腹が立って、胃がキリキリしているのに、神経を逆なでしてくる関係者と話をしたり、睡眠時間がどんどんなくなっているのに、残務がますます増えているような気がするとき、あなたはどうしているでしょう? 「ストレス解消の12の技術」や「短時間で深く眠る15の方法」をネットや書店で探すのも良いですが、あなたにはもっと強力な武器があるはずです。それはあなたの頭脳です。
大事な問題を思考する
人は毎日、いろいろなことを思考しています。家から会社に行くだけでも、思考する必要はありますし、昨日のお昼に食べたものを思い出しながら、その日に食べるものを決めるには、もっと思考する必要があります。
このように、1日の大半の「小さな決断」を下すのに、何度も思考過程を繰り返すわけですが、当人にとって最重要問題を解決しようというときには、自分の思考をなるべく使わない、ということにしている人がしばしば見られます。冒頭のような、キリキリする胃に塩を塗り込んでくるような人への「対処法」などは、かなり優先順位の高い問題です。
こういう、お昼に何を食べるかを決めるより、ずっと自分の頭脳を活用する価値にある問題になると、自分の頭脳を頼る気にはならなくなって、書店やインターネットに向かってしまうのは、残念なことです。もちろん、自分で考えるよりも「いいアドバイスが聞ける」可能性は十分あるのですが、そうならない可能性も同じくらいあります。ざっと考えてみても、
・本の著者やブロガーが、あなたより賢いという保証はない
・本の著者やブロガーには、あなたの問題は分からない
・本の著やブロガーが、あなたの問題意識を共有できていても、具体的なデータを持っていない
といった要因が横たわっているからです。
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知性について 他四篇 (岩波文庫) Arthur Schopenhauer 細谷 貞雄 岩波書店 1961-01 |
短期記憶を操作する
そこでどうするかというと、自分の頭脳を活用します。問題を抱えている本人であれば、著者やブロガーに対して、少なくとも以下のアドバンテージが見込めるからです。
・自分の問題がなんであるか、詳細に知っている
・自分が求めている問題解決の成果も、はっきり分かる
・利用できる解決策の限界や環境も、手に取るように分かっている
このように、どんなコンサルタントも知りたがることを最初から知っている問題の当事者が、書店やネットに頼りたくなるのは、自分で考えてもいい知恵は浮かばない、と思い込んでいるからですが、「考える」ということを一からやり直してみると、一定の解決策は見えてくることが多いのです。それでもダメなら、そこで初めて、書店やネットを探しに行けばいいわけです。
「考える」ということは多くの場合、短期記憶の操作です。非常に基本的なところでは、二桁のかけ算の筆算です。思考過程において、単記憶の操作は必須なので、なるべく省力化して、短期記憶に脳を使わずに済むようにします。そうしないと、覚えておくことが限界を超えて、考えるどころではなくなるからです。
一般的な「問題」における記憶操作では、「シンボル」というものをよく用います。たとえば「上司」はシンボルです。絵文字などの「記号」で表しても良いでしょう。それらの「シンボル」を矢印やら分岐やらでシミュレートしてみて、現状、望ましい状態、力関係、執りうる手段などを探し求めるわけです。だいたい、以下のようなシンボルが考えられます。
・繰り返される問題
・関係する人間
・状況
・結果
・利用できる手段
・時間などのリソース
・過去に起こった事件
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なまけ者の3分間瞑想法 David Harp 片山 陽子 創元社 2000-09 |
短期記憶を拡張する
シンボルを利用するのは、短期記憶を節約するためですが(詳細でリアリティのある上司のイメージなどを想像すれば、イメージ操作どころではなくなります)、短期記憶容量自体を拡大するのも思考を助けます。その1つに、「リラクセーション」があります。
瞑想でも呼吸法でも、方法はいくつかありますが、短期記憶操作という目的に即して言えば、
・記憶容量を増やす
・感情に記憶操作のジャマをさせない
・思考過程に集中する
などのメリットがあります。「課長のことを考えただけで、はきそうになる」という状態では、思考はなかなか前に進みません。シンボルを操作するには、シンボルへの過剰な情動的反応を、生じさせない必要があるわけです。
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思考の整理学 (ちくま文庫) 外山 滋比古 筑摩書房 1986-04-24 |
ツールを使う
思考を補助するツールとして、以下のようなものがよく紹介されます。
・マインドマップ
・樹形図
・表
なぜこうしたものが役立つかというと、短期記憶の操作に便利だからです。筆算中、4×6=24を、脇に書き付けておくようなものです。そうすれば、それを覚えておくための心的努力が不要になるでしょう。
ときどき、これらを使ったときには、「シミュレート」しかやらない人を見かけます。つまり、どちらでも良いようなことを考えるのに、これらのツールを使っているのです。重要なのは使うツールではなく、思考することと、その対象です。大事な問題だけを、自分の頭脳で考えましょう。どちらかと言えばどうでもいい問題こそ、「●●のための10の方法」を参照するだけにすればいいのです。
| パソコンで広がる思考の翼 iMindMapではじめるマインドマップ(CD-ROM付) | |
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ブザン教育協会
インプレスジャパン 2009-06-26 おすすめ平均 |
ライフハック・セミナーのご案内
メンタルヘルスの要素を取り入れたライフハック・セミナーを8月より提供いたします。
料金 一般セミナー(地方講演等) 5万円程度
料金 法人様向けセミナー 10万円程度
(いずれの場合にも、交通費など応相談)
時間 1回90分〜120分
ご興味のある方はお問い合わせフォームより佐々木にご質問ください。
▼次回のセミナー:
参加者全員にもれなく500円分のクーポンをプレゼント!
7月31日(金)に迫りました、オーディオブックのポータルサイト「FeBe」を運営するオトバンク社長の上田渉さんのセミナーですが、同社のご好意で参加者全員にもれなく以下の特典がプレゼントされることになりました。
- FeBeクーポン500円分
FeBeにてオーディオブック購入時にご使用いただけます。
このほか、著書『脳が良くなる耳勉強法』の内容をもとにした以下のワークを予定しています。
- すき間時間マッピング
- 優位感覚をチェックする
- 聴覚の柔軟性を体感する
- 音韻表象を体感する
さらに、書籍に盛り込み切れなかった「耳勉強ハック」をご紹介いただきます。
耳が遊んでいませんか? 耳勉強法マスターが初めて語るオーディオブック徹底活用法!

『脳が良くなる耳勉強法』著者でオーディオブックのポータルサイト「FeBe」を運営するオトバンク社長の上田渉(うえだわたる)さんは、一日のうち起きている時間について耳がどれだけ遊んでいるかを調べています(すきま時間マッピング)。その結果、驚くべきことに聴覚が空いている時間が7時間、聴覚と視覚の両方が空いている時間が1時間もあったそうです。
つまり、聴覚だけで、1日の3分の1近くの時間が空いているわけです。
これに気づいた上田さんは、この“空き時間”をすべて耳学習に充てています。上田さんは超多忙な経営者ですが、それでも1ヶ月(平日のみ20日間)で140時間もの耳学習時間が確保できるのですから、一般の人ならもっと多くを確保できるはずです。
さらに、オーディオブックは、勝間和代さんはじめ、多くのビジネスリーダーから推奨されていますが、ただ聴くだけでは十分ではありません。上田さんによると、オーディオブックには7通りの聴き方があり、目的や状況に応じて聴き方を変えることで、よりいっそう学習効果を高めることができます。
忙しいビジネスパーソンなら、日々空費されていく7時間もの時間を有効活用しない手はありません。
そこで、『脳が良くなる耳勉強法』の出版を記念して、上田さんに耳勉強法とオーディオブック徹底活用法のすべてを語っていただくためのセミナーを企画しました。
あすなろBLOGセミナー『脳が良くなる耳勉強法』出版記念講演会
- 講師:上田渉先生(株式会社オトバンク代表取締役)
- 主催:あすなろブロガー 大橋悦夫
- 協力:あすなろBLOG(パソナテック)
- 日時:7月31日(金) 19:00~21:00(18:30開場)
- 場所:銀座TSビル4F パソナ研修室4C(地図)
- 定員:120名(先着順)
- 費用:3,150円(事前振込)
当日のトピック(予定)
- 耳勉強法とは何か(概要のご説明)
- 理論編
- 勉強のサイクルとは
- なぜ聴覚が勉強の役に立つのか
- 音韻表象とは何か
- 脳科学から耳勉強法を考える
- 私たちの「得意な感覚」を調べてみよう
- 実践編
- 聴覚は簡単に鍛えられる(耳の柔軟性を体感しよう)
- すき間時間を調べてみよう
- オーディオブックの聴き方を学習しよう
- 耳勉強法のテクニックを学習しよう
- 言語能力を鍛えるテクニックを学習しよう
- 耳勉強法Hacksのご紹介
間もなくお盆休み。まとまった時間が取れるチャンスです。このタイミングに耳学習の習慣を身につけて、スキルアップとキャリアアップを加速させましょう。
▼ブログ戦略講座DVD好評販売中!
【ビジネス突破塾vol.01】ブログ戦略講座<DVD>
アルファブロガーでありベストセラー著者としても有名な大橋悦夫さん(シゴタノ!主宰)と書評ブロガーの鹿田尚樹が語りつくした「ブロガーのためのブログ戦略講座」を一挙公開!
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- ほか
7つのブログを潰してきた共通の過去を持つ2人の講師による、様々な視点からブログマーケティングを語りつくした140分です。
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オーディオブック版










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