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新情報誌『DUAL』でワークスタイルを見直してみる
2007/11/26 Mon 23:59 by 大橋 悦夫 このエントリをはてなブックマークに追加 このエントリを含むはてなブックマーク

タグ:アイデアを発想するには? / 日常をドレッシングしたいとき / 習慣を変えるコツ / もっと時間が欲しいとき / 仕事環境を考える

「仕事ダメの人」にはなりたくない。

 でも、

「仕事だけの人」にもなりたくない。

ということで、オンとオフの両方を充実させたい20〜30代のビジネスマン向けの情報誌『DUAL』が刊行されたようです。今回、本誌を献本いただきましたので、内容をざっとご紹介。


「圧縮して一気に解放」を無理なく繰り返す仕組みを作る


創刊号の特集は、

 「時間リッチ」になれる100の方法

ということで、次の3つのセクションに分けて多面的にヒントやツール、サービスなどが紹介されています。

 1.“時間セレブ”に学べ!
 2.“プチリッチ”な時間の過ごし方
 3.「時間プア」にならないための“可処分時間”倍増術


ワタミの渡邉美樹社長、脳科学者の茂木健一郎氏、アートディレクターの佐藤可士和氏、そして、経営コンサルタントの大前研一氏という4人の“時間セレブ”たちの“時間リッチ術”が紹介されています。

たくさんありますが、気になったところをいくつか挙げると、

 ・「いつやるか」を決めて、あらかじめ時間を確保(渡邉社長)
 ・「就寝前10分の日記書き」で頭をスッキリさせて熟睡(渡邉社長)
 ・音楽で脳のモードを素早く切り換える(茂木氏)
 ・忙しくても就寝前30分は好きなことでリラックス(茂木氏)
 ・週2回のトレーニングはどんなに忙しくても続ける(佐藤氏)
 ・「空いたらやる」ではなく「やる時間を空けておく」(佐藤氏)
 ・週末の時間配分にこだわり、月曜の朝に疲れを残さない(大前氏)
 ・2〜3週間に1度、「癒しの日曜日」を設ける(大前氏)

いずれも、限りある時間を最大限に活用するための、経験に裏打ちされたノウハウといえるでしょう。分野は違えど、根底にある考え方は共通していることが窺われます。

その1つは、『レバレッジ・シンキング』の書評でも言及したある種の推進力を引き出すための方法といえます。

冒頭で引用した通り、パーソナルキャピタルがタイヤなら、マインドはエンジンということになるだろう。つまり、前進するための「やる気」である。そういう意味では、本書で紹介されている、パーソナルキャピタルを構築し、成果を上げていくための数々のテクニックや考え方は、「やる気」の有無に左右されないものといえる。逆にいえば、「やる気」がなくても、その方法にさえ従っていれば、成果を上げることができるわけだ。

 1つ1つ見ていこう。

  • 「労力」のレバレッジは、仕組み化と習慣によって、迷ったり考え込んだりするというロスを未然に防ぐ。
  • 「時間」のレバレッジは、時間割を作って時間を仕切ることで1つ1つの自己投資の密度を高める。
  • 「知識」のレバレッジは、ゼロから学ぶのではなく、前例のエッセンスに集中する。
  • 「人脈」のレバレッジは、お互いが相手に貢献できる何かを持ち寄ることで、マインドを高め合う。

 いずれも、放っておけば流れていってしまうものを意図的に押しとどめ、圧縮し、それを一気に解放したときに生まれる弾力を推進力に換えていることが分かる。

弾力は、一時的に圧縮(またはストレッチ)することで生まれるものです。時間の使い方にメリハリを持たせることはそのための具体的な方法といえます。

また、ぴんと張った糸よりも弾力をもたせたゴムの方が切れにくいのと同じように、人も収縮と弛緩のリズムを意図的に持つことで、肉体面でもメンタル面でも“長持ち”するはずです。

改めて書くまでもなく当たり前のことかもしれませんが、問題は忙しい現実の中でこれをどこまで実践できるか、そして継続できるかが問われているのだと思います。

そのためには、「圧縮して一気に解放」を無理なく繰り返す仕組みを作ることでしょう。あるいは、ツールやサービスを積極的に使うこと。


2番目のセクション「“プチリッチ”な時間の過ごし方」では、そのためのツールやサービスが紹介されています。例えば、大切なプレゼンがある「勝負の日」には、3000円前後で味わえるホテルの朝食でテンションを上げる、あるいは、ホテルのバーをデイタイムに打ち合わせ場所として使う、など、既存のサービスをここぞというところでうまく活用することが提案されています。


3番目のセクション「“可処分時間”倍増術」では、通勤や出張、家事やオフタイムといったシーン別に時間節約ツールやサービスがリストされています。


1つ1つは既知かもしれませんが、こうしてテーマに沿って集約されたツールやサービス群を見ていると、おのずとこれらの共通点が浮かび上がってきます。すると、

 「そうであれば、○○も同じように使えるんじゃないか?」

などと、発想が刺激されるようになります。ちょうどファッション誌をパラパラめくって、

 「あー、こういう組み合わせかー!」

というヒントを得るような感じです。


網羅的に書かれているため、現状の自分のワークスタイルを見直す上での落ち穂拾いにもなるでしょう。


» 20〜30代のビジネスマンのためのモノ&ライフスタイル実用誌『DUAL』


▼関連:
仕事に「ウェーブ」を取り入れる 
いつ、どれぐらい休めばいいのか 
「ハードワーカー」と「悩めるビジネスパーソン」からの脱却──『レバレッジ・シンキング』(ITmedia Biz.ID)
「THE21 2007年7月号」にてご紹介いただきました。




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