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習慣を身につけるコツ<実践編>

最近は習慣ねたばかり書いてますが、懲りずにまた書きます(習慣?)。

 ▼最近の習慣ねた
 ・達成しやすい行動目標を立てるコツ肯定文で書く
 ・やるべきことを習慣にするコツ繰り返しやりたくなる仕掛けを組み込む
 ・習慣を継続させるための10のコツそのゴールを常に意識する

習慣はそれが身につく(=無意識にできるようになるくらい)まで繰り返す必要があります。なので、同時にたくさんの習慣を身に付けるのは難しい、ということになります。

そこで、ベンジャミン・フランクリンは、自分に必要な「徳」を習慣づけるために以下のように1つ1つ“各個撃破”で乗り切ったようです。

Knowledge/フランクリンの十三徳

習慣づけるための考え方について、氏は自伝でこう語っている。

私はこれらの徳がみな習慣になるようにしたいと思ったので、同時に全部を狙って注意を散漫にさせることはしないで、一定の期間どれか一つに注意を集中させ、その徳が修得できたら、その時初めて他の徳に移り、こうして十三の徳を次々に身につけるようにしていった方がよいと考えた。

具体的には、次の手順で実施した。
 ・1週間に1つ、その週の課題となる徳を選んで厳重に注意する。
 ・手帳の1ページに、横に曜日、縦に十三の徳をとったマス目をつくる。
 ・1日の終りに、それぞれの徳目に関して犯した過失を調べて、マス目に黒点で書きこむ

これを読むと、習慣を身につけるためには「徳を選んで注意する」とか「過失を調べる」とか「書きこむ」といった“メタ習慣”とでも言うべき、習慣を身につけるための習慣の存在に気づきます。

つまり、習慣を根付かせるためには、こういったチェックを毎日欠かさず励行する必要があるわけです。

そこで、どんなに忙しくても必ず欠かさずやっていることに注目します。例えば、

 ・トイレ
 ・入浴
 ・メールチェック
 ・着替え・身支度
 ・敷居をまたぐ
 ・電車に乗る/降りる
 ・同じルートを通って出社する
 ・同じルートを通って帰宅する
 ・財布を開く
 ・定期入れから定期券を取り出す
 ・腕時計を見る
 ・ケータイを開く(見る、操作する)
 ・食器を洗う
 ・冷蔵庫を開ける/閉める

・・・挙げていくとキリがありませんが、無意識にやっているこれらの行動に、そのシチュエーションで一緒にやってしまえるようなもうワンアクションをアドオンすることで、自然にそれを習慣として組み込むことができるのではないでしょうか。

例えば、時間がなくて本がぜんぜん読めない、という人でもトイレに行く時間はきっとあるはず。そうしたら、読みたい本をトイレに置いておけば、たぶん読めるでしょう。1日2ページ足らずであったとしても、そこから何かしら学べたりインスピレーションが得られればしめたものです。

つまり、「読書」を習慣づけるために、すでに習慣になっている「トイレ」に“あいのり”させてもらうという感じです。ほかにも“あいのり”可能な日課はたくさんありそうです。

そんな中で、別に新しくもなんともないですが、メールで通知させる、という手段があります。check*padというWebアプリにはモーニングリストという機能があり、これを設定しておくと、そのリストの内容が毎朝メールで通知されるようになります。

習慣として身につけたい行動リストをモーニングリストとして登録しておけば、毎朝そのリストが届くので、メールチェックのついでに習慣チェックもできる、というわけです。

ただ、毎日同じ内容のリストが届くと、タイトルを見ただけで「見なくても内容はわかる」 → 「だから見ない」という弱化が起こってしまいます。そこで、毎日このリストを見ることを習慣づける(=強化する)ために、その日に気づいたことや「これはやらねば!」と思ったことをその日のうちにモーニングリストに反映しておきます。

こうすることで、翌朝には更新された(=昨日の反省が反映された)新しいリストが届きます。メールチェックが楽しくなるのではないでしょうか?(自作自演ですが…)

モーニングリストを文字通り毎朝チェックすることによって、その日の行動がきっと変わります。

以前も紹介しましたが、習慣の重要さを表す言葉がありますので再掲します。

心は行動となり、行動は習慣を生み、習慣は人格を作り、人格は人生を決する

<習慣を身につけるコツ>

毎日やっていることに“あいのり”させてもらう