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「koboTouch」に触れてみた

倉下忠憲

7月19日に発売された電子書籍端末「kobo Touch」。早速ゲットしてみました。「そういえば楽天ポイント結構残っていたよなぁ~」と考えていたら、ついうっかりポチってしまった感じです。

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電子書籍ストアのレビューについては

電子書籍ストアレビュー「楽天koboイーブックストア」-見て歩く者 by 鷹野凌-


端末については

404 Blog Not Found:速い!安い!うまい? – 0th Impression – Kobo Touch


をご覧になるとよくわかるかと思います。

私もまだ触ったばかりなので、簡単なファーストインプレッションなどを。


アクティベーション

端末のアクティベーションについては、公式ページのヘルプに解説があります。

【kobo】ヘルプ


パソコン用(Mac or Windows)のアプリをダウンロードし、そのアプリを起動させて、パソコンとkoto Touchをつなぐ、といった流れです。

アプリのダウンロードは以下のページから。このページが見つけにくかった・・・。

Kobo – Read Freely » Home


アプリ起動後は、端末側で「日本語」を選択して、接続待ちの指示が出たらUSBケーブルで接続し、後は待つだけです。

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起動時の状態でバッテリーは半分ぐらいでした。

内容物

まったく何も電子書籍を購入していない時点でも、以下の作品が端末には入っています。

  • 「坊ちゃん」
  • 「風の又三郎」
  • 「走れメロス」
  • 「我が輩は猫である」
  • 「源氏物語」
  • 「銀河鉄道の夜」
  • 「フランダースの犬」

※全て青空文庫

Wi-fi接続していれば、端末から電子書籍を新規に購入したり、あるいは無料のもの(たとえば青空文庫のほかの作品)をダウンロードすることも可能です。

またパソコン用のアプリから、電子書籍を購入することももちろんできます。

ちょっとだけ画面写真

実際に電子書籍を「開いて」みると、こんな感じです。

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設定をいろいろいじれば、ページめくりのスタイルや表示フォントも変更可のような様子。

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その他のE-Ink端末を所有したことがないので比較はできませんが、なかなか快適に読み進めることができそうです。

さいごに

端末の操作感覚はよいのですが、本を探しにくいのが一番の難点です。

またストアに並んでいるコンテンツの量も「まだまだ、これから」感はあります。が、これは時間と共に解決するでしょうし(しますよね?)、その辺は気長に待ちたいかと。

もう少し使い込んでみて、また記事を書きたいと思います。

▼今週の一冊:

コラムの書き方についての、コラム集。という少し風変わりな本です。しかしながら、たいへん面白い。

著者の小田嶋さんは、日経ビジネスオンラインの「ア・ピース・オブ・警句」でも有名なコラムニスト。たぶん、好き嫌いはあるでしょうが、なんだか知らないけどぐいぐい読んでしまうような印象的な文章は本書でも同様です。

ちなみにこの本の前半部分はミシマ社さんのウェブサイトからも読めます。
※第一回はこちら

いちおう私も物書きの端くれとして「うんうん、そうですよね」と頷くところとが多くありました。特に第十三回の「裏を見る眼」は本当に大切だと思います。

» 小田嶋隆のコラム道


▼編集後記:
倉下忠憲



新刊の販促活動も行いながら、次の本への執筆も徐々に取りかかっているところです。この切り替えが(個人的には)なかなか難しいんですが、作業用の本棚を入れ替えると、気分もスイッチする、という効果があることを最近発見しました。だからなに、という話ではありますが。


▼倉下忠憲:
新しい時代に向けて「知的生産」を見つめ直す。R-style主宰。