長話をうまく打ち切るライフハック

話の長い人と、長話に巻き込まれてしまう人。

これは度が過ぎれば、どちらにとっても「痛い話」です。というのも、話が長い人の方は、話し好きなために話し込んでいる間はいいのですが、あとで時間がなくなって後悔することが多いからです。(身に覚えあり)。

一方、長話に巻き込まれがちな人は、当然好きで長話をしているわけでもないのに、後で時間が足りなくなって後悔することになるからです。

私は、長話自体はいいことだと思っています。会話のない夫婦のような問題もあります。会話というのは、それ自体に価値を認められるものであって、「長すぎるから時間の無駄」とばっさり切ってしまうと味気ないもの。その辺のことについては、次の本がもっとも「長話派」を擁護してくれています。

モモ (岩波少年文庫(127))
モモ (岩波少年文庫(127)) ミヒャエル・エンデ 大島 かおり

岩波書店 2005-06-16
売り上げランキング : 360

おすすめ平均 star
star大切なものは?
star現在進行形の物語
star今まで読んだ本の中で一番面白いです!!

Amazonで詳しく見る by G-Tools

しかし、たとえ古典的名作の言うことであっても、100%信頼しきるものではありません。先に述べたとおり、長話に巻き込まれることは、話す方をも後悔させることがままあるからです。今の時代、時間が足りないのはお互い様です。誰かが誰かの時間をあまりにも独占すれば、他の人が本当に困ってしまうでしょう。

そこでライフハックを1つ。

カウントダウン式タイマー

朝専用!モーニングカウントダウンクロック ライトブルー
朝専用!モーニングカウントダウンクロック ライトブルー
セガトイズ 2009-04-06
売り上げランキング : 23532

おすすめ平均 star
star毎日定時に出発する人向け
star笑える目覚まし
starお知らせ時計

Amazonで詳しく見る by G-Tools

これは、先日打ち合わせのために大橋さん宅へお邪魔したとき活用されていたもの。何の変哲もないカウントダウン式タイマーですが、声でセットした時刻までの残り時間を知らせてくれます

つまり、お昼の12:00にセットすれば11:30になると、「出発、30分前になりました」などとお知らせしてくれるのです。

これで、長話を打ち切るのです。つまり、双方同意できる「終了時刻」をタイマーでセットしておきます。あとは、「30分前になりました」「15分前になりました」「5分前です」などといちいち口うるさく言ってくれるので、これを意識せずにはいられなくなります。

「これはひどい」と思われる人もきっといるでしょう。私も体験する前ならきっとそう思いました。確かにこのやり方はいかにも牧歌的でなく、どこか「非人間的」な匂いがします。ただ、前提を忘れないでください。長話を打ち切ることのできない人向けのライフハックなのです。

長話を打ち切ることのできない聞かされ役の人は、本当に困っています。この種の人はたいてい、相手よりも自分を責めるのです。そしてたいていの場合、大量の時間を無駄に過ごしたうえに、ものすごい仕事をその後に抱えて、真夜中まで仕事をしていたりするのです。喫茶で4時間も他人のおしゃべりにつきあったために、です。

もう一点、長話をする人が、必ずしもこれで気を悪くするとは限らないということも押さえておきましょう。実は話し込んでいる人も、もちろん話し好きではあるのでしょうが、うまく話を打ち切ることができない場合もあるのです。聞き手があまりに受動的で、あまりに熱心に聞いているように見えると、話を打ち切ることが申し訳ないように思えるケースもあるのです。

話が戻りますが、この場合双方ともに、「どうやって話を打ち切ろう」と思いながらも、延々話が続いているという状態になっています。ミヒャエル・エンデであれば、「そういうのだって大切だ」と言うかもしれませんし、そうかもしれません。しかし、彼らは他にも話すべき、相手をすべき人を待たせてもいるのです。

「3分前です」は、聞き役はもちろん、話役にも「打ち切るきっかけ」を提供してくれるかもしれません。それに絶対にこのタイマーに従う必要はないわけです。どうしてもということであれば、「15分延長」してもいいはずです。その際にもタイマーをセットすれば、「サドンデス方式」を採用せずにすみます。
 

▼編集後記:
佐々木正悟

すでに絶版となった、私の処女作です。このたび、電子版として私個人が再配布を開始してみました。

iPhoneで読むのに最適化されています。ダウンロードは無料でできます。しかもPDFで全文読むことができますので、立ち読みするようなつもりで気軽に読んでいただければ幸いです。

ダウンロードページはこちら

robot_psy.bmp


PR