※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

感情の疲れがたまる前に感情を休ませる

By: Golf Resort Achental TeamCC BY 2.0


シゴタノ!で はまさんが「休むことも仕事!疲れを溜めずに働くために私がしている5つのこと」という記事を書かれていますが「休む」と言ったとき、もっとも私が「休ませたい」と考えるのが感情です。

これは疲れを感じてから休憩すると、元の調子に回復するまでの時間が長くなってしまうためです。

» 休むことも仕事!疲れを溜めずに働くために私がしている5つのこと | シゴタノ!

まさにその通りでしょう。そして身体にもましてこの問題が顕著に出るのが感情、精神です。

感情的な疲労は、肉体疲労にもまして、いくところまでいってしまうと回復が難しくなります。そもそも回復するのに「休ませる」と言っても何をすればいいのかがわかりにくいものです。

ふつうの状態であれば「寝ること」「何もしないこと」が「休ませる」ことになるだろう、と思うでしょう。しかし肉体疲労時には「すぐ寝る」「何もしないでゴロゴロする」が簡単にできますが感情が疲弊してくると「イライラして眠れない」「何もせずにはいられない」などのことになりやすいのです。

回復すべきは「自信」

見るからに自信満々で「私のやることなすことは絶対!」みたいな人は別です。しかしほとんどの人にとって自信のある状態とは、ごくふつうの状態です。つまり人が自信を問題にするのは、感情が傷ついているときがほとんどなのです。

私たちが自信を取り戻したいと思うときは、いつものふつうの気分に戻りたいというだけです。時間が経てば戻ることのできるレベルであることがほとんどです。感情が疲弊しているときに望むことも同じで、ごくふつうの状態に戻りたいだけなのです。

私はこうしたときの方法論として、あれこれ今まで考えてきました。寝るのが一番いいのですが、昼間から感情がつかれているからといって布団で寝てしまうわけにもいきません。

そこで別の方法としてタスク管理の手法が使えないものだろうかと考えました。

感情的な問題を小分けにして、休み休み対処していくのです。

たとえば怒りを伝えにくい相手に怒りを伝えたいのであれば、小分けにして怒りを伝えていく。間に必ず休みを入れる。怒りを伝える全行程を計画して計画書を作成する

私はこれを実際やってみてわかったのですが、怒りを伝える全行程を実行に移す必要はまったくなくなり、それどころか全行程を先送りしてもまったく問題ないと感じられるようになりました。

俯瞰するということは、見通しを立てるためなのですが、しばしばタスク管理では見通しが立つとそれだけで安心できます。それと同じことが起こるのです。つまり「このようにすれば怒りを伝えることができるのなら、もう怒る必要はなくなった」と思えるようになるのです。少し不思議です。

いつも同じように効果が出るかどうかはわかりませんが、私は今後もこの方法をしばらく試していきたいと思いました。

▼編集後記:
佐々木正悟

3月9日 第1回タスクセラピー実践編(東京都)

洗い出し、長期計画、「重要だけど緊急ではないことのリスト」、いつかやりたいことリスト。

こういうリストを作ったはいいけど、いっこうに実行される気配がなく、しまいには作ったリストを見るのもいやになってしまう。

そういった問題を解決するためのセミナーです。こちらにおいでいただくコーチの人たちはたとえば「電子書籍を書く」といった「喫緊の仕事ではない長期プロジェクト」をタスク管理を通じて着実に乗り切っていった経験をお持ちです。

メインとなるツールはやはりタスクシュートということになります。ただ今回から、タスクシュート以外の方法論もご紹介したく、海老名久美さんにも加わっていただくことにしました。

皆様のご参加をお待ちしております。