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やらなければならないことを確実にこなすコツ

日々、“やらなければならないこと”のリストを眺めて、そのうちのいくつかをスケジュールに落とし込んで、そして仕事に取り掛かっていますが、「やらなければならない」とわかっていても、できないことが少なくありません。

例えば、予定外の飛び込み仕事の対応に追われたり、他の仕事が予想以上に時間を要したりといった物理的な要因もありますし、ただ何となく気分が乗らない、という精神的な理由の場合もあります。

追われてやるのはどうにもバツが悪いですが、かといって余裕がたっぷりあるとなかなか手がつけられないものです(それゆえ、後で追われることになる…)。

ううむ…。

この問題に関する考察と1つの解。

Important vs. Urgent
(重要 vs 緊急)

Our problems, however, are not that we make the wrong decision, but that we defer that some decisions until only one option is still available. We then have to pursue that option or else. The question is, “Why do we do that?”

問題は、間違った判断を下すことではなく、選択の余地がなくなるギリギリまで判断を先延ばしにしてしまうところにある。「なぜそれをやるのか(あるいはやらないのか)」を考える必要がある。

一度やると決めたら、

 1.それをしないことによって被るダメージ
 2.それをすることによって得られるメリット

を考えると良いそうです。なるほど。

「やらなければならない」という切迫感だけで人が動いているわけではないのですね。考えてみれば思い当たるフシありまくりです。「ダメージを受ける」ことを回避するべく、背中を押されるようにして動く場合もありますが、それをすることでメリットが得られる、あるいはそれをすることそのものが楽しい体験である場合でも、人は動きます。

そういえば、「締め切り直前まで仕事に手がつけられないのはなぜか?」というエントリで以下のように書いたことを思い出しました。

つまり、締め切り直前まで手がつけられないのは、「やらなければならない」という「現実の切迫感」が薄いから、ということになります。

「現実の切迫感」が薄いなら、人工的に濃くしてしまえばいいのではないか、と考え、僕が最近実践している方法をご紹介します。

1.締め切りまでまだ余裕のあるが、手をつけておきたい(=ステータスを「未着手」から「進行中」に変えたい)仕事をいくつかピックアップする

2.ノートPCとその仕事に必要な資料やデータを集めてかばんに入れる

3.おもむろにカフェに出掛ける

ポイントは、脱・日常です。「ロボット」によって「なじみ深い環境」をいとわしく思わされているなら、その「ロボット」から「現実」を取り返すために、なじみ深い日常から“ログアウト”するわけです。

カフェに出掛けるのは、「やらなければならないこと」を確実にやり遂げるために、自分を追い込むための手段です。でも、それだとストイックに過ぎます。そこで、“must do”なことだけでなく「楽しいことが得られる」「楽しくなる」といった“enjoy doing”なことを盛り込むのもモチベーションを高めるための1つの方法になりそうです。

そういう意味で「やらなければならないことリスト」の項目1つ1つにそれをやると楽しくなること、あるいは得られるメリットを書いておくと良いかも知れません。

<やらなければならないことを確実にこなすコツ>

それをすることで得られるメリットや楽しさを盛り込んでおく。