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あとで、すぐやる



佐々木正悟 「すぐやる」というテーマで書いた本は、私事ながらよく売れました。そして「すぐやる」というテーマの本に、どんどん追随されました。ありがたいことでした。

先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫 さ 17-1)
先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫 さ 17-1) 佐々木 正悟

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しかし、あらゆることを「すぐやる」「すぐやる」とやっているのは非常に疲れますし、そもそも同時にできることには限りがあります。

私自身、もっとも仕事の進む時間帯は、10~12時です。「あらゆること」をこの時間帯にやってしまいたいのですが、そうもいきません。10時になったら何でもかんでも「すぐやる」「すぐやる」と言ってやってしまいたいのですが、2時間の間に、8時間分のことをやるわけにはいきません

いくつかのことは当然ながら「午後にやる」「明日にやる」ということにならざるを得ないわけでjjjj

ここで「セクション」という考え方が必要になります。10時からの2時間というセクションは、私にとっては最重要セクションです。ここでどこまでできるかが、非常に重要です。

が、できないこともあります。できないものは、もう少し不毛なセクションでがんばるしかありません。14時からの2時間、16時からの2時間です。

その「後でやる」ことにしたタスクが入るべきは、原則として「各セクションのトップである」と私は思っています。

14時になったら、すぐやる。16時になったら、すぐやる。

疲れているとは言え、セクションが区切られているということは、その前に何かしら区切りらしいことがあるわけです。たとえば昼食があります。14時とは「昼食後最初の時間」ということになるわけです。

これはほとんど「決めごと」に過ぎないといえばその通りです。しかし、セクションの最後には休憩、それも大きな休憩がきていることが多いので、セクションの頭は、気分的なものにせよ、多少は元気があります。もともと、10-12でやりたいけれどできなかったことをやるわけですから、気力が必要です。

「後でやろう」とだけ思って、夜になって突然ぶつかったのでは、やる気になれないのです。セクションの頭にわざわざ置かれていたならば、どうしてそれがそこに「やって来た」のかが推測しやすい。それだけ、取りかかる理由を簡単に思い出せる。

やる理由をどれほど簡単に思いつけるかが、タスクをこなすポイントのひとつなのです。

▼編集後記:
佐々木正悟



今月末に長野で実施するセミナーにて、やることを4つに決めました。

  1. 挫折しないタスク管理(GTD)
  2. いつかやりたいことをやる方法
  3. デジタル情報整理のコツ
  4. 書籍企画の作り方と出し方(おまけ)

以上の4本です。
よろしくお願いいたします。

3月26日 ライフハック@長野(3/26)