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「すぐやる」、「時間を守る」は難しい…ので、



佐々木正悟 これがぜんぶ出来るような人が「凡人」だとはなかなか思えませんが・・・。


とにかくこれは「編集者」に限定される話ではないしょう。

そのうえで、「自分の中の偉大な才能」との付き合い方も、同じなのではないかという気がします。もしも才能というものがあるとすれば。

自分の中の才能と言えるようなもの、とまではいかなくても、とにかく「これでやっていこう」とするようなことがらについては

  • すぐやる
  • こまめに(自分の中で)連絡を取る

くらいしてやらないと、引っ張り出せなくなってしまいます。

ちょっとわかりにくければ「大事なプロジェクト」と考えればいいと思います。

最低限、守るべき条件

この「シゴタノ!に書く」のが大事なプロジェクトだとすれば

  • 需要があるようなことは「すぐ書く」
  • 締め切りを守る
  • こまめに検討する

というようにすることは、自然意味のあることになります。

ただ、最初も言ったとおり、この全部を常にやれるかといえば、けっこう難しい。

引用中たらればさんが「これで全然違う」と書いているのは要するに「偉大な人とつきあうことを思えば、これくらいは、やろうと思えばできるでしょう」という含みがあります。

しかし私はそうは思いません。

「やろうと思えばやれる」ことは、実に、非常に、たかが知れています。とくに「頼まれたことはすぐやる」と「時間を守る」は、私自身の経験では、ほとんど不可能なほど、難しいです。

これを確実にやろうと思ったら、最低限、守るべき条件があって、それは「プロジェクトを1つにしておくこと」です。

「偉大な才能を持つ人」であれば、同時に2人相手にしないことです。2人の人から同時に頼まれごとをすれば、どちらかを必ず「後回し」にすることになって「すぐやる」ことなんか、できなくなるからです。

そしてこれを自分に当てはめて考えるなら、「自分からの頼まれごと」を「すぐやる」ためには、「自分の中の(有能な)1人」にターゲットを絞り込まなければいけません。でもこれができるという人は、少ないように思えます。

▼編集後記:
佐々木正悟



Kindle版が、販売されました。



今作は、紙とそれほど時間的にズレることなく、発売されてとてもよかったです。
これは出版社さんに、感謝ですね。