この2ヶ月ほど、MediaMarkerというサイトを試用してきました。いろいろな使い方が想定されていますが、今回は「読書のライフサイクルを管理する」ことに絞ってご紹介してみます。
MediaMarkerを選ぶ5つの理由
1.本のステータス管理ができる
2.レスポンスが速い
3.自分のAmazonアソシエイトIDの設定ができる
4.タグによる蔵書の分類ができる
5.「時系列順」をサポート
順番にいきます。
1.本のステータス管理ができる
本には次のようなステータス(状態)があります。
・欲しい(ウィッシュ)
・購入(積ん読)
・読中(アクティブ)
・読了
・お気に入り
・お蔵入り(所有)
要するに、出会って、手に入れて、交わって、成就するという読書のライフサイクルです。
複数の本と同時並行して関係を持つことがほとんどかと思いますが、そうなると自分の目的に合わせてそれぞれの本の進行を複眼的に管理する必要が出てきます。本の数が少ないうちはいいですが、増えれば増えるほどジャグリング(お手玉)状態になって、本来の目的が霞みがちです。
管理は単純作業ですから、こういうツールに代行させることは理にかなっているといえます。
MediaMarkerの場合、ユーザー登録をすると自分の書棚にあたる「バインダー」を1つ持てます。この中でにステータス管理をすることになります。

2.レスポンスが速い
ツールに限っていえば、速いか遅いかといえば、速いほうがいいに決まっています。何かアクションを起こしたら、対応するフィードバックは時を置かずして欲しいものだからです。
コマンドを打ったのに、結果が返ってくるまでに1分以上待たされたのでは、それ以上使い続ける気が失せてしまうでしょう。
MediaMarkerは、そこそこのレスポンスでこの点はクリアできているといえます。思いついたときにすぐに本を登録したり、読んでいる途中の本についての感想をサッと書いておいたり、読み終えた本のステータスを「読了」に変えたり、といった管理作業をストレスなくできます(遅いので後回しにしよう、などとユーザーがシステムに気を遣うのは本末転倒)。
これに限らず「すぐにできるか」という視点は継続力の秘訣の1つだと思っています。
3.自分のAmazonアソシエイトIDの設定ができる
これは特に説明は不要ですね。
4.タグによる蔵書の分類ができる
これも…。
5.「時系列順」をサポート
佐々木正悟さんがこちらで次の3つの違いについて書かれています。
1.「超」整理法的
2.時系列順
3.時間順
「超」整理法的というのは、参照・更新その他操作をしたメモやファイルが先頭に舞い戻ってくる方式。「時系列順」というのは、更新した場合のみ、冒頭へ舞い戻ってくる方式。Gmailなどがこれに近いですね。
「時間順」というのは、ただひたすら受け取った順に積み上がっていく方式。これだと、まずうまくいかないため、「時系列順」+「フォルダ分け」という方法になるのですが、それもたいていやりにくいものです。
更新したものが一番上に来る方式は、常に揺れ動く自分の興味や関心が蔵書リストに落ちることになります。今の自分が関心を持っている本が上に来て、意識の外にある本はリストの“圏外”に押し出されていくわけです。リアルの本棚を「超」整理法的(押し出しファイリング式)に運用するのと同じ成果が期待できます。
このような露出管理が適切に行われるためには、それなりの頻度でリストがかき回される必要があります。システムも生物も新陳代謝が停滞してしまえば終わりだからです。
最後に
時間は限られていますから、何かが「欲しい」と思ったら可及的速やかにそれが手に入るのが最高でしょう。手に入るまでにやたら時間がかかってしまっては、途中で「欲しい」気持ちが失速してしまいかねません。
時間がかかる原因を自らの工夫でもって取り除き、結果スピードアップが得られるならまだましです。自分ではどうにもできないことが原因であれば、すなわち工夫の余地がなければ、結果ストレスになります。
「欲しい」は「すぐに」に直結しているほうがいいわけです。
そういう意味では、読書は「欲しい」と「すぐに」を同時に実現するための手段といえます。自分で苦労することなく、著者が苦労して獲得した成果を「すぐに」獲得できるからです。
とはいえ、無数の「欲しい」を抱えている現状では、すべての「欲しい」を「すぐに」にパイプできません。ブロードバンドな「欲しい」に対して「すぐに」は未だに電話回線なのです。
そうなると、数ある「欲しい」を欲しい順に並び替えて、「すぐに」の前に整然と置いておく必要があります。思いつくままにランダムに接続していては、なかなか本当に欲しいと思っている「欲しい」が得られないからです。
MediaMarkerはそのための交通整理ツールといえるでしょう。
#ちなみに僕のバインダーはこちら。
▼関連:
・無理なく整理が進む「紙copi」
・読書管理ツール2.0
・読書管理ツールまとめ
・ウィッシュリストで読書管理
・手元に置いておきたい情報について考える(4)
・手元に置いておきたい情報について考える(3)

















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