» Jobs氏の「魔法のようなプレゼン」を支える秘訣10ヵ条 | WIRED VISION
1. テーマを明確に示す。
[例えば、『MacBook Air』の初公開では「きょうは空気に何かがある」、昨年のプレゼンでは「きょう、Appleは電話を再発明する」など。プレゼンの頭で提示し、プレゼン中も何回かテーマに戻る。]
2. 情熱を見せる。
3. プレゼンの概略を示す。
[「今日は4つの事柄について話したい」など、全体の構成を簡単に前置きする]
4. 数字に意味を持たせる。
[「iPhoneがこれまで400万台売れた」と言うだけでなく、「1日平均2万台売れていることになる」と付け加える]
5. 忘れられない瞬間を演出する。
6. 視覚に訴えるスライドを用意する。
7. 1つのショーとして見せる。
8. 小さなミスやトラブルに動じない。
9. 機能ではなくメリットを売り込む。
10. 繰り返しリハーサルをする。
[Jobs氏はプレゼン前に何時間も練習しており、映像などとのマッチングも完璧にする]
Steve Jobs氏のプレゼンの秘訣10ヵ条(のいいところ)を自分のプレゼンにも採り入れるために、まずは自分で出来ていることと出来ていないことをまとめてみます。それぞれの項目を自分なりに「質問」の形に置き換えた上でチェック。
1. テーマを明確に示しているか?
Yes。
冒頭で「プロローグ」としてテーマを示すようにしています。でも、「プレゼン中も何回かテーマに戻る」という部分は徹底できていません。もちろん、ケースバイケースですが、プレゼン中に話が横道にそれた時に、受講者が、
「あれれ、今日って何の話だっけ?」
と戸惑うことは避けたいので、あくまでも“本線”を見失わないための“標識”として心掛けたい。
従って、プレゼンのチェックリストに以下の質問を追加します。
» □各スライドのテーマとの関連性を明確に説明できるか?
2. 情熱を見せているか?
No。
割と淡々と無表情に話します。でも、ノッてくると夢中で話しているらしい(第三者評)。
従って、プレゼンのチェックリストに以下の質問を追加します。
» □プレゼン資料に気乗りしないスライドは1枚もない?
3. プレゼンの概略を示しているか?
Yes。
ここは毎回徹底しています。
4. 数字に意味を持たせているか?
No。
特に注意を払っていませんでした。わかりにくい数字は、聴く人にとって身近なスケールに置き換える、ということですね。
従って、プレゼンのチェックリストに以下の質問を追加します。
» □プレゼン資料に「かなり」「多い」「少ない」はないか?
» □プレゼン資料の数字は、聴く人がパッとイメージできるものか?
5. 忘れられない瞬間を演出しているか?
Yes。
毎回サプライズを心掛けています。例えば、先日のとあるセミナーでは、参加者の中にセミナー当日が誕生日という方がいたため(申し込みの段階で、参加動機に「誕生日プレゼントとして自己啓発を自分にプレゼンとしたい」と書かれていた)、当日プレゼントを進呈。
でも、こうした外的要因に頼っていては安定しないので、プレゼンのチェックリストに以下の質問を追加します。
» □プレゼンにサプライズはあるか?
6. 視覚に訴えるスライドを用意しているか?
No。
苦手です。そもそもプレゼン資料に凝りすぎることに対して過敏になっているため、いつも悩むのです。つまり、費用対効果がよくわからないため、おいそれと時間をかけられない。
とはいえ、写真を効果的に使ったり、適切なイラストが添えられれば、聴く人の理解度は飛躍的に上がることは間違いないため、以下の習慣をインストールするとともに、
» 人のプレゼンで視覚に訴えるスライドがあればメモする
» 「こんなスライドを見た」交換会を定期的に行う
過剰な視覚訴求志向をセーブするために、プレゼンのチェックリストに以下の質問を追加します。
» □プレゼン資料は目に優しいか?(激しいスライドが続かないか?)
7. 1つのショーとして見せているか?
Yes。
このあたりは個性とかキャラがものをいうところかと思いますので、
» 関心のある動画を問題意識をもって眺めるようにする
例えば、以下のエントリーでご紹介したように。
8. 小さなミスやトラブルに動じていないか?
Yes。
ミスやトラブルはつきものなので、より大きなゴールである「受講者の人生を少しだけよくする」ことを念頭に置いて対処したいものです。
以前、とあるセミナーで開始早々に突然PCが落ちたことがあります。再起動してプレゼンが復帰するまでの間が持たず、どうしたものかと焦っていたのですが、その日の後半に予定していた参加者同士の自己紹介を先にやってもらうことで、時間を稼ぎました。
その場しのぎのつもりだったのですが、セミナー前半に参加者同士がコミュニケーションをとることができたせいか、会場全体が和やかなムードに。この成功体験をリピートするために、それ以後のセミナーでは自己紹介を早めにしてもらうように切り換えました。怪我の功名ですね。
9. 機能ではなくメリットを売り込んでいるか?
Yes。
僕のセミナーであれば、売り込む商品は仕事についての考え方や方法ですから、それに置き換えて考えてみます。機能というのは、例えば、
・読み手の負担を最小化するメールの書き方
・「『いい』と思った本の内容を確実に身につける方法
・「大量の情報を“放し飼い”にしながらアイデアを生み出す方法
といった、一見するとメリットといえなくもないものですが、よくよく考えてみると、
その方法を使って何を実現するか?
という本来目指すべきメリットが隠れていることに気づくはずです。それがなければ、“方法マニア”に過ぎませんから、ここにスポットを当てる必要があります。
従って、プレゼンのチェックリストに以下の質問を追加します。
» □このプレゼンによって受講者が実現できることは明確か?
10. 繰り返しリハーサルをしているか?
Yes。
というより、リハーサルをしなくて済むように、高橋メソッドをベースに自分なりの方法を作ってきました。プレゼン資料を作る工程がそのままリハーサルになるのです。
改めて、『でかいプレゼン 高橋メソッドの本』を読んでみると、「なるほど、これは実際にやってみないとわからないことだな」と痛感させられる記述が多々ありました。それは次の通りです。
●説明はすべてスライドに書くため、
・説明に不足や飛躍があればすぐに発見できる
・話す内容を忘れても何とかなる●ブラッシュアップを重ねた結果が、
・確実に発表に反映される●スライド数×1スライドあたりの秒数で、
・制限時間内に収まるかの見当がつくこれらのメリットにより、本番でアガってしまって、結局残念な結果に終わってしまう、という失敗を未然に防ぐことができます。
工程を一部自動化するためのツールも作りました。
そこで、PowerPointでも同じように、原稿となるテキストファイルを用意するだけで、プレゼンができるようにならないか、と考えて作ったのが、今回ご紹介するマクロ「AutoSlideGenerator」(PowerPoint VBA)です。もともとは、毎回のプレゼンで平均200枚前後のスライドを作るのが面倒だったので、なんとかしたいと思って作ったものなのですが(スライドの枚数を減らすことは考えない)、実際に使ってみると、PowerPointで作業をする際に生じるオーバーヘッド(目的のスライドにすぐにたどり着けない、文字入力が遅い)がなくなり、プレゼン資料の作成コストを劇的に引き下げることができました。
まとめ
●普段から実践したいプレゼンに役立つ習慣
□人のプレゼンで視覚に訴えるスライドがあればメモする
□「こんなスライドを見た」交換会を定期的に行う
□関心のある動画を問題意識をもって眺めるようにする
●プレゼン前のチェックリスト
□ 1.テーマを明確に示しているか?
□ 各スライドのテーマとの関連性を明確に説明できるか?
□ 2.情熱を見せているか?
□ プレゼン資料に気乗りしないスライドは1枚もない?
□ 3.プレゼンの概略を示しているか?
□ 4.数字に意味を持たせているか?
□ プレゼン資料に「かなり」「多い」「少ない」はないか?
□ プレゼン資料の数字は、聴く人がパッとイメージできるものか?
□ 5.忘れられない瞬間を演出しているか?
□ プレゼンにサプライズはあるか?
□ 6.視覚に訴えるスライドを用意しているか?
□ プレゼン資料は目に優しいか?(激しいスライドが続かないか?)
□ 7. 1つのショーとして見せているか?
□ 8. 小さなミスやトラブルに動じていないか?
□ 9. 機能ではなくメリットを売り込んでいるか?
□ このプレゼンによって受講者が実現できることは明確か?
□10. 繰り返しリハーサルをしているか?
▼インスパイアされた本:
![]() |
最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術 泉 正人 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-03-03 by G-Tools |
![]() |
リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術] 堀内 浩二 ゴマブックス 2008-02-27 by G-Tools |
▼関連:
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・自分の「仕組み」を生み育てる
・偶然を積み上げていく生き方
・思考や行動の“跡”をつけておく効用
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・「インストール型プレゼン」と「カスタマイズ型プレゼン」
・分かりやすい説明をするために
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