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「スキマ時間」より「ネギマ時間」



大橋悦夫最高のネギマ時間を作ってみること。

これを今年のテーマにしてもいいかもしれません。

「ネギマ時間」というは、12年ぶりに読み返した本に載っていた言葉です。

人間は誰しも一日24時間しか時間を持っていません。その限られた時間を何に使っているかというと、大きく分けて3種類の使い方をしています。

一つは、自分がやりたいと思っていることに費やす時間。
二つ目は、自分がしなければならないことに費やす時間。
そして三つ目が、ついやってしまったということに費やす時間です。

多くの人は、この三つ目の時間を見込まないでスケジュールを立ててしまうので、時間が余計に足りなくなって苦しくなってしまうのです。

「ああ、またやっちゃったよ」

誰もがそんな時間を持っています。

つい深酒をしてしまったとか、見る予定のなかったテレビ番組をつい見てしまったとか、友達とおしゃべりしていてつい遅くまで過ごしてしまったり、寝すごしたというようなものも、

この「ついやってしまった」という時間に含まれます。

でもこうした時間も、人生の彩りというかスパイスとしては、大切なものです。

ですから、最初からこうした時間も「楽しみのための時間」と割り切って、余裕を見ておくことが大切なのです。

これとは別に、目の前のことに追われ、日々の忙しさに押しつぶされそうになって苦しんでいる人もいます。

そういう方は、目の前のこと、短期目標、長期目標といういろいろなことがまるで焼き鳥のネギマのように一本の串に刺さっている「ネギマ人生」を目指してください。

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「ネギマでぜんぜんオッケー。むしろそのほうがいいくらい」

ちょっと気がラクになりませんか?

時間があればあるだけすべて「やるべきこと」に投下しなければならない。

そのように考えていると、息苦しくなります。

少しでもムダな時間を過ごそうものなら、「またやってしまった」という後悔の念に襲われるのです。これに対して、「ネギマでぜんぜんオッケー。むしろそのほうがいいくらい」と言われるわけですから。

次に課題となるのは、ではネギと肉の割合はどれぐらいが最適なのか、という問題です。

正解はありません。

自分にとって好ましいと思える配分であれば「オッケー」でしょう。

でも、これがむずかしい。

なぜ「むずかしい」と感じるかといえば、どれもこれも重要だからです。

気持ち的にはどれもこれも例外なく100%にしたい。

でも、そんなことは物理的に不可能です。

適当でもいいので、とにかく配分を決める必要があるのです。

最適な配分比率を決めるには?

これはカレーのスパイスの調合に似ているかもしれません。

複数のスパイスをそれぞれどれぐらいの割合で混ぜれば、おいしいカレーができるのか。

言うまでもなく、ある特定のスパイス1種類だけではカレーになりません。

複数のスパイスの組み合わせの妙。それがカレーの味を決めるのです。

同様に、自分の醸し出すテイストは、何にどれだけの時間を投下するか、その配分比率によって決まるはずです。

僕自身、カレーのスパイスを調合したことはありませんが、さまざまな調合パターンを試すうえでは「あること」は絶対に欠かせないはずです。

それは、記録です。

これまでにどんな組み合わせを試してきたのか。そして、それぞれどんな結果(味)が得られたのか。その試行錯誤の記録を読み返すことによって初めて「じゃぁ、次はこういう組み合わせを試してみよう」という次の方針が決まってくるからです。

自分にとって、いちばん“美味しい”と思える「ネギマ」の配分を見つけ出すこと。

そのためには、どんな組み合わせが“美味しい”と感じられたのかを後から参照できるようにしておく必要があるわけです。

TaskChuteであれば、ProjectやModeの構成配分、さらにはそれぞれが配置される時間帯を少しずつ変えながら様子を見ることになるでしょう。

というわけで、本年もよろしくお願いいたします。

 

参考文献:

『「絶対に達成する」習慣』、年初に読むのにうってつけの一冊です。
以下の記事でも言及しています。

» 情熱を維持し続けるために必要なこと


» 「次のステップ」が見えなくなったときに考えるべきこと


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» 「絶対に達成する」習慣 勝てる自分をつくる7つの方法