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「先送りしないための50の方法」と「人をやる気にする9の手法」

By: Rennett StoweCC BY 2.0


佐々木正悟 今月、立て続けに2冊上梓することになりました。テーマは似ていますが、方向がまったく異なります。

1冊は自分がやる気になって物事に取り組むためのTips集。とにかく理屈をこねるよりも結果を早く出したい、という人向けです。過度に理屈っぽくならないよう、雰囲気もあまり重くならないように気をつけました。

もう1冊は、人をやる気にするための本です。こちらはむしろ、心理学総出といいたくなるくらい、理屈っぽく書きました。他人のモチベーションのことですから、背景にある心理的なメカニズムをおさえていないと、役に立たないと思ったからです。

最初の本『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』は正直に言って、いくつかの方法を活用することで、1つか2つのプロジェクトと、3つか4つのタスクが片付いたら、儲けものだと思ってください。1200円の本ですから、800円でプロジェクトが進み、後の400円でタスクが片付くけば、私なら損をしたとは思いません。片付かないタスクに向き合ううちに、ジュース4本くらい飲んでしまうことはありますから。

後のほうの本『チームのやる気を高める「すごい!」手法』は、そこまで手軽なものではありません。しかし、承認欲求や内発・外発的動機づけについて、ここまで詳しく書かれた本は、ビジネス書にはあまり多くないと自負しています。著者としては、第3章に注目してもらいたいのですが、実際には第2・4章がよく読まれると思っています。お手にとっていただければ、その理由がよく分かるでしょう。

» いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法<いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法> (中経出版)[Kindle版]

方法01 未来の自分に期待しない 018
方法02 朝一でやる 022
方法03 現状を手放す 026
方法04 快楽を捨てる 030
方法05 危機感を持つ 032
方法06 先読みする 036
方法07 「パッキング」に気をつける 040
方法08 分解する 044
方法09 大きすぎる夢を抱かない 046
方法10 夢を紙に書いて満足しない 050
方法11 「誘導タスク」を設定する 054
方法12 ものをため込まない 056
方法13 結果を気にしない 060
方法14 リスクを減らす 064
方法15 「とりあえず」やらない 068
方法16 タスクリストの構造化をする 072
方法17 「現状維持バイアス」を外す 074
方法18 宣言する 078
方法19 「他人効果」を使う 080
方法20 「そもそも」を考える 084
方法21 白紙状態から始めない 090
方法22 まず「準備」をする 094
方法23 「スタンバイ状態」をつくる 098
方法24 カンペキ主義をやめる 100
方法25 感情を介さない 102
方法26 いまの状況を正直に伝える 104
方法27 タイマーをセットする 106
方法28 気持ちに余裕を持つ 108
方法29 気合いを入れすぎない 112
方法30 「選好逆転」に気をつける 116
方法31 やりたいことを増やさない 122
方法32 ひとつに絞る 126
方法33 決める覚悟をする 128
方法34 机の上をゼロにする 130
方法35 すぐ終わることも多いと心得る 134
方法36 まず胸をはる 136
方法37 ちょうどいい作業量を探る 140
方法38 一気にやる快感に気をつける 142
方法39 締め切りがなくても動ける方法を探す 146
方法40 言い訳しない 148
方法41 フィードバックをもらう 152
方法42 「自分はすぐやる人だ」と決める 154
方法43 音楽を聴く 156
方法44 「楽しい」と思い込む 158
方法45 短時間でやろうとしない 160
方法46 最大の損失を先取りする 162
方法47 ことあるごとに話題にする 164
方法48 なぜ「すぐやれない」のか分析する 166
方法49 見通しをつける 170
方法50 習慣にする 172


» チームのやる気を高める「すごい!」手法 (PHPビジネス新書)[Kindle版]

第1章 「やりがい」が生む「やる気」は組織を革命的に変える(「前向き」と「後ろ向き」二つのやる気
部下の「やる気」は上司がマネジメントする ほか)
第2章 「部下をやりがいに向かわせる」九つの手法(承認できる余裕を持つ
選択の余地を持たせる ほか)
第3章 やる気に関する五つの誤解(やっていればやりがいを感じられる
「やる気のない部下」にはペナルティが有効だ ほか)
第4章 コミュニケーションが少ないとやる気はなくなっていくの?(やっぱり競争が一番ではないでしょうか?
「成果主義」はやる気によくないのでしょうか? ほか)