
みなさん、Evernote 使ってますか?
最近話題をさらっているこの情報管理ツールはカジュアルな利用の仕方もできる一方で、ビジネスマンの仕事の強力な援軍にも、学者の知的生産の秘密道具にもなる、大きな可能性を秘めています。
Evernote はいま私が最も気に入っている、思い入れが深いアプリです。愛情が有り余って「Evernote ハンドブック」という本まで作ってしまったことでもわかると思います(笑)。そしてさらに今週から隔週で「Evernote の育て方」という連載をこちらで行いたいと思います。
「いまいちつかいこなせていない気がする」「どうも日常に組み込むことができない」という声もきかれる Evernote について、初心者から中級者のヒントになるような話題についてじっくりと解説できればと思ってます。
毎月の容量リミットまで使いきれない!
Evernote には無料とプレミアムのアカウントでそれぞれアップロードの容量制限がありますが、ときどき「毎月の容量を使い切ることができない!」という悲鳴を聞くことがあります。
せっかくのアップロード容量を使いきっていないともったいないという気がするのもあると思いますが、人によってはこの容量いっぱいに使っていないと「Evernote を使いこなしていない」という気がするのかもしれません。
しかし最初に言ってしまうと、Evernote の容量を使い切る必要はまったくありません。以前 Evernote CEO の Phil にどのくらいの人が容量を使い切っているの? と質問したところ「ほとんどの人は使い切ってないよ」という返事が返ってきたものです。いまのままの使い方で Evernote が十分便利なら、使い切らないといけないなんて悩む必要はないのです。
しかしその一方で、「容量が足りなくなるかもしれない」と思って使い方を手控えていたのでは、なかなか Evernote にノートを入れられなくなって本末転倒です。そこでいくつかの習慣を導入して、まずはベースとなる情報収集を実践してみましょう。
習慣1:ブックマークをとるかわりにクリッピングする
いまこのページを読んでいるブラウザの履歴のご覧ください。あなたがネットで情報をあつめる今時の人なら、「今日」と「昨日」の履歴をみただけで100件ほどの履歴が残っているはずです。
「ちょっと興味があるから十数秒見て、すぐに別のサイトに移動した」というページがなんと多いことでしょうか。
まず最初の習慣として、こうした「ちょっと見」のページもすべてクリッピングするようにしましょう。すべてのページをふたたび見ることはないかもしれません。しかし「あの話題が書いてあるページはどこにいったっけ? どうやってもう一度探そう?」と思った時の手間を考えるなら、ページを開くたびに「ふーん」と思った部分を選択して象印のアイコンをポチっと押しておくのが無難です。
Mac OS X なら「Evernote にPDF を送信する」 機能をここで多用すると見た目のままにウェブページをノートに入れることができます。
習慣2:メールで Evernote にノートを加える習慣を
iPhone などのスマートフォンには、ブラウザや RSS リーダーからメールで記事を送信する機能が充実しています。面白い記事があって覚えておきたいのなら、「スターを付ける」のではなく、すぐにメールでEvernote に転送するというクセをつけてしまいましょう。その方が、スターだとフロー情報になって消えてしまう情報を、ずっと残しておくことができます。
また、iPhone の場合、実は「写真」アプリから「メールで送信」を行うよりも、写真をコピー&ペーストしてメールアプリで送信する方が大きく、より解像度の高い画像を送信できます。画像認識を意識するなら、このようにより大きな画像でスナップショットノートを送るようにした方が検索される可能性は高くなります。
習慣3:オーディオノートを使い倒す
最近私は自分の生後7ヶ月の娘の寝かしつけをしている最中に、子守唄の代わりに自分のブログの下書きをボイスメモで行うことがあります。手がふさがっている時に、頭の中にあることを Evernote に一時的にセーブしてもらうのです。
音声をワークフローに取り入れていないという方はまだまだ多くいると思いますが、ちょっとした手書きメモを取るよりも Evernote に音声で入れる、覚えておきたいラジオの音楽を Evernote に保管しておくといった「音の収集」が進むと急にその便利さが意識できると思います。
人前でボイスメモをとるのが恥ずかしい場合は、どこかに留守番電話をいれている振りをしましょう。人は存外気にしていないものです。
容量を超えてしまった!という場合には
情報をどんどんといれる習慣ができるのはいいのですが、それで容量を超えてしまった!という場合でもあわてる必要はありません。たいていの場合、容量を越えるのは月のサイクルが終了する直前のことでしょうけれども、容量を超えた分は同期されないローカルなノートブックにいったん蓄積しておくことで、あとで次のサイクルになったときに同期するノートブックに移動することができます。
それでも足りないという場合はかなり無計画に使っている(笑)わけですが、こうした場合は複数アカウントの申請も視野にいれましょう。
まとめ
まだこれら3つの習慣は手始めにすぎません。今後この連載では、Evernote の容量をガンガンと使い、生活のなかに組み込んでゆく習慣について解説していきたいと思います。
予定では2週間に一度、隔週の火曜日に掲載されます(今回のみ前倒しで掲載)。ではそれまで、Remember Everything!
ついに登場した iPad の iBookstore が最近とても気になっています。iPad の上に本を載せるための ePub というフォーマットについても勉強をしていて、日々格闘中です。
新聞・テレビの未来はどうなるかという議論が盛んに行われていますが、この状況はむしろブログを書き、情報を発信し、コンテンツを作っている人にとって大きな追い風の時代です。
Evernote を使っているみなさんも、ぜひ「アウトプットする情報こそが、よいインプット」という攻めの使い方でいきましょう。今後この連載でもこうした攻めの使い方について紹介していきます。
▼堀 E. 正岳:
Evernoteエバンジェリスト。「Evernoteハンドブック」の執筆や「Evernote日本語掲示板」のモデレータを通して、愛してやまないEvernoteの育て方を伝道中。Lifehacking.jp主宰。
▼次回のセミナー:
部下や後輩に気持ちよく仕事をしてもらう技術

名著『人を動かす』を読んだことのある方ならご存じだと思いますが、人を動かすための要諦を一言でいえば、「みずから動きたくなる気持ちを起こさせること」。
では、どうすれば「みずから動きたくなる気持ちを起こさせること」ができるのか?
さまざまな方法があると思いますが、その1つに間違いなく含まれるのが「ほめる」こと。
世の中は人と人との関係で成り立っていますから、人をほめるのがうまい人は総じて仕事でも家庭でもトクをしているものです。
もしかしたら、仕事術を身につけたり、MBAの取得を検討するよりも、まず「ほめる」スキルを磨いたほうが早く成果が得られるのではないか、と思ったりもします。
以下は、自らを「ほめ達」(ほめる達人)と称して活動している西村貴好さんの動画(フジテレビ「エチカの鏡」に出演されたときのもの)。
冒頭からさっそくほめていますね。その中で気になったのが以下の問いかけ。
次の短所を長所に言い換えてほめてください。
- 空気が読めない
- 気が弱い
- 決断力がない
達人がどのように言い換えているのか、詳しくは動画をごらんいただくとして、かいつまんで紹介すると以下のようになります。
- 「空気が読めない」 → 自分の世界を持っている
- 「気が弱い」 → 人の気持ちが分かる
- 「決断力がない」 → フレキシブル(柔軟)
動画をごらんいただくとおわかりいただけますが、これらの問いかけは「ほめ達!検定」3級の試験問題。そう、「ほめる達人」になるためのカリキュラムが用意されているのです。
多くのビジネス書の中で、「相手のいい所をみつける」「相手をほめる」ことの大切さが繰り返し謳われていますが、具体的にどのような言葉でどうやって褒めればいいのか、あまり体系だって説明されてこなかったのではないでしょうか。
西村さんによると、人を褒めるにはそのコツやタイミング、あるいは使ってはいけないNGワードなど「技術」が必要なのだといいます。
この「ほめる」を「技術」にまで高めたのが西村さんなのです。
この技術を身につければ、一緒に仕事をする仲間の力を最大限に発揮することができ、職場の雰囲気改善が図られ、最終的には業績アップという成果につながります。
そのカギとなるのが「ほめる技術」。
現在、全国各地から講演依頼が殺到している西村さんですが、大橋が以前からご縁をいただいていた関係で、特別にシゴタノ!セミナーにてご登壇いただけることになりました!
今回のセミナーでは、「ほめる達人!養成セミナー」と題して、業種を問わず、特に仕事上の人間関係で損をしている人、部下のやる気を上げるのに苦労している人に「ほめる達人」(ほめ達)になっていただきます。
もちろん、仕事以外でも、友人関係、家族関係、夫婦関係の改善にも「ほめ達」は効きます。
さらに、当日のセミナーの中で「ほめ達!」検定3級の試験も実施します。
講義を聴いた上で試験に臨みますので、理解が深まり、すぐにでも実践できるようになるはずです。
部下が思うように動いてくれない、言いたいことが伝わらない、といった悩みを抱えている人、口べただからという理由でコミュニケーションから逃げている人は、是非ご参加ください。
セミナー概要
●日時 :2010年04月23日(金) 19:00~21:00(18:30開場)
●講師 :西村 貴好 先生
●受講料:10,000円(「ほめ達!」検定3級受験料含む)
●定員 :50名(先着順)
●会場 :ティーズ渋谷フラッグ
人気講師のため、次回以降の開催は難しいと思います。
年度初めのこの機会に「ほめ達」への道をきりひらきましょう!















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