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TaskChuteでたくさんの細かいタスクを同じ時間帯の中で並び替えたい時のちょい技

By: frankieleonCC BY 2.0




大橋悦夫たとえば、セクションEの中で細かいタスクを最適な順序に並び替えたい、という場合。

通常であればセクション欄は「E」のままで、順序はNo欄の数字の大小で調整することになります。

この方法は数が増えてくると煩雑になるうえに、No欄の数字は並び替えのたびに10番飛びに書き換えられてしまうので、目安がつけにくいという問題があります(このあたり、TaskChuteを使っている人ならおわかりいただけるかと思います)。

そこでおすすめなのがセクション欄を工夫すること。

たとえば、以下のように「e6」とか「e7」のように英字+数字の2ケタで入力するようにします。

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こうすることで当然「e6」は「e7」よりも上に行きますので、No欄の数字との組み合わせで、「e6」の中で数字の小さい順に、次に「e7」の中で数字の小さい順に並びかえられることになります。

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セクションEはデフォルトでは「18:00~21:00」なので、「e6」とは18時台に終えたいこと、という意味づけになります。

「とりあえずセクションEの中で片づけたい」というタスクを集め、さらに「18時台で片づけたいタスク」という具合にタスク群を細分化していくことができるわけです。

予定外の割り込みが重なって崩壊寸前のTaskChuteを立て直すうえで、このように1つのセクションに追い込んだ「小さなタスクシュート」(シュートはそもそも滑り台という意味)の中で一気に片づけるのは有効な手段となります。

» タスク管理ツール TaskChute2

タスク管理ツール・TaskChute2


 

▼編集後記:
大橋悦夫



こちらでも書いていますが、TaskChuteはもともとは僕自身が自分で使うために必要に駆られて会社員時代の1998年に作り始めたものでした。

その後、フリーになってからも少しずつ機能を追加したり修正したりのメンテナンスを続けてきました。

そうして無料版として公開したのが2006年(こちらの記事にて)。

僕の個人的なミッションは、TaskChuteを使っていただくことによって自分にとって濃い時間を増やすこと。

濃い時間とは何かに夢中になれる時間、時間がたつのを忘れる時間です。こうした時間を増やすことが人生の充実に直結すると考えています。

逆にいえば、どんなに仕事を効率よくこなせるようになっても、自分にとって濃い時間が増えなければ、全体として「薄い人生」になってしまうと思うのです。

「濃い時間」の内容は人それぞれだとは思いますが、これを増やすために、あるいは逆に「薄い時間」を減らすために、その方法やアイデアを僕自身が実際に試してみたうえで、このブログを通してシェアしていきます。