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成功本を使って本当に成功するための8つのポイント

 1.自分の性格傾向を知る
 2.自分の性格傾向に合った「続け方」を採用する
 3.好きなことを見つける
 4.脳をだまして「ポジティブ思考」を引き出す
 5.人の幸せよりもまず自分の幸せを第一に考える
 6.自己投資にかけるお金は「ちょっと懐が痛む金額」を目安にする
 7.「GIVE&GIVE」より「GIVE&MAKE」
 8.ゆっくり少しずつ変えていく

『成功本はムチャを言う!?』より。

1.自分の性格傾向を知る(p.124)

著者によると、人は何に一番大事な行動の価値基準を置くかによって4つのパーソナリティに分けられる、としています。その4つが以下(カッコ内の漢字一字は略称)。

 ・目標達成的傾向──行動を重視する人(勇)
 ・親和的傾向──調和することを重視する人(親)
 ・献身的傾向──愛し愛されることを重視する人(愛)
 ・評価的傾向──考えることを重視する人(智)

自分がどのパーソナリティに近いか(完全に振り分けられるものではありません)によって、行動の現れ方が変わります。例えば、「勇」のパーソナリティが強い人は、次のAのような言葉によって、「よし、やるか!」という気になりやすくなります。他のパーソナリティについても同様。

 A「この目標が達成できるかどうかは、君の成果にかかっている」(勇)
 B「みんながんばるから、君も得意な○○の仕事で貢献してほしい」(親)
 C「目標達成のために、君にぜひ助けてもらいたい」(愛)
 D「目標を達成するためには、君のアイデアがほしい」(智)

同様に、「認められた!」と感じるフレーズもそれぞれごとに異なります。

 A「君の力で困難な目標も達成できたよ」(勇)
 B「あなたが役割を果たしてくれたことで、みんながうまくいったよ」(親)
 C「あなたがいてくれたおかげで、私は助かったよ」(愛)
 D「君の頭脳・アイデアのおかげで、こんなにうまくいったよ」(智)

これらを読んで、一番ピンと来る言葉があれば、その末尾のカッコ内があなたのパーソナリティに近いといえるでしょう。

ここで大切なことは、成功本に書かれている言葉が、自分にとってピンと来る表現で書かれていなければ見落としかねない、という事実です。

2.自分の性格傾向に合った「続け方」を採用する(p.130)

続け方にもパーソナリティが影響します。各パーソナリティごとの「続け方」が解説されています。

3.好きなことを見つける(p.126)

好きなことを見つけるうえでも、やはりパーソナリティが関わってきます。
そこで、パーソナリティを簡単に知る方法が紹介されています。
それは「自分がときめく動詞」を見つけること。

 勇:「できる」
 親:「役に立つ」
 愛:「大事にする・愛する」
 智:「理解する・わかる」

ほかに「嘆きのキーワード」を見つける、という方法も紹介されています。

たとえば、ある編集者は「30万部のベストセラーを作るなんて、オレには無理だよ」といつも嘆いています。

一見、不可能なことを口にしているように見えますが、じつはこれこそ彼が心から望んでいることなのです。(中略)このように、自分があきらめている嘆きのフレーズの裏には強い願望が隠されています。嘆きのフレーズを裏返してみると、そこから自分の本当にやりたいことが見えてくることも多いのです。

はい、ではさっそく嘆いてみましょう。

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見つかりましたか?

4.脳をだまして「ポジティブ思考」を引き出す(p.138)

無理矢理「ポジティブ」を演じようとすることは逆効果。
そこで「脳をだます」という方法が紹介されています。

これを読んで、脳をだまさずにポジティブ思考をしようとすることは、ブレーキを踏みながらアクセルをふかすようなもの、あるいは、麻酔をせずに手術に臨むようなものだと感じました。

5.人の幸せよりもまず自分の幸せを第一に考える(p.141)

無理をするな、と。

6.自己投資にかけるお金は「ちょっと懐が痛む金額」を目安にする(p.145)

「ラクに出せる金額」では本気になれず、「高すぎる」と続かない、と。

ほどほどの金額なら、元を取るべく真剣になれます。

7.「GIVE&GIVE」より「GIVE&MAKE」(p.148)

「普通の人」には、与えまくるのは無理でしょう、と。

代わりに誰かと一緒に何かを作り出す関係を作り出せれば、成功のベースになります。

8.ゆっくり少しずつ変えていく(p.151)

結局、「変わる」とは潜在意識を変えることです。

でも、人には現状を維持しようとする傾向があります(ホメオスタシス)。
では、どうすれば良いでしょうか?

腑に落ちた説明が以下。

三日坊主も断続的でも続ければ、立派な継続です。そうやって三歩進んで二歩下がるを続けていくことによって、脳を少しずつ慣らしていきます。急激な変改には脳は拒絶反応を示しますが、ゆっくりした変化にはだまされて、知らず知らずのうちに書き換えが進んでいくというわけです。

逆ゆでがえる、ということですね。

まとめ

後半は駆け足になりましたが、今回は本書のハイライトである3章「成功本を“自分流”に読み替えるヒント」をもとに構成しましたが、個人的には2章「成功本、『8つの成功ノウハウ』に物申す」がなかなか痛快かつ刺激的で良かったです。なんか読んでいてヒヤヒヤしましたが…。

実は、著者の新田義治さんとは8/6(水)に受講したセミナーでご一緒していました。たまたまセミナー開始前に声をかけていただき、名刺交換。よくよく見たら読み始めたばかりの本の著者だったというわけです。新田さん自身も、名刺交換した相手が自分の本の読者だったということで喜んでいらっしゃいました。

それにしても、新田義治さん、吉幾三さんにそっくりで、飲み屋などでよく声をかけられるそうです。それで握手には応じるのだとか。

ということで、新書で170ページという薄さですが、さらりと読める割にはスパイシーでおすすめです。

▼合わせて読みたい:
スパイシーつながりで、以下の本も爽快な辛さで夏にぴったりです。

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詳しくはこちら。

※今日は、です。

▼次にすること:
・手元にある成功本を、今回の8つのポイントに沿って読み返してみる

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