Trunk というと、旅行用の大きなトランクを思い出されるかもしれませんが、Evernote のロゴは象ですので、ここではなんでも器用に拾うことができる象の鼻(英語ではやはり Trunk)のことを指しているのかもしれません。
7月に Evernote が Trunk 機能を公開したとき、なぜクライアントやサービスに対する大きな機能追加ではなく、iTunes App Store みたいな機能をここまで大きく宣伝しているのだろうかと思ったものでした。
しかし Trunk の公開から1ヶ月が経って、さまざまなサービスが追加されるにつれて、これが「Evernote のプラットフォーム化」という次の進化であることが見えてきました。今日はこの Evernote Trunk のもつ意味と、Trunk で見つけた有用なアプリ・サービスについてご紹介します。
Evernote の育て方のコツは「いかにして Evernote にいれて忘れられるか」という点にあります。でもノートが 1000 個近くなってくると、忘れるどころか、何が入っているのか混乱してくるかもしれません。
そこである時点で、Evernote のノートを整理して利用しやすくしたくなる瞬間がでてきます。
今日はそんな Evernote のリファクタリングについて、自分が四苦八苦しているところを中心にご紹介したいと思います。
Evernote にすべてを記録しましょう、というときの「すべて」はもちろん「Evernote に出来うる限り」のすべてです。文字通りの「すべて」ではありません。
Evernote に限らず、多くのデジタルツールを利用する際に陥りやすいのが「これは非常に便利なツールなので、文字通りすべてをこのうえでやってしまおう」と考えてしまう罠だといえます。
どんなツールにも不得意な分野がありますので、ある一つのツールを使っていると必ずその部分が手薄になります。Evernote の場合、それがアナログな記録の管理です。
私はふだんのメモに Evernote for iPhone とモレスキン手帳の両方を利用しています。ときどき、どうしてそんなアナログとデジタルの両方のツールを使えるのかと聞かれますが、ちょっとしたルートづくりに注意しておけばうまい具合にお互いの欠点をカバーできるスタイルが作れるのです。
今日はそんな、Evernote と iPhone とモレスキン手帳のワルツについてご紹介したいと思います。
Evernoteはウェブページや画像など、忘れたくないと思っていることのすべてを格納するための場所です。Evernote という外部のシステムにこうした情報をいれることで、私たちは脳でそれを覚える必要がなくなって、頭を楽にできるわけです。
ところで仕事術の世界でも同じように「忘れずに外部のシステム」に預けるという手法をとっているものがあります。「ストレスフリーの仕事術」として有名な Getting Things Done です。
Evernoteにはタスクを管理するシステムの機能は最低限のものしかありませんが、それでも工夫をすることで GTD をある程度まで実践することができます。多くの人にとっては、Evernoteが提供する機能でそれなりに満足がいくことでしょう。なにより、無料で作れるのですから!
今回はEvernote ハンドブックのなかでも紹介した Evernote GTD システムのセットアップについて、詳しく紹介してみようと思います。ここでは GTD の考え方や用語についてはある程度基礎知識をもっているものとして話を進めますので、詳細については『はじめての GTD ストレスフリーの整理術』をご覧ください。
ノマドワーキングという言葉ばかりがバズワードとして飛び交うようになっていますが、現実感をもって「いつでも」「どこでも」仕事をしているという人はそれほど多くはないかもしれません。
しかし、ただしいツールと、その取扱い方を会得すると、バスにのっている一瞬、ミーティングが始まる前の数分といった、「非活性時間」を「活性時間」に変えることができます。
iPhone がそうした近道を作るデバイスであることは「iPhone 情報整理術」で紹介しましたが、iPad もその独自のしかたで近道を産み出してくれます。
そしてそのパートナーに Evernote がつかえるのです。
いくら情報をすべて Evernote にいれておくにしても、それを思い出せなくては意味がありません。前回紹介した属性情報による絞り込みや、最近少しずつ動作し始めている画像検索は、すべてこうした「情報の取り出し」を支援するための機能です。
» 「あれだよ、あれ。ああ思い出せない」という時に利用できる Evernote の属性絞り込み機能
しかし普段から意識的に整備しておくことで格段に情報を取り出すスピードを上げることができる機能が「保存された検索」の機能です。
Evernote で検索を実行すると、そのたびにクライアントの上では「保存」というアイコンが表示されます。ここでこのボタンをクリックするとその時点での検索条件を名前をつけて保存することができますので、繰り返し利用する検索をクリック一つで呼び出せます。
しかし実際には繰り返して行う検索というものはそれほどありませんので、なんとなくこの機能を使っていない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は誰でも用意しておくことで情報検索に近道を用意できる「保存された検索」の使い方についてまとめておきます。
「Evernote ハンドブック」の前書きで Evernote CEO の Phil Libin 氏が興味深いことを書いてくださっています。
もちろん、私たちはまだ完璧な「第 2 の脳」を作るには至っていませんが、毎日そこにむけて進歩を重ねています。(ただし)運の良いことに、Evernote が便利であるにはそれが完璧である必要はありません。
いくら Evernote でも完璧なツールであるわけではありません。たとえば 画像認識はまだ日本語を認識しませんし、英語であっても図案化されたフォントなどは認識できないことが多くあります。それ以外にも、Evernote にはまだ改善の余地のある部分がたくさんあるのですが、だからといって Phil の言うとおり、その有用さが減るわけではありません。
その理由は、Evernote の情報ツールとしての強みが膨大なメタデータから来ているからです。こうしたメタデータがあるかぎり、検索に近道を作り出すことは可能で、Evernote の「第2の脳」としての価値はなかなか減らないのです。
今日は Evernote 中・上級者への近道である、メタデータの話題と、それを検索するための属性絞り込みの話題についてまとめておこうと思います。
「Evernote と Dropbox はどのように使い分ければいいのですか?」この質問をこれまでに何度かいただいたことがあります。
Dropbox はいわゆるクラウドのなかのストレージですが、手元にもコピーが残っている点が特徴的です。私は自分のホームフォルダをまるごとクラウドのなかで管理するために利用しています。
この、「どんなファイルでも入れられる」「複数のパソコンと携帯電話で閲覧できる」という点が、Evernote、とくにプレミアム会員になっていてどんなファイルでも添付できるかたには使い方の違いがわからなくてまぎらわしいようです。
しかし、二つのサービスの決定的な違いを意識すれば、両者を使い分ける必要はなくなります。それぞれの強みを生かした「クラウド情報整理」の高みにさらに近づくことができるのです。
前回紹介した三つの習慣で少なくとも毎日十数個のノートができるようになったと思います。これまでウェブページをブックマークしていた方は、Evernote にクリッピングしてしまえば、元サイトにいかなくても、オフラインでも情報にアクセスできることに新しい自由を感じる事ができたかもしれません。
しかし、最初は勢いがよかったのに、「情報を入れても、あとで見つけることができないのではないか」という不安が先に立ってしまい、しだいに Evernote を使うハードルが高くなるような気がするという人も多いでしょう。
そんな人はそろそろ、簡単なタグとノートブックを作るべき段階にきています。今日は Evernote で一番質問の多いタグとノートブックの使い分けについて、例を使って解説したいと思います。
みなさん、Evernote 使ってますか?
最近話題をさらっているこの情報管理ツールはカジュアルな利用の仕方もできる一方で、ビジネスマンの仕事の強力な援軍にも、学者の知的生産の秘密道具にもなる、大きな可能性を秘めています。
Evernote はいま私が最も気に入っている、思い入れが深いアプリです。愛情が有り余って「Evernote ハンドブック」という本まで作ってしまったことでもわかると思います(笑)。そしてさらに今週から隔週で「Evernote の育て方」という連載をこちらで行いたいと思います。
「いまいちつかいこなせていない気がする」「どうも日常に組み込むことができない」という声もきかれる Evernote について、初心者から中級者のヒントになるような話題についてじっくりと解説できればと思ってます。