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効率化の「怪人」の軌跡〜小川慶一さんとランチオン!
2008/08/20 Wed 07:29 by 大橋 悦夫 このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリを含むはてなブックマーク

タグ:ランチオン / 『英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法』

「エクセルマクロの怪人」との異名を持つ小川慶一さんとランチしてきました。

小川さんは、その名の通りエクセルを使った業務効率化の支援を生業としていらっしゃる方です。



小川さんを語る上で欠かすことのできない要素、それはその素性。

ということで「バットマン・ビギンズ」ならぬ「小川慶一・ビギンズ」のご紹介、怪人だけに。

» 怪人 - Wikipedia

怪人(かいじん)とは、単純に定義すれば怪しい人物のこと。素性の知れない人間・常人離れした行動力を持つ人間を指して呼ぶことがあり、博物学者の南方熊楠や雑誌編集者の大伴昌司など、プライバシーを明らかにせず、広範な知識と活動を行った先人で「怪人」扱いされるものも多い。



以下、敬称略。

小川慶一・ビギンズ



世界へ(いきなり)


小川は東京大学農学部出身。

卒業後はそのまま大学院に進学するも、大学時代に始めたサッカーに目覚め「もっと上手くなりたい!」という一心で、南米チリへサッカー留学。

しかしながら、現地では怪我のおかげで肝心のサッカーはできずじまい──。

それでも、サッカーができなかった分、半年の滞在中に、スペイン語をマスターしたり、マチュピチュの遺跡・ナスカの地上絵・イースター島といった南米を代表するスポットを巡ることができ、本人的には充実した時間だった模様。


海の仕事


帰国後は、海運会社を中心に就職活動を展開するものの全滅──。

めげずに、ひたすら「海に関わる仕事」を求めて、タウンページを繰りながら全国各地の網元に電話をかけまくる。その中の1本が、鹿児島のとある漁協を介してシラス漁とカジキ延縄漁の船頭の家に通じていた。

だが、実際に現地に乗り込んでみると「今年は不漁だ」とのことで、漁に出ることはほとんどないまま船頭の家とスナックでへべれけになるまで焼酎で酩酊する日々──。

その後も、海の仕事を渡り歩く。

霞ヶ関ビルに入っている漁協団体の事務所をしらみつぶしに尋ねてまわり、銚子に仕事があるとの情報をつかみ、すぐさま銚子へ飛び、旋網(まきあみ)漁船の船員として、イワシ、イナダ、スズキなどを追いかける。

銚子の仕事は半年続け、それまでに貯めたお金を使って、かねてからの計画どおり世界一周の旅へ。

米国のフロリダ州を起点にエクアドル、チリ、アルゼンチンなど南米諸国を巡り、ケニア、エジプトを経てイタリアに入り、フランスを最後に半年ぶりに帰国。


命がけの仕事と生死の境


帰国後は、倉庫会社に職を得て、大黒ふ頭の港湾作業現場で力仕事に精を出す。夏には東京湾の花火大会を間近で観られる一方、毎月のようにどこかの港で作業員が命を落とすという危険な職場でもあった。

実際、小川自身も夜中にクレーンに挟まれそうになり、わずかに残されていた隙間に身を滑り込ませたために辛うじて一命を取り留めたものの、背中の皮をベロンと剥がされて血だらけになる──。

すっかり傷も癒えた頃、今度は病魔に襲われる。ネフローゼ症候群と診断され、半年間の入院、そして3ヶ月の自宅療養を余儀なくされる──。


エクセルマクロとの出会い


9ヶ月の休職を経て、倉庫会社に復帰すると同時に営業企画部門に異動。病み上がりの小川に課されたのは営業損益シミュレーション資料の作成や各部門の業績管理など、おびただしい量の「数字仕事」であった。

例えば、60パターンの損益シミュレーションを行うために、60個のエクセルシートを作り、手作業で少しずつ違う値を入れ、グラフ化して印刷、その中から有望なシナリオだけを抜き出して資料にまとめて役員に提出する、という気の遠くなるような“苦行”。

そんな中、小川はエクセルマクロに出会う。

エクセルマクロとは、ひとことで言えば、エクセルの作業を自動化する手段。農学部水産学科出身の小川にとっては鬼門であるプログラミングの知識が要求されるものだが、悪戦苦闘しながらも少しずつ身につけていく。最終的には、それまで3日かかっていた作業がマクロの力によって1分もかからずにできるまでになった。

その後、IBMの経理子会社に転じ、ここで小川はエクセルマクロのノウハウを完成させる。社内研修担当として、エクセルマクロを初め、データベースソフトのアクセスなどのIT技術全般にわたってセミナーを実施し、自信を深める。

ほどなくして、そのIT技術に裏打ちされた業務遂行能力を見抜いたネットベンチャーのオーナーによって引き抜かれ、知的財産担当としてジョイン。年収は一気に倍以上に。

10名に満たないベンチャーのため、業務量は膨大だったものの、通常業務から管理業務にいたるまで得意のエクセルマクロで乗り切り、多いときで20週で20件の特許出願に携わる。


そして、怪人へ


2008年、同社が取引のあった大手総合電機企業に買収されたのを機に退職、「怪人」として、エクセルマクロを初めとする、業務効率化を支援する事業を始める。


怪人からのオファー


現在、小川さんは以下のようなセミナーを提供していますが、

 ・1.エクセルマクロ初中級速習コース
 ・2.Excel操作効率10倍アップセミナー

このセミナーの運営をお手伝いしてくれる方を募集されているそうです。ご興味ある方は、こちらから直接ご連絡ください。

また、セミナー自体に関心を持たれた方は、

 ●9月3日(水)23:59までに
 ●「シゴタノ!で見た」とお書き添えのうえ

申し込んでいただくと、以下のディスカウントが受けられるそうです。

 ・1.エクセルマクロ初中級速習コース 75,000円 → 70,000円
 ・2.Excel操作効率10倍アップセミナー 5,500円 → 3,500円


余談


ちなみに、小川さんは昨日ご紹介した以下の本の著者でもあります。今回の経歴と重ね合わせてみると、なるほど「怪人」のなせる業だと納得できます。




▼次にすること:
・「怪人」のサイトでエクセルマクロの動画デモを見てみる


▼関連:
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