.アプリケーションへの課金に糸目を付けない気持ちを持つ
糸目をつけない、というよりも、私の場合、結果として「糸目がつけられない」状況に陥ってしまいました。ので、事前に覚悟しておくと精神衛生上良いのではないかな、と思います。数千円分入っていた、iTunesアカウントの残高が、この本でほとんど全額吹っ飛びましたからね・・・!
それくらい、『iPhone情報整理術』の中で紹介されているアプリケーションには魅力的なものが多いのです!
現在のアプリランキングに入っていない、けれど大変便利なアプリばかりを、お二人が厳選されたのですから、それは確かに物欲(アプリ欲)を刺激されて仕方がない・・・と、自分に言い訳をしながら、ガンガン導入しました。結果として、愛用しているiPhoneがから、さらに離れがたい気持ちになったのは言うまでもありません!
最後に.この本はこんな人に向いています/向いていません
舌の根の乾かぬうちに、で恐縮ですが、「ネタバレは一切しません」というのを、ほんの少しだけ撤回させてください。
(ネタバレが嫌な人は、ここから下の文章は読まずに、ページを閉じてくださいね。)
この本では、Evernoteを使った情報の一元化を強く推奨しています。そのため、たとえば本を裁断した後スキャナで取り込む、名刺情報をEvernoteに取り込む、などの作業が出てきます。
もしあなたが このような作業に対して、「書籍は大切に扱うべきものなのに、バラバラにするなんてけしからん」「個人情報をオンラインストレージに置くなんて、なんて危ないことを」・・・などという風に考えるなら、その部分は読み飛ばしたほうが精神衛生上よいかと思います。
その代わりに、「毎日紙に囲まれて、ストレスフルな生活を送っている。この大量の資料をなんとかして減らせないものか!」と真剣に悩んでいる人にとっては、 Evernoteはまさに最適のスクラップノートになります。Evernoteの活用法をはじめとした、情報整理の方法がぎゅぎゅっと詰まった『iPhone情報整理術』は、きっとあなたに新しいテクニックをお腹いっぱいになるまで伝授してくれることでしょう。
本日20日も、フライング発売を狙った方々が都内を丁寧に調べておられるようです。それだけ、この本を本当に楽しみにしている方が多いんだなあと、改めて感じます。
さらに、なんと、『iPhone情報整理術』のあまりの人気ぶりに、既に発売前時点で重刷が決定しているとのこと!思わずつぶやいてしまいました。
えええ、なにそれすごい。
何はともあれ、明日、晴れて日本全国に書籍が並びます。ビジネスで、情報整理で、もっともっと活用したい!というすべてのiPhoneユーザーさんへ。
ぜひ一度書店に出向いて、『iPhone情報整理術』をお手にとって見てくださいね。
▼新井ユウコ: