毎朝その日に予定している仕事についてもれなくリストアップしたタスクリスト(ToDoリスト)があると安心です。
リストを見ながら次々と仕事をこなしていけば済むからです。
当然、リストは取りかかるべき順番にならんでいる必要がありますし、改めて考える余地があってもいけません。
このリスト作り、慣れないうちはやたらと時間がかかってしまうために「こんなことしている時間があったら、さっさと仕事に取りかかった方が速い!」ということでないがしろにされがちです。
実際、このリストがなくても仕事をやりおおせることはできるでしょう。でも、リストがあれば、もっとうまく、速く、無駄なくできます。さらに再現性を持たせることもできます。次回同じような仕事をする時にまごつかなくて済むのです。
そんなタスクリストを作るために、僕が使っている「タスクリストの品質保証チェックリスト」をご紹介。
タスクリストに並んでいるタスク1つ1つについて、以下の0~4の質問に答えていきます。
Yesと答えられなかった場合(if not,)は、書かれている対処を実行します。
すべての質問にYesと答えられたら、次のタスクへ。
すべてのタスクについてチェックが完了したら、そのタスクリストは現状の自分が発揮できる最高のパフォーマンスが約束された“プログラム”になります。
あとは、実行するだけです。
0.自分がやるべきか?
if not, やめる、あるいは誰かに移譲する
↓次へ
1.25分以内に完了するか?
if not, タスクを分割する → #0へ
↓次へ
2.手順は明らかか?(取り掛かってから考え込まないか?)
if not, 「手順をリストアップする」というタスクを追加 → #0へ
↓次へ
3.何分かかるか見積もれるか?
if not, 手順わかってないでしょ! → #2へ
↓見積もって次へ
4.それに取り組むことは楽しいか?
if not, 次回はやめる(やめるフラグを立てる)、可能なら今回からやめる
↓次のタスクについて#0からチェック
↓全てのタスクについてチェックが終わったらリストの実行開始!
まとめ
気になることややるべきことをすべてリストアップしても、それだけでは実行可能なタスクリストにはなりません。強引に実行しようとしても、途中で詰まったりやり直しになったりしてしまいます。
少し面倒ですが、この5つのチェックポイントを通してあげることで、よりスムーズに仕事が進むタスクリストになります。
なお「25分以内に」の部分は個々の状況や仕事内容に合わせて調整して良いと思います。
ただ、あまり長いと意味がなくなります。人が一度に把握できる時間の長さは短いからです。せいぜい45分~50分というところでしょう。それ以上になると集中力が切れるので一つのタスクとして見なすには大きくなりすぎるのです。
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