本やノートにハイライトを引くのに、蛍光ペンはあまり使わないようにしていました。なぜなら、紙が濡れて裏写りしたり、鉛筆で書いたところがにじんだりするのがイヤだったからです。
でも、友人に、固形の蛍光マーカーであるステッドラーの「テキストサーファーゲル」のことを教えてもらってから、がぜん、本やノートに線を引くのが楽しくなりました。テキストサーファーゲルで書いた時の感触は、ちょっと固めのクレヨンで書いているような感じなので、蛍光ペンで書いている時の感触とはかなり違います。でも、それが気持ち良くて、やたらとハイライトを引いてしまって、本来の「ハイライト」の意味をなさなくなっていることに、ハタと気付いたほどです。
キャップをしなくても乾きにくい
普通の蛍光ペンの場合、線を引くたびに、キャップを取り、線を引いたら乾燥しないように、すぐにキャップをはめますよね。何度も線を引いていると、これがとっても煩わしい。
でも、テキストサーファーゲルは、キャップを取ったままでも、2〜3日は乾かないというのです。実際に、2〜3日も放置したことはないですが、本を開いている間、ふたを取りっぱなしでいいのが、とっても楽です。
鉛筆の上からでもにじまない
鉛筆で書いた文字の上をなぞっても、線がにじまないのが、本当にストレスフリーです。
液体ではないので、本に線を引いたときにももちろん、紙がヨレヨレになることがありません。
蛍光色でハイライトを引くという、ただそれだけのことなのに、ペン1つで、これほど気分のいいことに変わるものなのかと。もっと早く使い始めていれば良かったなあ、と使うたびに思うのです。
▼海老名久美:
フィーリング重視のガジェッターでライターで翻訳者。「SPEAQ」の中の人。