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早起きをするコツ
2005/09/15 Thu 22:44 by 大橋 悦夫 このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリを含むはてなブックマーク

タグ:やる気を出すには? / 睡眠テクニック / 継続力をつけるには? / もっと時間が欲しいとき

昨日のエントリでNarinari.comの池田豪彦氏のすさまじいまでのブログ・ライフをご紹介しました。

起床は朝3時半。200?300のニュースサイトやブログをチェックして、朝一番に更新するための原稿を作る。途中仮眠や外部の原稿書きなどをはさみながら、昼12時、午後5時、9時と更新。5回目の原稿を午後11時にアップして、1日の作業が終了。これを土日も盆暮れも休まず、毎日やる。

ここで気になったのが睡眠です。どんなに忙しくても、睡眠だけははずせません(一般的に)。翌日も朝から活動をしなければならないオトナにとっては「終わらなかったら徹夜すればいい!」というアイデアはなかなか前向きに検討できるものではありません。なので、たいていはそうせざるをえない状況に無理矢理背中を押されるようにしてためらいがちに突入していきます。

余談ですが、徹夜が決まるとなぜかウキウキしてきて、今まで手をつけていなかった部屋の掃除を始めてみたり、本棚でホコリをかぶっている本を適当に取り出して読み耽ってしまうという脇道に逸れていくのがいつも不思議でなりません。そういった脇目にふれずに一目散にやるべきことをやっていれば、徹夜にならずに済んだかも知れないのに、つい「朝までたっぷり時間がある!」という現実がそうさせてしまうのでしょうか。

そうならないためにも、やはり早起きをして規則正しい生活を心がけたいものです。


かなり古いのですが、時折読み返している『眠りを減らせ!』(初版は1989年)という本があります。その中から1つ、早起きをするコツを引いてみます。

無理なく減らして、好きなことをするのがコツ

それにしても、動物を眠らせないようにしておく場合、愛情のこもった方法を用いたほうがうまくいくというのも興味深い話である。ネズミの場合、眠りそうになるたびにショックを与えて起こしていると、18時間から30時間が限度で、それ以上になると眠ってしまう。ところがネズミを歩かせたり、手で触ったり、えさを食べさせたりというような愛情のこもった方法で眠らせないようにした場合は、4日間全く睡眠を取らなくてもえさはよく食べるし、元気もよいのである。

この実験から得たことを、われわれの睡眠短縮法にあてはめて考えることができる。たとえば、仕事をする時間を増やすために睡眠時間を2時間減らそうとするとたいてい3日坊主で終わってしまうが、毎日少しずつ無理のない程度に睡眠時間を減らしていき、浮かした時間にほんの少しでも自分の好きなことをするようにすれば、比較的簡単に新しい睡眠パターンが身についてうまくいくのではないだろうか。

言われてみれば当たり前のような気もするのですが、このあたりは、昨日も書いた「やる気」問題に密接に関わってきそうです。

Narinari.comにとっても“しょこたん”にとっても、そして我々にとっても、1日に与えられている時間は同じ24時間です。「時間はつくるもの」と言われて、じゃぁどうやってつくるかということで、「やるべきこと」と「やる必要のないこと」とを見極めて、時間をやり繰りして、うんぬん…という一般論があるわけですが、それ以前に、その前の段階で気迫というかマグマというか、とにかく自分の中にある「やる気」をいかにつくり出し、焚き付け、高温で完全燃焼させるか、ということが大事なのだと思いました。

「やる気」が起きるのは、それをすることで“えさ”が与えられるからでしょう。やる気が起きるから早く起きることができる、というような。でも早起きするときに、必ず突破しなければならない関門がいくつかあります。

 1.昨日は寝るのが遅かったからもう少し寝よう(午後の会議で眠くなるのは嫌だし…)
 2.だいじょうぶ、あと30分寝てても遅刻しない
 3.睡眠不足は風邪のもと
 4.このフトン気持ちイイなー!
 5.寒い(冬季限定)

これらをくつがえすような強烈な動機があれば、起きることができるはず。中でも一番手強いのが1の「もう少し寝ないとダメだ」という抗いがたい自己暗示です。では、本当に寝ないとダメなのでしょうか? 「2度寝をするくらいなら起きたほうがいい」というような精神論(?)がありますが、短期間であれば「それもそうだな」ということでがんばって(無理して)2度寝の誘惑に打ち勝てるのですが、日中に眠くなったり、頭痛が起きたり、何となく仕事に集中できないと、途端にこの行動は弱化してしまいます。

そこで“えさ”を与えます。日々のスケジュールを立てる際に、好きな本を読んだり、映画のDVDを観たり、あるいはライフワークとして取り組んでいることなど、とにかく“楽しみにしていること”を仕事が終わった後の夜ではなく早朝に組み込むようにするのです。言うなれば、自分に対する早朝の愛情。

楽しみを夜に取っておくと、仕事が延びた時に真っ先に犠牲になってしまいますが、早起きした朝に先に楽しんでしまえば、後はいくら仕事が延びてもへっちゃら(のはず)です。その分、早起きできなかった場合は泣く泣く諦める、というペナルティーがあります。

とはいえ、人は飽きるもの。早起きしても与えられる“えさ”に満足しなくなるときが必ずやってきます。

そうなったら次のステップ。朝の楽しみがこのような個人的な娯楽ではなく、誰かのために役立つ活動にしてみます(自分ではまだできていませんが…)。もしそれが楽しくてワクワクするものであれば、十分“えさ”として機能するではないでしょうか。例えば、Narinari.comの池田氏の場合は毎日10万ヒットを集めるサイトの更新作業そのものがやる気を起こすきっかけになっていそうです。

自分が楽しいだけでなく、それが誰かの役にも立つ、という習慣であれば、個人的な楽しさが後退したとしても、自分の外から継続のためのパワーあるいは愛情をもらえるかも知れません。


<早起きをするコツ>

自分に対する早朝の愛情。




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