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トップ > シゴタノ! > 今日の反省を明日の仕事に活かすコツ




順調に前に進んでいる時でも、時々振り返ることでいろいろとメリットがあります。「週記のススメ」では、週に1度腰を落ち着けて振り返るための週1日記について触れましたが、これとは別に今日は「4行日記」という毎日続ける振り返りのための、文字通りの日記をご紹介します。

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日記とは、その日に起きた事実とそれに対する意見(または感想)を記録するツールである、ということで。。

日記を単に書いて終わりとせず、折にふれて読み返すものであるとすると、読み返すことは感情を反復することになります。読み直すだけで書いたときのシーンがよみがえり、あなたは楽しくなったり悲しくなったりするわけです。時には、単に読んだだけなのに、身体がほてったりドキドキしたり、胃が痛くなったりもします。このような心身の状態になることは、心理学の世界では常識になっていることです。あなたが書いた言葉が人生や仕事の意欲や情熱につながるなら、みなさんは日記を続けることができるようになるのではないでしょうか。

実はもうひとつ日記には明確な特徴があります。それは日記が時系列だということです。日記を書いて、また読み返してみて進捗状況の確認や気持ちの反芻ができるのは、没頭している仕事や勉学、育児、恋愛、旅行、スポーツ等まで、ある目的があってその目的までの時間の流れが明確なときです。日記を書きながらその日を振り返り、結果を書き残したり、目的に向けてできたことやできなかったことを記述することで、スケジュールを早めたり、方向転換したりすることが可能になります。

繰り返しますが、日記はあなたが出会った事実と意見を言葉で記述したものです。言葉には古くから言霊(言葉に宿る不思議な霊威)が宿っているといわれてきました。言葉によってできなかったことができたり、行動が制約されたりすることです。つまり言葉は心に対して大きな影響力を持っているのです。

『4行日記』

※太字は原文では傍点。

個人的には、この本で紹介されている方法に従って「4行日記」を毎日つけています。手順を簡単に書くと、

 1.【事実】 その日にあったことや自分がやったことを書く(出来事を記録する)
 2.【気づき】その事実を通して気づいたことを書く(反省する)
 3.【教訓】 その気づきから導き出されたことを教訓としてまとめる(次の行動の標を作る)
 4.【宣言】 その教訓を活かして、できている自分の姿を描く(イメージを描く)

例えば、ある日の4行日記。

【事実】

年1回の作業に思いのほか手こずる。

【気づき】

こういう作業こそ考えなくてもできるように自動化しておくべき。
自動化するまでいかなくともドキュメントとして残しておく。

今回は不完全ながらも手順書を残していたので多少は助かった。

次回がない作業であったとしても、作業手順はじめドキュメントを
残しながら進めることを習慣づけること。
そうすれば、それが“ロボット”に移管できるようになるはず。

【教訓】

簡単な作業でも手順を書き出したうえで、これに沿って進める

【宣言】

僕は“ロボット”をうまく活用しながら仕事をしている人間です。

あるクライアントの業務で、年に1回しか発生しない帳票出力の仕事をしていたときのことです。人の記憶などまったくあてにならないもので、例えば3日前の夕食に何を食べたか、あるいは昨日の午後3時にどこで何をしていたかを即座に思い出すのは意外と難しいものです。日単位でこれですから、年単位になったらもう記録がなければ何もできないのも頷けます。

あまりやってはいけないことですが「やっつけ仕事」と呼ばれる究極の仕事術があります。すごいです。自分でもびっくりするぐらいのスピードで、とんでもない量の仕事をさばくことができます。そして、誰もその仕事を引き継ぐことができず、自分でも同じことは二度とできない、という秘密兵器です。

ランチ食べ放題の店で限界以上に食べまくって、お腹をこわし、ひとしきり苦しんでから落ち着いた夜になってから、やたらとお腹がすいてしまうのに似ています。あるいは、徹夜して仕事を終わらせたものの、翌日は昼まで寝ていて新たな遅れが発生し、結局その日も徹夜するとか。

そんなわけで、わかっちゃいるのに、つい勢いで「やっつけ仕事」に走りがちな自分を戒めるための教訓を導き出し、さらにこの教訓に従って仕事をうまく進めることができている自分をイメージ。

このイメージが翌日以降の仕事に良い影響を与えます。何か判断を求められたり、複数の選択肢を前に迷ったときに、うまくいくための選択が自分の外ではなく自分の内側から出てくる感じです。

さらに、このような4パラグラフの形式をキープすることで、「今日の事実は?」「そこで気づいたことは?」などのように4つの質問に答えていくだけで書くことができます。毎日続けるための敷居が下がります。予め以下のようなテンプレートを用意しておくと良いでしょう(僕自身もやっています)。

【事実】

【気づき】

【教訓】

【宣言】

さらに、これは週記とも関わるのですが、週に1度、日々の4行日記を読み返す際に、「教訓」だけをざーっと拾い読みしたり、「宣言」をひたすら遡っていったり、といった効率の良い振り返りができます。

「わー、同じこと宣言してる!」「言葉が違うだけで実態は同じ教訓がたくさんある…」という、あまりうれしくない発見もありますが、逆に言えばそれが自分のウィークポイントと言えるでしょう。「来週はこの教訓を実行できるようになろう」というように目標を具体的にフォーカスすることができます。しかも、それは誰かの本を読んで「お、これええやん!」と仕入れたノウハウではなく、自分自身の行動から生まれた自分だけのコツなわけですから、それが実現できれば効果も満足度も断然大きくなります。

<今日の反省を明日の仕事に活かすコツ>

日々の気づきと教訓を毎日記録し、読み返す。



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05月13日(土) プロジェクトを効率よく進めるためのツール活用法

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今回のテーマは、

プロジェクトを効率よく進めるためのツール活用法

です。

具体的には、EvernoteとWorkFlowyとScrapboxをどう使い分けるかを中心に解説します。

テーマは「ツールの活用法」ではありますが、この活用法を通してプロジェクトというものにどのように向き合えばいいのか、その考え方をお伝えします。

特に、中長期的な仕事の進め方について課題をお感じの方はぜひご参加ください。

好評いただいている個別相談の時間もご用意していますので、知識としては理解できているとは思うものの、なかなか実践に結びつけられず苦戦している、という方は、ぜひこの機会にブースターとしてご活用ください。


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