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タスクリストの“常連さん”は「ダッシュ!」でやっつける

昨年6月に書いた「タスクリストの“常連さん”をやっつけろ!」以来、折に触れてその対策を検討している「先送り」ですが、久々に新しいテクニックのご紹介です。

Kick procrastination’s ass: Run a dash

My favorite tonic for procrastination–which I have mentioned in passing previously–is what I call a dash, which is simply a short burst of focused activity during which you force yourself to do nothing but work on the procrastinated item for a very short period of time–perhaps as little as just one minute. By breaking a few tiny pebbles off of your perceived monolith, you end up psyching yourself out of your stupor, as well as making much-needed progress on your overdue project. Neat, huh?

ということで、“dash”と呼ばれる手法が紹介されています。“dash”には3つの種類があるようです。適当にそれらしい日本語をあててみました。

 1.Time-based dash “何時まで”ダッシュ(いつまでだっしゅ)
 2.Unit-based dash “幾つまで”ダッシュ(いくつまでだっしゅ)
 3.Combination dash “見切り”ダッシュ(みきりだっしゅ)

1.Time-based dash “何時まで”ダッシュ(いつまでだっしゅ)

ターゲットとなる“常連タスク”に取り組むべき時間を決めて、取り組む。キッチンタイマーを使って、アラームが鳴るまでとにかく集中してやる。

取り組む時間は、短すぎず長すぎずがいいそうで、筆者によると8分がちょうどいいそうです(短すぎると何もできないし、長すぎても持たないので)。

2.Unit-based dash “幾つまで”ダッシュ(いくつまでだっしゅ)

ターゲットとなる“常連タスク”を一定の単位に分解し、決めた単位数だけ取り組む。例えば、10ページ読む(資料とか)、20行書く(論文など)、5個洗う(食器洗いはすぐやりましょうね)、など。

以前こちらでご紹介した「林式微分整理術」がまさにこれでしょう。

…この数学理論に従ったのが次の対策です。

 1.机の前に座るたびに、机上にあるものを何か1つだけ片付ける

あるいは、

 2.室内に入るたびに、室内のものを何か1つだけ片付ける

片付けるのは、どんなに小さなものでもかまいません。とにかく昨日よりほんのわずかでもきれいになっていればいいのです。

つまり、部屋の掃除という、ついつい先送りしてしまうタスクを「何か1つだけ片付ける」という極小単位に分解し、その代わり部屋に入る度に必ず行うようにする、という手法です。

個人的には、日々の繰り返しタスクの1つとして「デスクトップのファイルを1つ整理する」を実践しています。これは、文字通り(PCの)デスクトップにあるファイルを1つ整理するという極小タスクで、毎日欠かさず実践することによって、10日たてば10個のファイルが整理できる、というものです。

ついつい散らかりがちなデスクトップですが、毎日必ず1つ整理(捨てるか適切なフォルダに放り込む)することによって、「いつか整理しなくちゃな?でも今日は無理だな?」というのしかかってくるようなストレスから解放されます。毎日1個だったら、1分とかからずにできてしまう上に、「自分は毎日デスクトップを整理している。えらいなー」という誇らしささえ生まれます。

3.Combination dash “見切り”ダッシュ(みきりだっしゅ)

時間と単位数の両方のゴールを決めてスタート。どちらかの“終点”に達したら、やめる。

例えば、「8分間やるか、10ページやるまでやめない」というゴールを設定して始めて、8分たたなくても10ページまでいけば、もしくは10ページまで行かなくても8分たてば、即やめる、ということですね。

“ダッシュ”のゴールを設定するときは「笑っちゃうくらいささやかなもの(laughably modest)」にするのがポイントのようです。まとめると、

Above all, remember that this is all about doing something, so pick a goal at which you can’t possibly fail.

とにかく「やる」ことが大事。

<“常連さん”は「ダッシュ!」でやっつける>

無理のない時間または分量を決めて、脇目もふらずに「ダッシュ!」する