セミナーが終わったところなどで、「最近いわゆる『脳ブーム』ですが、信頼できそうもない本がたくさん出回っているような気がします。どうしたら、信頼できる本だけを探すことができますか?」というお問い合わせをひんぱんにいただくようになりました。
これは、簡単なようで難しい問いです。厳格な認知神経科学者さんなら、「巷に出回っている本の99%は信頼できない。よって買ってはいけない」と答えるかもしれません。しかし、これもどうかと思います。たいていの人にとって、脳への興味というのはそうしたものではないから、ネイチャーやパブメドばかり読んではいられない、というよりも読む暇もないでしょう。
とはいえ、「どう見てもちょっと・・・」という本もけっこう出てきているのはたしか。極端なところでは、タイトルに「脳」とはあるけれど、中に「脳の話」は一切出てこない、ということもあります。
単純に、「常識で判断する」こともできます。あまりにうさんくさい本は、そういう雰囲気があるものです。どれがそうと言うことはしませんが、うさんくさいと感じたら、その直感に従っていいと思います。
個人的には、脳についてのムックなどをお薦めします。少なくとも日本語で書かれているので読むのは大変でないし、どの程度のことが「分かってきている」のか、読めばつかみやすくなるからです。ポイントは、「●●という実験があった」というところから、「○○すれば、××になる」というところが言えるかどうかを、どう判断するかなのです。
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