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無理せずに貯金する5つのステップ

By: Images MoneyCC BY 2.0
  1. 口座に入金された給与などを一度全部引き出す
  2. 公共料金など、決まって出ていく支払いのための口座に入れる
  3. 生活などに使うお金を3つに分けて十日ずつ使う
  4. 2と3であまったお金をおろしにくい「未来口座」に入れる
  5. 3で10日後に残ったお金を「お楽しみ口座」に入れる


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改めて言うまでもないことですが、これは投資や財テクをするというほど、お金の管理が上手な人向けのやり方ではありません。「気がつくと、なぜかお金がなくなっている」という人向けの方法です。

ただ、たとえば「時間の管理」など、およそ「油断しているとあっという間に流れ去る」対象の管理方法として、基本的な考え方が押さえられています。そういう意味で、「とにかく困っている」人はまず、試してみるとよいでしょう。

1.口座に入金された給与などを一度全部引き出す

こうしないで「必要に応じて」使っていくと、「気がつくとなくなっている」という事態に見舞われるわけです。つまり、全体量をいったん把握してから、それを日ごとに分配するのと、必要に応じた消費量の総和とは、違うわけです。

これは単純な認知ミスですから、いったん全体量を把握して、次に必要量をさし引くという方法をとることで、ミスを未然に防ぐことができます。時間に関しても同じです。ただ時間は全体量の把握が容易(1日は24時間、1ヶ月は720時間)ですので、分配方法だけがポイントとなります。

2.公共料金など、決まって出ていく支払いのための口座に入れる

生活をしている以上、決まって出ていくお金というものはあるでしょう。公共料金と税金は、すぐに思いつきます。公共料金は、季節によって若干の変動がありますが、3ヶ月の平均を取れば、かなり正確な見積もりが出ます。

時間も同じで、たとえば睡眠時間は、当然「天引き」されることになります。会社に通っている方でしたら、通勤時間も削れません。また、毎日の業務で、決まって費やされる時間もあります。これらの総時間は、「自分の持ち時間」から自動的に差し引かれることになります。

3.生活などに使うお金を3つに分けて十日ずつ使う

これは1で問題にした「認知ミス」を起こさせないための工夫です。べつに十日でなくてもよくて、七日でもかまいません。要は、人が感覚で管理できるお金の額は、あまり大きくないということです。

同じ事はやはり、時間についても言えます。会社に行って、「これから十時間で何ができるか?」と直感的に考えようとする人はほとんどいないでしょう。「午前中でこれができるか?」「十時までにメール処理が終わるか?」と考えるはずです。小分けにすることで、見通しが立てやすくなるのです。

4.2と3であまったお金をおろしにくい「未来口座」に入れる

言うまでもなくポイントは「おろしにくい口座」です。つまりこの口座のお金には、非常事態を除き、極力を手をつけないことが大切なのです。いわゆる「貯金」はここに貯まっていくことになります。

時間については、「自由時間」を「口座」にとっておくことは不可能です。そこでたとえば、三ヶ月後に「海外旅行のツアー予約をしてしまう」ということが考えられます。

5.3で10日後に残ったお金を「お楽しみ口座」に入れる

三つに分けたお金があまったからと言って、「次の十日」に加算しては意味が薄れます。これは本来「貯金」に回すべきだと思われるかもしれませんが、これをも「未来口座」に入れてしまうと、精神的にきつくなるので、著者は「お楽しみ口座」という「バッファ」を設けているわけです。

時間について考えてみると、仕事を早く終わらせたからと言って、たとえば「海外ツアーにそのぶん長く滞在する」というわけには行きません。私は、仕事と仕事の合間には必ず休憩時間を取るようにしているのですが、仕事が早く終わった時は、休憩時間に加算せず、予定の休憩時間だけに抑えて、仕事に戻るようにしています。

そうすることで、あまらせておいた時間のいわば「アドバンテージを見る」のです。そして、他の仕事が厳しくなった時などに、その時間を回すわけです。

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