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途中で挽回可能な数値目標の立て方
2008/01/16 Wed 23:59 by 大橋 悦夫 このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリを含むはてなブックマーク

タグ:結果が欲しいとき / 継続力をつけるには? / 習慣を変えるコツ / 『すごい「実行力」』

前々回のエントリーでは、数値目標の設定とゴールイメージの確認について書きましたが、今回は数値目標の設定について、もう少し踏み込んでみます。


「まぁ、いいか」とあっさり諦めてしまう数値目標


せっかく目標を設定するのですから、達成したいもの。

となると、目指すべきは、

 達成できる数値目標

ということになります。

でも、簡単に達成できるような目標なら、そもそも不要でしょう。目標を設定するからには、それがあることによって、自分の行動に変化が生まれる、もっといえば、自分の行動を変化させざるを得ないように追い込む必要があります。

つまり、いつもの自分のやり方では達成できないところに目標を据えなければ、新たなやり方は手に入らないのです。

そういう意味では、目標の役割は、新たなやり方を思いつくための触媒といえます。

とはいえ、到底達成できそうもないような高すぎる目標は、それだけで取り組む意欲を奪いかねません。やってもやらなくても負けは見えている、となれば誰も行動を起こさないでしょう。

それゆえ、「達成できる数値目標」である必要があるのです。


途中で挽回可能な数値目標


今回の文脈における「達成できる数値目標」が備えるべき資質は、そこに至るまでの間に繰り返される試行錯誤を許容する寛容さです。やり方を変えながら、トライアル&エラーを重ねる過程で、

 「これなら行けるかもしれない」

という手応えを感じさせる程度の懐深さ、あそび、フレキシビリティ。それらがなければ、新しいやり方の“開発”は困難になります。たった一回のミスさえ許されなくなるからです。


例えば、

 「1週間毎朝5時に起きる」

という目標と、

 「1週間の平均起床時刻が5時より前になるようにする」

という目標を考えるとき、前者は一度でも「5時」に起きることができなければアウトです。

でも、後者は、初日に10分寝坊したとしても、翌日に4:50に起きれば、遅れを取り返すことができます。これで“リセット”されますから、3日目は再び5時起きのチャレンジができます。

このフレキシビリティは、寝る時間をずらしたり、枕を変えたり、目覚まし時計を1つ増やしたり、など様々な工夫を試しながら、最も効果が出る組み合わせを試行錯誤を通して見いだすための余裕があることを意味します。

 1.やってみる
 2.結果が出る
 3.別のやり方でやってみる
 4.別の結果が出る
 5.さらに別のやり方でやってみる
 6.さらに別の結果が出る

この一連のステップを繰り返しながら、最適解を探っていくわけです。同時に、このやり方で取り組むことによって、自然と続けるモチベーションが得られます。

 「このやり方ではどうだろう?」

という、ある種のワクワク感が生まれるからです。


自分を導く“パンくず”ナビ


このことは、文脈はことなりますが、『すごい「実行力」』という本に書かれている以下の部分につながります。

ポイントカードは、デパートなどで発行されるものと同じ仕組みです。適当な台紙にマス目を作り、行動するたびにスタンプやシールで埋めていきます。自分でも驚くほど効果があります。

早起きを習慣にしたい人は、こんなルールをつくってみてください。

「時間通りに起きられた日は1ポイント。時間前に起きた日は2ポイント。」

スタンプが一杯になったらごほうびとして何か買うのもいいでしょう。高価な品物ではなく、ちょっとうれしいもの、たとえば好きなCDや映画のチケットなどで充分です。観たい映画が公開されていたら、それをごほうびに取り入れましょう。

ポイントカードの効用は、たまっていくことで楽しみやワクワク感が味わえることですが、これに加えて、

 ・ゴールまでの距離(未来)
 ・これまでに歩んできた道のり(過去)

という2つを知ることができます。つまり、過去を知り、これを未来にそのまま延長していくことで、延長していった先に目指している目標があるかどうかを確かめることができるのです。

なお、『すごい「実行力」』には、ポイントカード以外にも思わず続けたくなるようなちょっとした工夫ややり方が紹介されています。


最後に、今回のテーマの発端となった先日のイベントに参加された方々による数値目標とゴールイメージをいくつかご紹介します。

数値目標:12月31日までに音楽コンサートのフライヤーを24本製作する
ゴール:デザインツール(イラストレータ)の技術の向上
(↑33歳までに独立するための準備 ← 現在27歳)


数値目標:1月31日までに平均出社時刻を8:55以下にする
ゴール:社会復帰
(↑ほぼ毎日遅刻している)


いずれも、記録という“パンくず”を落としていくことによって、未来に延長していくことができる目標設定になっています。


▼関連:
新情報誌『DUAL』でワークスタイルを見直してみる 
新しい習慣を始める時に欠かせないもの 
習慣継続のための4つのアクション 




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