トップ > シゴタノ! > 気持ちがいいからやる気が出てくる
|
|
気持ちがいいからやる気が出てくる
仕事でも趣味でも、時間がたつのも忘れるくらいに、それこそ寝食を忘れて没頭することがあります。イヤイヤやっている時の対極に位置するこのようなモードを意図的に作り出すことができれば、と思うことがしばしばあります。 このような没頭モードは「報酬系」と関係がありそうです。「報酬系」とは脳の部位の1つで、具体的には、腹側被蓋野(ふくそくひがいや)という場所です。ここを刺激されると「どうも気持ちよさそう」ということが分かっているそうです。 これに関連して、『脳はなにかと言い訳する』では以下のようなネズミの実験が紹介されています。ネズミの腹側被蓋野に電極を刺して、自由にスイッチを押させます。すると、ネズミは喜んでスイッチを押して脳を電気刺激します。飲まず食わずでも、そのスイッチを押し続けてしまうくらいなので、よほど気持ちよいのでしょう。自分を見失ってしまうくらいの快感なわけです。 腹側被蓋野には「快楽を生み出す神経物質」と言われているドーパミンがたくさんあるそうで、それゆえここを刺激すると快楽がもたらされるようです。覚醒剤やニコチンもこの腹側被蓋野を活性化しているのではないか、と言われているとか。 いずれにしても、冒頭に書いたような没頭モードは、腹側被蓋野が活性化している状態と言えそうです。これまでに見てきた、やる気を出すための方法としては、 ●外発的動機付け ・ご褒美 ・小さなゴールを用意して1つ1つクリアする達成感 ●作業興奮 ・行為そのものがもたらす刺激 などがありましたが、これに加えて「褒める」という方法があります。 褒められたら、どういうわけかわかりませんが、人間は嬉しくなります。不思議な生き物です。 ご褒美、達成感、作業興奮、褒められること、いずれもが「報酬系」に働きかけて嬉しさや気持ちよさを引き出していると考えられます。 ここで、ふと思うことは、仕事をすることそのものが気持ちの良いことであれば、こういった工夫をしなくても済むのではないか、ということです。つまり、好きなことを仕事にすれば良いのではないか、と。 そこで、「好きなことを仕事にする」という恐怖という記事が思い出されます。 「好きなことを仕事にする」ことを真剣に考えるとき、感じる恐怖があります。 恐怖という言葉が何度か出てきます。恐怖を感じるのは脳の中では扁桃体という部位です。扁桃体については、「ストレスに強くなるには」というエントリーで以下のように書きました。 優れた企業経営者の中には自分を適度に追い込む(≠追い詰める)ことに長けている人が多いような気がします。自分を追い込むこと、すなわちチャレンジを繰り返すことによって、リスクを察知する「扁桃体センサー」が磨かれ、海馬が鍛錬されているわけです。 好きなことを仕事にすることというのは、実はリスクを取っていることになるのではないかと思うのです。それはある意味では自分に「好きな仕事だけで食っていけるようになる」というチャレンジを課すことになるからです。 とは言え、好きな仕事ですから、必然的に「報酬系」が刺激されるはずで、それゆえにやる気が高く維持され、しかも「好きなことだけに絞っている」というリスクと常に背中合わせにあるために、それがまた行動を促す、というサイクルが生まれます。 このサイクルがあまりにも高速に回転し始めるとちょっと息苦しくなってしまいそうですが、うまくコントロールできれば、「やる気を維持するシステム」として機能しそうです。 好きなことを仕事にすることは、この仕組みを予めビルトインすることになるのかも知れません。
|
» お知らせ 2009/06/12 19:45 パソナテック てくらぼ 成功している人に共通する2つの習慣掲載普遍的な「成功するコツ」というものはなかなかないと思いますが、「成功しやすくなるコツ」はあるのではないかと思っています。では「成功しやすくなるコツ」とはどんなものか? 様々な成功法則や成功哲学の本やセミナーから学んだことを集約すると、次の2つになるでしょう。 » 一覧
|
|
» スポンサー広告 |
|
» トラックバック
Received at 2006-10-11/18:59:57
by Travel on Rails
新しい日経ソフトウェアが届いてしまったので、あわてて先月号の日経ソフトウェアを読んだりしています。せっかくのRubyの......more
|
» カテゴリー
|
.


2006/10/11 Wed 13:24 by 



パソナテック てくらぼ
0. お知らせ
反省する
自分を前に進める

オーディオブック版
