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100万円で確実に自分の内外に残る体験を買う

今週の「発想七日」のお題「100万円の体験」に取り組みます。

モノより思い出。わたしが以下の条件で「100万円」を差し上げるとします。
・ 24時間以内に使い切ること
・ 「体験」に使ってください。いかなる形でもお金あるいは買ったものは翌日に持ち越せません(金融商品を買うとかはダメということです)

さて何をしますか?何が残ることを期待しますか?

普段したくでもできない体験で、100万円のお金があることでできるようになる体験。

まず、したくてもできない理由は「そのための時間を確保できないから」でしょう。なぜ確保できないかというと仕事があるから。であれば、お金を支払う代わりに自由になる時間を買う、ということになります。

あ。でも、24時間以内ということであれば、休日を使えばいいのか。振り出しに戻る。

ということは、普段したくてもできない体験で、しかも「そのための時間を確保できないから」ではなく「そのために必要なお金がないから」あるいは「そのことに使うお金がないから」という理由でできない体験ということになります。

おそらく100万円ならちょっとがんばれば調達できそうなので、「そのことに使うお金がないから」ということで考えてみます。

「せっかく100万円使うなら○○したい」という感じになるでしょうか。そう考えると、モノというより何らかの権利や資格のような気がします。選ばれた人、あるいはVIPしか入ることを許されない場所に入る資格とか。

1泊100万円するホテルのスイートルーム

・・・ありきたりですね。残るものは優越感と満足感。あと、知り合いに自慢できること。ちょっと虚しい感じ。。

ではこれはどうでしょう。

ふだんは個人指導してくれないような何かのカリスマ講師にマンツーマンで1日みっちりレッスンを受けて、24時間後には新たなスキルとか考え方が得られるような体験。

我ながらなかなか良いような気がします。自分一人だったら時間がかかるところをショートカットできそうだからです。そういえば、楽天の三木谷社長は、楽天の創業当初、Webシステムのプログラミングやデータベースの知識を身に付けるために1日10万円を払ってエンジニアの人に個人レッスンをお願いしていた、というエピソードを思い出しました。

「そのことに使うお金がないから」という問題意識は、結局のところ時間の問題に帰結するようです。

この時間の問題を解決する手段は2つ。

 1.人と協力する
 2.お金を使う

人と協力するのであれば、今回のようにお金を払って講師にお願いする、ということも含まれますが志を同じくした、win-win関係を確立できそうな人と一緒ならお金ではなく志という対価でお願いできるような気がします。

お金は人から人に移動してしまうため後に残りませんが、志は人に渡しても、移動ではなくコピーなので、たとえ人数が増えても全員が同じ量をキープし続けられます。それだけでなく、その質を高めることができる可能性もあります。

ここまで考えてきて、1つ思いつきました。

自分の志を多くの人に知ってもらい、これに賛同してくれる人と一緒に志をともにして何か1つのことに取り組む。もちろん、そのためには100万円も要らないかも知れませんが、多くの人に知ってもらい、その中から賛同者を捜す、という活動は急にできることではないと思います。そこで、100万円の範囲で、広告を打ち、セミナーを開催する、ということが考えられます。

そこで得られた“仲間”はずっと残るでしょう。時は待ってくれません。“仲間”を集めることができても、すでにおじいさんになってしまっていたら、もうそれ以上何もできないことになってしまいます。

そのために100万円で時間を買いたいと思います。

でも、これって、やる気があるのなら自分のお金でやるべきものかも知れませんね。