※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

確実に自動的に大金持ちになる方法

自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア-
デヴィッド・バック, 山内 あゆ子
白夜書房 ( 2004-07-09 )
ISBN: 9784893679550
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


本書のタイトルは「インチキ」ではありません。少なくとも著者は、「自動的」の部分を本書の基本的な主張と考えています。それどころか本書を読むと、「自動的」にでなければ「お金持ち」にはなれないかのような印象すら、受けます。

とはいえ本書にはまったく驚くべき主張はありません。お金持ちになるための、きわめて堅実な方法論です。とらえようによっては、「人々は、お金持ちになるためには障害となるようなことばかりやっているが、それらを止めさえすれば、自動的にお金持ちになれる」と言っているようにも思えるでしょう。

ラテ・マネー

私も短期間とは言え「勤め人」だったことがあるのでわかるつもりですが、ちょっとしたストレスが積もってくると、どうでもいいようなものにお金を使いがちです。「自分へのご褒美」とか何とか言いつつ、お金を使う口実が欲しくなるのです。それによってちょっとした快楽が得られるなら、行動が自動的にすらなってしまいます。

このようにして使うお金が「ラテ・マネー」です。カフェ・ラテに「法外な」お金を使っていると、著者は指摘しているのです。

本当はアメリカでの話なのですが、ダブルノンファットラテとマフィン1個に600円を使うとしましょう。毎日はやらないにせよ、週に3度これをやるなら、この「ラテ・マネー」だけで、年に十万円近く支払うことになり、三十年間やり続ければ三百万円の支出になります。

他にも、買ってすぐに捨ててしまう雑誌や、缶ジュース、栄養ドリンクやお菓子のことを考えてみましょう。本書に出てくる事例はいささか大げさなものですが、「ラテ・マネー」に相当の出費をする人の場合、退社するまでに一億円近くをこれだけで使ってしまうと言うのです。つまり、「ラテ・マネー」をおさえる仕組みを自動化すれば、退社までに一億円を貯めることもできる、というわけです。

自分自身に払う

そういう「ちょっとした自分へのご褒美」をおさえてまで貯蓄して、人生何が楽しい、という指摘はアメリカでもありました。ただこれを「ちょっとした」と言えるかどうかについては、議論の余地があるでしょう。もうひとつ見逃せないのは、少なくとも「ラテ・マネー」をおさえるだけで、得られる結果がこれほど大きいという点です。

「ラテ・マネーを控える話」には、「より稼ぐ」ことも「保険を解約する」ことも「投資する」ことも「クレジットカードを持たない」ことも、一切関係ありません。もちろんそうした一般的な「マネー術」の重要性についても本書では言及しているのですが、何よりまず、私たちは「自動的に他人にお金を渡しすぎる」のです。そうではなく、「自動的に自分に払う」習慣をつけなければ、お金持ちになどなれないと、著者は強調しているわけです。

 これだけは信じてほしい。「まず自分に支払う」という決心をしなければ、どんなことをしても財産を築くことはできない。どんなことをしても、だ。

著者のすすめるもっとも単純で強力な「自分に支払う方法」は、今では誰もが知っている方法です。給料の10%を自動的に天引きして貯蓄に回すというものです。だから「自動的にお金持ちになる方法」なのです。

自動的に人に支払っているお金、たとえば税金などを支払うように、自分自身にも支払うようにしなければ、お金は貯まらない。おそらく本書のタイトルに釣られて読む人には、面白くもない話でしょう。それでも、「自動的」という点は1つのポイントです。そもそも私たちはなぜ、「ラテ」に半自動的にお金を払っているのか、考えてみても悪くありません。本当にそれで、思うような「成果」を得ているのでしょうか?

借金は?

1つ気になるであろう問題があります。家のローンなど、借金を抱えている人でも、10%をまず自分に支払うべきでしょうか? そんなお金があるのなら、借金皆済を急いだ方がいいような気もします。

しかし著者は、「借金があっても、まず自分に支払うべきだ」と言います。そして、私などには非常に面白い心理的効果を指摘しています。「借金を返済しながら、自分への支払いを始めると、モチベーションが非常に高まる」というのです。

これはたとえば「自己効力感」から説明できるかもしれません。結局私たちは、「もらう」→「使う」→「もらう」→「使う」というパターンに陥っているため、自分でお金をコントロールしている実感が、ほとんど得られないか、得られてもあまりに乏しいのです。しかし「ちょっとした」痛み、たとえば「ラテ・マネーを使わないこと」などに耐えることで、数字が増大していけば、お金に関して「自己効力感」が得られます。

このことが、貯蓄へのモチベーションを大いに高める。そういう期待は、確かにできます。

自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア-
デヴィッド・バック, 山内 あゆ子
白夜書房 ( 2004-07-09 )
ISBN: 9784893679550
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


▼編集後記:
佐々木正悟

iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ)
iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ)
技術評論社 2009-10-21
売り上げランキング : 121

おすすめ平均 star
stariPhoneを活用したい方に
starよい情報にショートカットする!
stariPhone、持ってもないのに読んでみた。最高!

Amazonで詳しく見る by G-Tools

『iPhone情報整理術』の6刷りが決定したようです。累計60,000部を突破しそうです。皆様、本当にありがとうございました。

Lifehacking.jpさんで、先日以下のようなキャンペーンの紹介もありました。

もちろん著者だから言うことではありますが、この冬、いよいよiPhoneを持つということであれば、ぜひ本書を一読してください。iPhoneは使い込まないと、どうしても色々な意味で「もったいない」ことになってしまうガジェットです。

決して「安い」とは言えないツールですからせっかく購入されるのであれば、最低でも毎月の使用料に見合ったメリットを得て欲しいと思います。本書には誇張ではなく、それを可能とするだけの内容が盛り込まれています。