話の長い人と、長話に巻き込まれてしまう人。
これは度が過ぎれば、どちらにとっても「痛い話」です。というのも、話が長い人の方は、話し好きなために話し込んでいる間はいいのですが、あとで時間がなくなって後悔することが多いからです。(身に覚えあり)。
一方、長話に巻き込まれがちな人は、当然好きで長話をしているわけでもないのに、後で時間が足りなくなって後悔することになるからです。
私は、長話自体はいいことだと思っています。会話のない夫婦のような問題もあります。会話というのは、それ自体に価値を認められるものであって、「長すぎるから時間の無駄」とばっさり切ってしまうと味気ないもの。その辺のことについては、次の本がもっとも「長話派」を擁護してくれています。
モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ 大島 かおり
岩波書店 2005-06-16売り上げランキング : 360
おすすめ平均 大切なものは?現在進行形の物語今まで読んだ本の中で一番面白いです!!
Amazonで詳しく見る by G-Tools
しかし、たとえ古典的名作の言うことであっても、100%信頼しきるものではありません。先に述べたとおり、長話に巻き込まれることは、話す方をも後悔させることがままあるからです。今の時代、時間が足りないのはお互い様です。誰かが誰かの時間をあまりにも独占すれば、他の人が本当に困ってしまうでしょう。
そこでライフハックを1つ。
ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書)
奥村倫弘
光文社 2010-04-16売り上げランキング : 62578
おすすめ平均 グーグル・ニュースとは違うアプローチ一冊まるまるはちょっと引っ張りすぎたか?そうだったのか!
Amazonで詳しく見る by G-Tools
「これさえ読んでおけば」という本ではありませんが、新書ですし、月間アクセス数が1万に満たない状況にあるなら、読んでおいて損にはなりません。
当今、ブログにおいて「タイトル」はとても大事です。これはいうまでもないことです。なぜなら、そもそもタイトルしか読んでもらえない可能性が圧倒的に高いからです。
私自身は、タイトルの付け方などさっぱり分かっていないので、本書のような本はよく読みます。ヤフー・トピックスのように、黙っていても相当の読者がクリックしてくれるところですら、タイトルにこれほどこだわっているのですから、私のようなブロガーが、何の気なしにタイトルをつけていたのでは、誰の目にもとまらないのは当然でしょう。
7月はまだ終わってませんが、今月はそのまま流してしまうには惜しいツイートがけっこうあるので、まとめておきます(Powered by ふぁぼったー)。
少し多めなので、以下のように分類してみました。
すぐできて、すぐに役立つ小技
ブログも楽しく
身にしみる一言、忘れたくない言葉
緊急じゃないけど重要なこと
※それぞれ、画像内に見える青字のURLをクリックすると、直接リンク先に飛べます。
マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想” (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)
マルコム・グラッドウェル 勝間 和代
講談社 2010-07-07売り上げランキング : 2111
おすすめ平均 グラッドウェルはいいけど、、、、内容自体はいいのですが。。。天才達が、何を、どのように考えているか、を、垣間見る
Amazonで詳しく見る by G-Tools
本書は、予想通りに面白い。マルコム・グラッドウェルの本は何でもそうですが、本書も「読むとライターになりたくなる」ような1冊です。
とは言え、ライターになったから、面白いものが書けるようになるとか、面白いものを書こうと思えば、アイデアがどんどんやってくる、というわけにはいきません。たいていは、逆です。アイデアを出せば、なくなっていく傾向にあります。
当然のことながら、マルコム・グラッドウェルに「どこから執筆のアイデアを得ているのか?」と尋ねる人が出てくるはずです。その「秘訣」を知りたいと思う人は多いでしょう。冒頭からグラッドウェルは、その話にこたえてくれます。
アイデアを見つける秘訣は、たとえ相手が誰であろうと、たとえ何であっても「語られるに値する」物語がある、と自分に思い込ませることにある。いま、秘訣と書いたが実際は難問に近い。なぜなら非常に難しいことだからだ。
相変わらず「秘訣」というものは、人をその気にさせておいて、「健康の秘訣は早寝早起き、食事は腹八分目」のような内容だと思い知らされますね。「何事も当たり前だと決めつけるなかれ」。何度こうした箴言を聞いたことでしょうか。
が、「アイデアを見つける秘訣」を知りたいのなら、本書はやはり必読の書です。なぜなら、「非常に難しいことだ」とあっさり認めてくれているからです。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
ダニエル・ピンク 大前 研一
講談社 2010-07-07売り上げランキング : 17
おすすめ平均 新時代のモチベーションについて明快に解説モチベーションの源とは巧み過ぎる経済概念のマーケティング、持続する著作の人気もdrive!
Amazonで詳しく見る by G-Tools
本書は、整然とまとめられた構成とは裏腹に、ちょっと強引に自説が主張された本です。著者は善意にあふれているとは思いますが、それでも、「十分承知した上でなら、多少の誘導は許される」とでも言いたげな節があります。
著者のダニエル・ピンクは心理学者ではありません。しかし、本書はあたかも心理学書として、心理学の特定の勢力を強硬に後押ししているかのような本です。チクセントミハイ、デシ、レッパー、マズローなどの名前をモチベーション3.0の側に置き、はっきりと名指ししないまでも、ワトソンやスキナーを「古い」モチベーション2.0の提唱者の側に置き、これを斥けます。(ちなみに1.0はフロイトでしょうか?)
ある意味では胸のすくような一面もあります。同時にどこか、子供向けの勧善懲悪のアニメを見せられているような気持ちにもなります。
Wordのストレス解消読本 -Wordの「本当の」使い方教えます[2007/2003/2002対応]
西上原 裕明
技術評論社 2010-02-06売り上げランキング : 12572
おすすめ平均 おもしろい!Wordのストレス解消になる可能性あり
Amazonで詳しく見る by G-Tools
もしあなたが好きでもないのにマイクロソフト社のWordを使わなければいけなくて、以下のようなWord独特の現象にいらだたしさを感じているなら、本書をぜひ買って読むべきです。
・行間をうまく設定できない
・箇条書きのインデントをうまく設定できない
・見出し番号をつけたのに、うまく連番にならない
・写真や図を貼ると、意外なところに貼りついたり消えたりしてしまう
・フォントを一度太字にして、あとから書式をクリアしようとすると、太字指定が解除できたりできなかったりする
ある程度詳しい人だと、これらの現象の原因をどこに求めていいかで、大変に悩むでしょう。
Wordのバグなのか
Word独特の仕様なのか
自分が間違っているのか
『Wordのストレス解消読本』を読むと、その大半がバグとは言えないまでも、かなり奇妙な「仕様」なのであり、普通に考えれば「どうしようもない」としか言いようのないケースであることが分かります。
その辺の「裏事情」に精通してくると、「Wordが使いにくい」のはなぜなのかということがわかってきて、ストレスを感じにくくなります。ストレスの大半は「わけのわからなさ」から生じているもので、「わけのわからなさ」が「分かってくる」ことで、ストレスは解消されてしまうのです。
「ノート本」が絶好調ですが、こうなってくると冷ややかな気持ちになっている人も多いのではないでしょうか。「いくら何でも大げさすぎじゃないか」と。
そういう気持ちになる人の気持ちもよく分かりますが、一方で、「ノート本」がはやる理由もそれなりにあるでしょう。そもそも「ノート」が文具屋さんにはずいぶんたくさん置かれるようになりました。
どれもおしゃれで、「うまく使ったら、なんかいいことありそう」という気にさせられます。と同時に、Evernoteなどの「デジタルノート」も十分実用的なレベルに仕上がっています。iPadも登場しました。何を、どう使えばいいかで、迷う人がいて当然です。
それに、「ノートのとり方」というのは、いろんな話が飛び出すわりに、きちんと学校で教わるとは限りません。「できる子は、ノートのとり方がちがうから、ノートのとり方を工夫しなさい」という先生が小学校時代にいましたが、その先生はついに、「ノートのとり方」を教えてはくれませんでした。(蛇足ながら、私の小学5年次において、クラスで抜群に「できる子」は、そもそもノートを取っていませんでした)。
というわけですから、「ノートのとり方」なるものを「伝授する」という本が登場するのは、当然といえば当然なのです。
英語を読めるようになりたければ、英字新聞を毎日2パラグラフずつ読むより、kindleで1冊の洋書を読むほうが、おそらく楽しいし結果にもつながる、という話です。
ただ、ここでいう「kindle」はiPhoneアプリのkindleです。専用のガジェットをアマゾンから買う方ではありません。理由ははっきりしています。iPhoneの「1ページ」はとてもボリュームが少ないのです。
難しいことは小分けにする
タスク処理の基本です。難しすぎる仕事や大きすぎる仕事は、分割して、少しずつこなしていくといい。
英語の勉強も同じです。英字新聞をばさばさ読んでいける人に、読解の方法論など無用でしょう。1日2パラグラフずつが「ちょうどいい勉強になる」という人だからこそ、「小分けにする」必要があるのです。というよりも、そもそも2パラグラフは「小分け」でしょう。
今日ご紹介するのは、「ノマドワークスタイル」を実現したいという人向けの2冊。本当は1冊にしたいところなのですが、私の考えでは、今日ご紹介する2冊で1セットなのです。
1冊はずいぶん以前に出た本で、「ノマド」では定番。もう1冊はつい最近に出た本です。
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
佐々木 俊尚
光文社 2009-07-16売り上げランキング : 660
おすすめ平均 大事なのは自分を律する力強い人にはお勧めかなクラウドは非常に魅力的だが、ログインできないリスクも考えるべき。
Amazonで詳しく見る by G-Tools
イマココ――渡り鳥からグーグル・アースまで、空間認知の科学
渡会 圭子
早川書房 2010-04-22売り上げランキング : 30881
Amazonで詳しく見る by G-Tools
本書はとても刺激的な本です。学術的でわかりにくそうな外見をしてはいますが、そして心理学的な知見がふんだんにちりばめられているように見えますが、実はそれらの知識のほとんどは、本を読むなかで得られます。
そのうえ、心理学的な知識の用い方がユニークです。こういう本は面白いものです。
私が本書を手に取ったのは、「よく迷う」からですが、本書を読んで自分が迷うわけがほぼ明らかになりました。しかしそんなことよりも、読む前には想像していなかったものがたくさん詰まっていました。こうでないとやはり、本を読む楽しみというのはなくなってしまいますね。