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ブログを3ヶ月間毎日休まず書き続けてみて、思うこと



大橋悦夫2017年の最初の3ヶ月が終わりました。今年は思うところあって、毎日欠かさずブログ記事を書くことに取り組んでいるので、今回のこの記事を含めて、今日でちょうど90本の記事を書くことができました。

その結果、これまで以上にたくさんの方に読んでいただくことができました。それに加えてもう1つ、思わぬ成果が得られました。

ブログを3ヶ月間毎日休まず書き続けてみて、思うこと

1本のブログを書くのにかかる時間は、短くて54分、長いと3時間以上になります。平均すると概ね100分というところです。

今日までに90本の記事を書いてきたので、ざっくり3ヶ月間で9000分(150時間)、1ヶ月あたり3000分(50時間)という計算です。

これだけの時間をブログに振り分けることができたということは、それによって何かができなくなっているはずです。その何かとは何か?

実は当初からある程度見えていました。

映画やドラマの視聴です。

昨年同時期(2016年1月~3月)の間に観ていた映画やドラマの本数を数えたら52本でした。

それが今年の1月~3月の間は、24本。

複数のエピソードからなるシリーズドラマも「1本」と数えているので、単純比較はできませんが、概ね半減していることが分かります。

つまり、映画やドラマを観るための時間をブログに振り替えたわけです。

以前から「映画の時間を減らせば、もっとブログが書けるはず」とは思っていました。思っていただけで、実行はしてこなかったのです。映画の時間を減らすことで、映画から得られる以上の何か「いいこと」が得られるという保証がなかったからでしょう。

せっかく映画という楽しみの時間を犠牲にしたのに得られるものが何もなかった、という残念な結果を自ら招き寄せたくはないわけです。

でも、「今のまま」がベストだとも思っていませんでした。

むしろ、「今のままでは良くない」という焦燥感すらありました。

ほどなくして脳内で「ブログを今のままのペースで書いていく毎日」と「ブログを今よりももっとたくさん書いている毎日」という2つの毎日の一騎打ちが始まりました。

決着はすぐにつき、「ブログを今よりももっとたくさん書ける毎日」にシフトすることで、少なくとも「今のまま」からは抜け出せるような気がしてきました。

では、「もっとたくさん」とはいかほどなのか?

毎日であれば、書くか書かないかをいちいち考える必要がなくなるので簡単なのではないか?

そんなわけで、毎日書くことに決めました。

毎日書き始めてみて、すぐに気がつきました。

毎日打席に立ちさえすればいいのであって、毎日ヒットを打つ必要はない、ということに。

毎日書くことを渋っていたのは、打席に立つからにはヒットを打たなければダメだ、という“縛り”があったからでした。正直に言えば、今もこの縛りは完全には消えていません。

ただ、そもそも「ヒット」の基準が明確ではありませんでした。

むしろ「ヒット」よりも「三振」を怖れていた、すなわち、読んでいただいた方に「実にしょうもない記事だ」と思われることに対する恐怖が強かったということです。

よくよく考えてみれば、僕自身もいろいろな方のブログを購読して読んでいますが、すべての記事が「すげーおもしろい!」ということはありません。それでもそのヒット率はプロ野球選手の打率よりはずっと高いものです。例えば、10本の記事のうち5本ないし6本くらいは「おお、なるほど」と思える、それくらいの割合です。

決して2本や3本ではありません。そこまで“打率”が落ちたら購読をやめるでしょう。

そう考えた結果、自分としても10本のうち5本か6本はそれなりに読んでもらえれば良かろう、と思えるようになりました。

書き続ける中で、強く背中を押してもらえた言葉を最後にご紹介します。

自分が望んでいるにもかかわらず実行せずにいることを、正当化する口実などありはしない。

『人間は自分が考えているような人間になる』(p.181)

「今のまま」がベストだとは思っていない自分にはこれ以上に刺さる言葉はなかったのです。



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