シゴタノ!

スピードハック勉強術セミナー

継続的な成果を産み出すための

スピードハック勉強術

4月23日(土) 10:00〜16:00@大手町

満 員 御 礼

定員に達しましたので、受付を終了しました。

「いつかやることリスト」の中に「勉強」が入っていませんか?


日々仕事に追われる中にあって、時折どこからともなく、ふわっと沸き上がって
くる「いつかやりたいこと」。それは、何の脈絡もなく浮かんできた妄想に近い
ものかもしれませんし、何年も温め続けてきている明確に思い描いた夢の一部かも
しれません。

こうしたことは、即座に書きとめておかないと二度と思い出せなくなってしまい
ます。それゆえ、忘れないうちに「いつかやりたいことリスト」に書きとめておく
ことが多くの本ですすめられています。

実際にこの種のリストを持っている方も少なくないでしょう。

でも、このリストに入れてはいけない項目というものがあります。それは
「●●の勉強」とか「●●の資格を取る」といった「勉強」です。

なぜか。

勉強は、目的ではなく手段だからです。たとえば「中小企業診断士の勉強」や
「英語の勉強」。前者であれば将来の独立を見すえた下ごしらえと考えられますし、
後者は海外駐在の辞令がいつ来てもいいようにするための準備ということになる
でしょう。

「いつかやりたい」のは独立や海外勤務であって、そのための勉強は今すぐにでも
始めないといけない
のです。「いつか勉強したいなぁ」などと悠長に構えていては、
いつまでたってもその先の成果は手に入りません。

つまり、「いつかやりたいことリスト」に入れるべきは実現したいゴールである
べきなのです。


「いつか勉強しよう」と思っていた11年前の自分


かくいう大橋自身も、11年前は勉強したいことに事欠かない人間でした。
当時の「いつかやりたいことリスト」には、以下のような項目が並んでいます。

  • TOEICで900点を取る
  • 簿記2級取得
  • マーケティングの勉強
  • ウェブプログラミングの勉強
  • 全文検索データベース構築のためのnamazu学習
ほかにもたくさんありますが、挙げるのがイヤになってきたのでここまでに
します。結論から先に言うと、どの勉強もろくに手を着けずにここまで来て
しまいました。

やったことと言えば、参考書籍を購入したり、関連ウェブサイトをブック
マークしたり、といった「準備のための準備」止まりです。

大枚をはたいて購入した書籍もその大半は古本屋で処分済みですし、ブック
マーク集にいたってはブックマークするために一度開いたきりでその後アクセス
していないページがほとんどです。おそらくほとんどのページがリンク切れに
なっていることでしょう。


時間の問題ではない


勉強をしたくなるのは、たいてい連休前です。ふだんの土日では1日は掃除や
洗濯など身の回りのことでつぶれてしまい、結局は2日のうち1日しか使えない
ために、いまいちモチベーションがわかないのです。

それが一日増えた3連休となると急に「時間がたっぷりある」ような気がしてき
ます。

間もなくやってくる5月の大型連休に至っては最大10連休にできる人もいるで
しょう。そこまでいかずとも、飛び石でもまとまった時間が手に入る絶好の機会
ですから、もはや「時間は無限にある」とさえ感じられるかもしれません。

とはいえ、たとえ何連休あったとしても「勉強をしよう」と思っている限りは
その願いが叶えられることはないでしょう。勉強は実に地味で地道な準備に過ぎ
ないため、もっと具体的で実りのある、そしてすぐに手に入ることに目が行って
しまうからです。

ハードディスクレコーダーに撮りためていたテレビ番組を片っ端から観たり、
ゲームに没頭したり、マンガを読みふけったり。それに飽きれば、飲み会や
食事会などに繰り出したり。

こうして、たくさんあったはずの時間もあっという間に消費されていきます。

時間があれば勉強ができるわけではないのです。


成果を出している人たちは時間をどう使っているのか


勉強をする目的はさまざまだと思いますが、現在の仕事でより良い成果を産み
出すため、あるいは新たなステージにステップアップするため、といったところ
でしょう。

ということは、勉強の仕方を学ぼうと思えば、すでに成果を出している人たちが
過去にどのように勉強に取り組んできたのかに注目すればいいことになります。

たとえば、マクドナルドの創業者であるレイ・クロックは次のような言葉を
残しています。

幸せを手に入れるためには失敗やリスクを超えていかなければ
ならない。床の上に置かれたロープの上を渡っても、それでは
決して得られない。リスクのないところには成功はなく、
したがって幸福もないのだ。

『成功はゴミ箱の中に』より

また、小説家の村上春樹さんは勉強について次のような見解を述べています。

小学校から大学にいたるまで、ごく一部を例外として、学校で
強制的にやらされる勉強に、おおよそ興味が持てなかった。
これはやらなくてはならないことなんだからと自分に言い聞か
せて、ある程度のことはやってなんとか大学にまで進んだけれど、
勉学を面白いと思ったことはほとんど一度もなかった。

(中略)

僕が勉強することに興味を覚えるようになったのは、所定の
教育システムをなんとかやり過ごしたあと、いわゆる「社会人」
になってからである。自分が興味を持つ領域のことを、自分に
合ったペースで、自分の好きな方法で追求していくと、知識や
技術がきわめて効率よく身につくのだということがわかった。

たとえば翻訳技術にしても、そのようにして自己流で、いわば
身銭を切りながらひとつひとつ身につけてきた。だから一応の
かたちがつくまでに時間もかかったし、試行錯誤も重ねたが、
そのぶん学んだことはそっくり身についた。

『走ることについて語るときに僕の語ること』より

この二人の考え方をひと言でまとめるなら「机上の理論を効率よくなぞるのではなく、
効率が悪くても実際に試行錯誤を重ねながら身につける」ということになります。

コンピュータにアプリケーションをインストールするように、最初に体系的な
知識を漏れなくひととおり脳に詰め込んでから初めて実行する、のではなく、
ジグソーパズルのように手当たり次第に目に付いたピースをはめ込んでいきな
がら、少しずつ全体像を完成させていくというアプローチをとるべき、という
ことです。

最近、このアプローチをフルに活用して驚くべき成果を産み出した人がいます。

知識ゼロの状態からプログラミングの世界に飛び込み、勉強しながら開発を
同時進行させ、2か月でiPhoneアプリをリリースした、またよしれい さんです。

プログラミングを勉強するときには、書籍やアップル社の
公式ドキュメントを1ページ目から順番に読むという方法は
不向きです。例えば、私が作ったiPhoneアプリ『iOkinawa!』
であれば、画面を切り替えたり、音声データを追加したりする
ことが主な機能だったため、そこだけを徹底的に学びました。

他の有名な開発者たちも、実際にこの「遅延評価勉強法」で
プログラミングの技術力を高めているようです。「2ちゃんねる」
を作った西村博之さんも、この方法でPerlを学んだそうです。

「遅延評価勉強法」は実に画期的な勉強法で、インプットと
アウトプットを同時に行うことができます。時間の無駄を省き、
生産性を最大限に引き上げることが可能になるのです。

この勉強方法はプログラミングだけでなく、受験勉強をはじめ、
すべての勉強にオススメです。

『C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリを
リリースするためにやったこと』より

「遅延評価勉強法」とはひと言でいえば「必要なところを必要な分だけ効率よく
勉強する」という方法論とのことですが、これは言ってみれば、できるところ
からどんどん組み上げていくジグソーパズル式の勉強法、ということができる
でしょう。

時間がいくらあっても、ゴールのない知識詰め込み式の勉強法にとどまっている
限り、成果を上げるのは難しいでしょう。

言い換えれば、時間がたくさんあることは必須条件ではなく、明確なゴールを
持つことが欠かせない、ということです。

そのうえで、時間が十分にあればなお良いですが、またよしさんのように
「アプリをリリースする」というゴールこそが出発点になるのです。


「遅延評価勉強法」をプログラミング以外の勉強にも活かすには?


ここまで読んで「そんなことは当たり前じゃないか」と思われている方もいる
かもしれません。

今回のセミナーを開催する目的は、まさにこの「当たり前」というものを
「知ってて当たり前」から「できて当たり前」に変えていただくことです。

そのためには、参加いただいた方一人ひとりにそれぞれのゴールを設定して
いただいたうえで、実際に手を動かしながら、「遅延評価勉強法」すなわち
ジグソーパズル式の勉強法を実践していただく必要があります。

そこで、またよしれいさんをお招きして、著書では語り尽くせなかった、
「遅延評価勉強法」をプログラミング以外の勉強に活かすポイントをお話
いただきます。

この話を聞いて「そうか、なるほどな〜」と納得して終わりにしては、
もちろんいけません。

「そうか、じゃぁ自分の場合はこうすればいいんだな」という風に、セミナーの
中で自分のゴールを達成するための第一歩を踏み出していただきます。


「勉強法」より「勉強したことになる方法」を持ち帰る


大切なことは「勉強法」ではなく「勉強したことになる方法」です。
つまり、魚を捕る網を求めるのではなく、魚を求める姿勢です。

当日は、6時間という長丁場ですが、普段であれば誘惑に負けて「具体的で
実りのある」娯楽に流れていってしまうところを、みっちりと目指すべき
ゴールに近づくための活動にいそしんでいただきます。

「ノウハウ」を提供するセミナーではなく「ノウハウを実践するための場」を
提供するセミナーです。

5月の連休の時間を有効に使って「いつかやりたいこと」に取り組み、充実感と
手応えをもって連休明けを迎えたい、という方はぜひご参加ください。



継続的な成果を産み出すための スピードハック勉強術

  • 日時:4月23日(土) 10:00〜16:00(開場09:30)
  • 会場:パソナ東京キャリアセンター(大手町)(地図
  • 講師:またよし れい、佐々木 正悟、大橋 悦夫
  • 料金:15,750円(一般) 12,600円(会員)
  • 主催:株式会社パソナテック


●講師プロフィール


またよし れいまたよし れい

1983年、東京生まれ。ウェブデザイン会社経営。
iPhoneアプリ開発者。
ブログ「Last Day.jp」主宰。
学生時代は日本、ニュージーランド、イギリス、アメリカで生活。
米国のカレッジ在学中に大病を患い日本に帰国、計2回の15時間に及ぶ大手術を
受け復帰。

2010年にブログ「Last Day.jp」を立ち上げ、わずか1年で月間25万PVを達成。
知識ゼロの状態からプログラミングの世界に飛び込み、勉強しながら開発を
同時進行させ、たった2か月でiPhoneアプリ「iOkinawa」をリリース。

その一部始終を綴った記事は「はてなブックマーク」で2010年度・年間はてな
ブックマークランキングの9位にランクイン。各種メディアからも注目を集める。

著書は『C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリース
するためにやったこと』



佐々木正悟 佐々木正悟(ささき・しょうご)

1973年、北海道生まれ。心理学ジャーナリスト、
「ハック」ブームの仕掛け人の一人。
専門は認知心理学。
ブログ「ライフハック心理学」主宰。

獨協大学外国語学部英語学科を卒業後、ドコモサービスで働く。
2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学
リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。

ブログや連載での執筆の傍ら、マインドハック研究会を主宰。

著書は『スピードハックス』『チームハックス』(ともに日本実業出版社)、
『ライフハック心理学』(東洋経済新報社)など多数。



大橋悦夫 大橋 悦夫(おおはし・えつお)

1974年、東京生まれ。ブログコンサルタント、
セミナー講師。月間25万PVのブログ
シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」主宰。

上智大学外国語学部英語学科を卒業後、ソフトウェア技術者、テクニカル
ライター、専門学校講師などを経て、有限会社サイバーローグ研究所を設立。
現在はブログ記事の執筆を中心に、仕事のスピードアップ・効率アップ・
やる気アップをテーマとしたセミナーや研修を手がけ、20〜30代のビジネス
パーソンに人気を博す。

ブログコンサルタントとして個人事業主や中小企業経営者に対して
ブログを活用したファン作りやブランディングのノウハウを提供している。

著書は『スピードハックス』『チームハックス』(ともに日本実業出版社)、
『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)など多数。



なお、当日はセミナー終了後に懇親会を予定しています。
セミナーとは違った雰囲気の中で勉強術のアイデアを交換し合いませんか?